2023年のおすすめ防災記事9選!~「防災新聞」ライタートーク~

本サイトはプロモーションが含まれています。

ライターの永野です!

2023年も残すところあと半月…。毎年飽きもせず「1年早い~やだぁ」という時期がやってきました。

「防災新聞」では、3名のライターが日々災害関連のテーマや防犯、身近な危険から身を守るためのお話を記事にしています。2023年も幅広い内容の記事を公開してきましたので、今回は皆さんにぜひ読んでいただきたい記事をそれぞれ3本ずつピックアップしてご紹介したいと思います。

ライターお2人のプロフィールも、ぜひご覧ください!

目次

2023年のおすすめ防災記事~栗栖成之~

永野

早速ですが、2023年の執筆記事のなかから「この記事はぜひ読んでほしい!」というものを3本ご紹介いただけますか。

栗栖成之

僕はね、まず「線状降水帯」の記事。線状降水帯がどういうものかって、自分のなかでは何となくイメージはあったんだけど、どういう感じで発生して、どれだけの範囲があるのかとかってわからなかったので、結構詳しく調べて書きました。

永野

おお~。

Sachiyo

すごいですね

栗栖成之

それで、自分で線状降水帯のイメージのイラストを作ったんですよ。それを使って説明したり、線状降水帯がどれだけ発生しているのかっていうのをいろいろ調べてイメージ図を作ったり…。一生懸命、けっこう時間をかけて作ったので、割と思い入れが深いですね。

「線状降水帯が発生しやすい場所は西日本から九州が多い!そのほかの発生地域も解説」より
Sachiyo

分かりやすい!

栗栖成之

次にご紹介したいのが、「餓死するには3週間あれば十分な理由!」。「もしもシリーズ」を書き始めて3つ目か4つ目の記事で、これもけっこういろいろ調べて、酸素がなければ3分間で死ぬ、水がなければ3日間で死ぬ、食べ物がなければ3週間で死に至るっていう、サバイバルにおける「3・3・3の法則」っていうのも初めて知って。

永野

私も、この記事で初めて知りました!

栗栖成之

これを、実際に人体実験した人がいて記事にもなってるんだけど、かなりグロテスクに書いてあって…。それをオブラートに包んで伝えて、最終的には「3・3・3の法則」があるので水と食料は必ず備蓄しておきましょうという内容でまとめました。

Sachiyo

やっぱり備蓄は重要だね。

栗栖成之

最後は「ヒグマとツキノワグマの違いを知っておこう!」という記事。この記事は、「ワン子」と「シゲネコ」っていうキャラクターの会話形式で書きました。

Sachiyo

「人気記事」にも載っていますよね。

永野

キャラクターがかわいい!

栗栖成之

「OSO18」っていうヒグマの写真がないか探して載せたり、写真付きでヒグマとツキノワグマの違いを説明したりして。会話形式も自分で作っていて読みやすいかなと思ったので、3つ目のおすすめに選びました。

永野

栗栖さんの記事は、どれもオリジナルも含めたイラストや写真、会話形式など執筆方法の工夫で、知らない話題や興味のなかったテーマも読みやすく仕上がっているな。

2023年のおすすめ防災記事~須江幸代~

永野

続いて、須江さんが皆さんに読んで欲しい、おすすめしたいという記事を紹介してもらえますか?

Sachiyo

はい。まずは「DPAT」に関する記事です。

Sachiyo

この記事を選んだのは、災害時に心のケアをしてくれるスペシャリストの存在を知って欲しかったからです。災害時って、誰でも大きなストレスを受けるのが当たり前で、それによって心の不調が出るのも当たり前のこと。

栗栖成之

そうだよね。

Sachiyo

さらに、発災直後だけじゃなくて、何ヵ月、何年も過ぎてから現われる心の不調もある。そのときに1人で悩むんじゃなくて、こういうスペシャリストがいるよっていう。DPATになってる人たちは、精神ケアのプロなので、チームそのものはもちろんだけど、チームに所属する医師や看護師さんなどは各職場においても患者さんの“味方だよ”、ということを伝えたいです。

永野

まさに「万が一のために、学んで備える。」という防災新聞のテーマにぴったりの1本ですね。

Sachiyo

次に選んだのは、「性暴力被害の相談」に関する記事です。

Sachiyo

これも、相談先があることを知ってもらう機会になればいいな、という思いで書きました。いまでこそ、性暴力ってテレビでもいろいろ話題になってるけど、やっぱりすごくデリケートな問題が故に誰にも相談できない、相談するのをためらう人も多いと思うんですよね。

栗栖成之

辛い記憶を思い出して打ち明けるのは、簡単なことじゃないよね。

Sachiyo

そう。それで結局、相談先がいくらあってもそこににたどり着けないで悩んでしまうという人がいるだろうと思って。でも、相談するハードルはすごく高くて、相談したことによって生まれるつらさもあるかもしれないんだけど…。それでも、相談には時効がないし、何か行動するきっかけとして相談先の存在を知ってもらえたらという気持ちです。

永野

選択肢があって選ばないのと、何もないのとでは違いますもんね。

Sachiyo

3つ目にご紹介したいのは、1978年(昭和53年)に発生した「宮城県沖地震」に関する記事です。

Sachiyo

タイトル通り、宮城県沖地震ではブロック塀の下敷きで亡くなった方が多かったというのが主なテーマとなっています。この記事を選んだのは、ブロック塀による犠牲者はもう出て欲しくないからです。

永野

45年経っても危険なブロック塀がまだあるということも書いてありますね。

Sachiyo

そうなんです。5年前の2018年にも、大阪で小学4年生の子がブロック塀の事故で亡くなってしまっているんですよね。じゃあどうしたらいいかっていうと、大事なのはまずはそれぞれが身の回りの危険な場所に気づくことかなと。ブロック塀って、個人のお宅で設置していることも多いですし、費用も安くないので直すとなるとハードルが高くなってしまいます。

栗栖成之

そうだよね。

Sachiyo

でも危険なものだということに気づいて、さらに見過ごさないで、できるならそれぞれ声を上げて欲しい。それが、改善に向かうきっかけになればなと思っています。

栗栖成之

関西のほうでは、テレビでブロック塀の特集をけっこうするんですよ。全部が危険なわけじゃないけど、気をつけなきゃいけないものはまだまだあるよね。

Sachiyo

そうですね。ブロック塀がなくても自動販売機や電柱とか、地震が起きたときに危険物となる存在、身近な場所にある危険に気づくきっかけにもしてほしいです。

永野

一部の人が悩んだり苦しんだりしていること、もしものときの危険…。須江さんの記事は、幅広い立場の人に寄り添っていて、本当にお人柄が出ているなぁ。

2023年のおすすめ防災記事~永野栄里子~

永野

では、私が読んでいただきたい記事をご紹介しますね。1つ目は「タクティカルペン」に関する記事です。

永野

これは、実際に2本のタクティカルペンを段ボールに刺してみたり、ペンとして使えるのか試してみたりした記事で…。商品紹介記事は定期的に書いていたんですけど、実際に使ってみないとわからないこともあるじゃないですか。

Sachiyo

そうだね。

永野

タクティカルペンなんて普段使わないので、危険性とかもわからないし。使ってみてわかったことをレビューするのは初めてだったので、個人的に思い出深かったのと、タクティカルペンを日常的に使う人も少ないと思うから、参考になればと思って選びました。

栗栖成之

なかなか触れる機会はないよね。

永野

2つ目は「PayPay(ペイペイ)の危険性と安全性」についてまとめたもの。スタンダードな「防災」のテーマから離れて、身近に潜む危険について書いてみようって始めた最初の頃の記事です。

永野

私自身もPayPayを使っているので、危険だったらいやだなーと思って調べていたんですけど、実際、いまはそんなに危険性はないですよという結論に至りました。過去にあったトラブルから、現在PayPayがどんな安全対策をしているかとか、利用する人がより安全に使うためにどういった対策をするとよいかをまとめています。

栗栖成之

スマホのなかでも「自衛」も重要だね。

永野

最後は、お2人にはもう何回もお話してるんですけど(笑)。ポイ活を実際にやってみたという体験レポです。

永野

ポイ活でいくら稼げるかって調べると、月に1万円とか数千円とか、うまい話ばっかり出てくるんですよ。

Sachiyo

(笑)。

永野

本当に頑張って、毎月コンスタントに5,000円以上稼いでいる人も実際知ってますけど、誰でもそこまで稼げるわけじゃない。特に、スキマ時間を有効活用したい、副業的にやりたい人って、リアルな数字を知りたいだろうなと思ったので、実際に1ヵ月挑戦しました。スキマ時間がどれくらいあるかにもよりますが、数千円なんて夢のまた千円。初月が1,300円弱で、実は9月・10月も地味~に続けてたんですけど、500円ずつぐらいしか稼げませんでした。

栗栖成之

えぇ~…。

永野

いくら稼げるかに加えて、3つのアプリを使ってポイ活したので、アプリの使用感やメリット・デメリットもまとめました。この記事も含めて、今回選んだのはどれも「災害」からはちょっと離れた日常系の記事ですが、生活のなかで役に立てばいいな~と思っています。

2024年の「防災新聞」は…?

永野

1年を通していろいろな記事を書いてきましたが、もう年末も近いということで、来年の抱負とかありますか?

栗栖成之

もっともっとたくさんの人に、防災新聞の記事を読んでいただきたいっていうのが目標ですね。そのために、記事のテーマや作り方も試行錯誤してやっていきたいと思ってます。

Sachiyo

わかりやすくて読みやすい記事を読んでいただきたいですね。

永野

方向性は皆同じ!ですね。

Sachiyo

栗栖さんの会話形式の記事って読みやすいけど、キャラクターのシゲネコちゃんって自分で描いたんですか?

栗栖成之

あれはフリー素材!自分では描けんよ(笑)。

Sachiyo

そうなんだ、隠れた才能があるのかと思った(笑)。

永野

何でもできそうですもんね(笑)。

栗栖成之

アレが描けたら、自分でマンガ描いてるよ(笑)。

永野

それぞれの得意や個性を生かして、来年もよりよい記事を書いていけたらいいですよね。今年も1年ありがとうございました!

栗栖成之

そうだね。来年も、頑張りましょう。よろしくお願いします!

Sachiyo

2人とも、よいお年をお迎えください!

おわりに

私たちが考える防災」を機に、ライター3人で話をする機会が増えましたが、今回も1年を振り返っていろいろなお話ができました。私が読んでいておもしろい、よいなと思う記事と、栗栖さん・須江さんそれぞれが自薦された記事が全然違っていたのも、面白かったです。

年齢も住んでいるところも、防災に関する知識の量も経験もまったく異なる私たち防災ライターですが、「多くの方の生活や、万一の場合の危険を軽減・回避できるような情報をお届けしたい」という、共通の思いを持っています。今回ご紹介した記事をはじめ、サイト内に掲載しているさまざまな記事に目を通していただき、行動するきっかけや参考にしていただければ幸いです。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
詳しいプロフィールはこちら

目次