「防災」とは身近な災いを防ぐこと!私たちが考える「防災」と「防災新聞」

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ライターの永野です!

2021年より「防災」をテーマにさまざまな情報を発信している「防災新聞」。本メディアではライターやディレクターが毎月ミーティングを開いています。しかし、ライターだけで話をする機会はこれまでありませんでした。

個人的に、以前から「ちょっとライター同士でいろいろと話してみたいな」と思っていたところ、念願叶って「座談会」の機会をいただけたので、今回は1時間半、たっぷり3人で語った内容を抜粋してご紹介します。

テーマは「防災とは」。メディア立ち上げからご一緒させていただいている栗栖さん、須江さんと、「防災新聞」というメディアや、私たちが考える「防災」についていろいろなお話ができたので、ご一読いただければ幸いです。

「防災」とは…災害を防止すること。(Oxford Languagesより)

一般的に「防災」というと、地震や台風、土砂崩れなどの「自然災害」を防いだり、災害から身を守ったりすることをいいます。しかし災害に留まらないテーマを取扱う「防災新聞」で、日々ライターの我々が「防災」をどう捉えて執筆にあたっているのか、お伝えしたいと思います。

お2人のご経歴などは、以下の記事よりお読みいただけます!

永野

我らが「防災新聞」のキャプテン!常に新しいことに目を向け、チャレンジされている姿に刺激をいただいています。

永野

文章からもにじみ出る、丁寧さと優しさが素敵な方。ご近所のママ友だったら、絶対頻繁にランチに誘ってる…!

目次

「防災新聞」への1歩は、「ママワークス」から

永野

本日はよろしくお願いします!

栗栖成之

よろしくお願いします。

Sachiyo

よろしくお願いします。

永野

早速なんですけど、お2人が「防災新聞」というメディアでライターをやりたい、やろうと思った経緯やきっかけが聞きたいです。

栗栖成之

ライターの仕事は2014年から副業でやってたんですけど、そのあと会社を辞めて1年ほど休養して、自営で起業したんですね。一応、パソコンの組み立てとか、ホームページを作ったりできるんですよ。

永野

えー、すごい!

栗栖成之

で、旅行会社の仕事をいくつかしていたんですけど、コロナで旅行がダメになって、どうしようって。いろいろ調べてたら、「防災」で引っかかってきたのが、ママワークス(※)やったんですよ

※在宅支援サービス「ママワークス mama works(https://mamaworks.jp/)」

Sachiyo

うんうん。

栗栖成之

でも「ママ」ワークスでしょ?男性が登録してもええの?っていうのがすごいあって悩んだんだけど…。

Sachiyo

永野

栗栖成之

でも別に男性はダメとは書いてないんでとりあえず登録して、せっかくだったら防災士の資格もあるし、防災系の執筆できたらと思って探してたら、防災新聞があったんでっていうのが、僕の経緯です。

永野

なるほど。

Sachiyo

プロフィールにも書いたんだけど、私は元々行政関係で働いてたんです、非常勤で。で、異動とかいろいろあったせいか体調を崩したんですよね。その後、契約更新の時期がきて、組織改編とかもあったので辞めようってことで退職したんです。

栗栖成之

うんうん。

Sachiyo

そのあともめまいがひどくてしばらくお仕事ができなかったんですよね。それからちょっとずつよくなってまた外で働いたんですけど、体調が悪くなってまた仕事を辞めてっていうことになったんです。

永野

大変…。

Sachiyo

だから、外で働くとまたご迷惑をかけてしまうかもしれないと思って。もともとパソコンがちょっと得意だったのもあって、パソコンで何かできるかなっていうので探そうと。それで、ママワークスで「防災新聞」の募集を見つけて、「防災」っていうキーワードが初めてピーンときて、印象に残ったんです。

永野

ママワークスで、いままでにないテーマでの募集でしたよね

Sachiyo

防災の資格とか被災経験がある方っていうのが応募条件にあって、東日本大震災で被災したっていうのは1つの経験ではあるけど、それを特に公に発信する機会はそれまでなくて。それでもしかしたら、私の被災経験が、誰かの、何かの役に立つのかもしれないなぁ・・・と思って、応募したのがきっかけかな。

永野

私は、防災の知識とか被災経験があるわけじゃないんですけど。でも「防災」っていい意味でとっつきやすいテーマというか、雑学より専門的だし、保険とか金融みたいな苦手意識や難しさもなくて、自分の生活にも役立つ知識が得られるし、いいなと思ったんですよね。それで応募しました。

栗栖成之

やっぱり、ママワークスだね。

「防災新聞」ライターとして、いま感じること

永野

そんなわけで、それから2年ちょっと経ったわけなんですけど…。どうですか(笑)?

栗栖成之

個人的な感想でいうと、いい意味で自分で考えながらやれるっていう自由度があるのは、「防災新聞」ならではだなと思う。自由に組み立てられるし、書き方も自由だし。

永野

栗栖さんは元々防災士の資格もお持ちで、知識があるじゃないですか。「防災新聞」の執筆を通して、新たに学ぶこととかってあるんですか?

栗栖成之

あるある。たとえば、この前執筆した火災保険とか。防災士になるため、半年間専門施設に通って、座学や実技を受けてるから、一般的な「防災」の基本は知ってるよ。でも「防災」って、広いんでね。調べることはいまでもいっぱいありますよ。

Sachiyo

なんか、すらすら書けるから羨ましいと思ってた(笑)。

栗栖成之

いやいや、もう終わった。すらすら書けるやつは全部書き切った(笑)。

永野

Sachiyo

私がこの2年で感じてることは、「防災」っていうことでは、最初の頃に書いた記事っていうのは、震災で津波から逃げた状況とかがフラッシュバックしてきてたんだよね。なので、被災経験をライターとして客観的に伝えなきゃいけないっていう、大変さがあったかな。

永野

被災した方にしかわからないことが、たくさんありますもんね。

Sachiyo

被災経験で感じることはみんな違うけど、私が経験したことを文字にして、何か伝えられることがあるかもしれないから書こうって向き合っていたんです。それが2年やっていくなかで、執筆のなかで熊本地震や御嶽山の噴火、西日本豪雨っていろいろな災害のことを学ばせていただいて、やっぱり被災者は私だけではないっていうのをものすごく感じて、おかげさまで冷静に向き合うことができるようになりました。

栗栖成之

なるほど。

Sachiyo

もう1つは、「防災」は“街づくり”につながるんだっていうのを痛感しました。防災について書いていると、普段の生活につながっていくのをすごく感じるようになったかな。

さまざまな「災い」を「防ぐ」、それが「防災新聞」だ!

Sachiyo

「防災新聞」も最初は「これぞ防災!」なテーマだったけど、どんどん生活に寄り添った内容になったときに、私は被災経験者っていうところで入ったのと、ライターとしてのスキル不足もより感じるようになって、どうしようかなって…。

永野

内容が幅広いですもんね。

Sachiyo

そうなんです。でも続けるなかで、やっぱり命が危険に脅かされる病気も事故も怪我も、すべての「災い」を「防ぐ」っていうのが防災だって気づけたかな。

永野

でも「東日本大震災」というテーマでも、まだまだ伝えられることがきっとありますよね。

Sachiyo

多分、本当はもっとあると思う。だから客観的に栗栖さんのお話とかを聞いてると、「あ~わかるわかる、それ3.11でもあったよね」って感じることはあるから、そこは私のこれからの課題かもしれない。

永野

「災い」から身を守るって考えると、テーマは本当に幅広いですよね。私、最近はマネー系とかクラウドソーシングサイトのテーマ中心で、「防災とは?」みたいになっちゃうときもあるんですけど…。

栗栖成之

でも逆の見方をしたら、なんでも防災になっちゃうの。子どもが外で転ばないように何かをするのも防災だし、自分や他人の身の安全や家の安全とか、すべて。

永野

なるほど。逆に自分は防災に関する専門的な知識も被災経験もないので、日常的なテーマのほうがとっつきやすいですけど。ただ商品紹介とかも、ただ良質な商品や人気商品を紹介するだけじゃなくて、やっぱり「防災」につながるものにしないとなとか、かけ離れすぎるのはよくないなと思ってます。

栗栖成之

たとえば100均でスライサー、売ってるでしょ?包丁を使うと指を切るけど、スライサーだったら手を切らないじゃん。「指を切らないようにしましょう」っていうのも「防災」だからね。

Sachiyo

「防災新聞」が目指しているのは、そのスライサーを使って日常の危険に備えるといいよっていう。「これぞ防災!」だけじゃないのが、軸というか…。

永野

どんなテーマでも、最終的にやっぱり「どういう防災であるか」っていうのは大事ですよね。スライサーだったら「これが使いやすいです」ということよりも、「手を切らない」ということを第一に考えるとか。

栗栖成之

そうそう!

さ~て、今後の「防災新聞」は…?

永野

いろいろ話してたら、1時間経っちゃいましたね(笑)。

栗栖成之

しゃべり出すとあっという間でしょう。

永野

ですね!じゃあ最後に…今後「防災新聞」で取り上げていきたいことなどはありますか?

栗栖成之

たとえばだけど、いま、日本だけじゃなくて世界中でいろんな気候変動が起きているから、それを調べて「2023年の総括」とか。今年はこういうことがありました、ってね。

Sachiyo

うんうん。

栗栖成之

ライターとしてもちろん調べるけど、自分が全部伝えるんじゃなくて、調べたことを「皆さん、どう思います?」って投げかけてもいいと思う。防災の正解は数値的なものでしかないからね。災害が起こったとき、「ただちに命を守る行動を取ってください」っていう特別警報も作られた。じゃあどうするの?っていわれても、「命を守る行動」って、具体的にはないのよ。

永野

あ~…。

栗栖成之

正解がないから、僕らも確かな情報を伝えることも大切だけど、「自分はこういう風にするよ」っていうことを伝えていけばいいと思う。

永野

そうですね。知ってもらうことも大切だけど、読んでくださった方が「じゃあどうするか」っていうことを、考える機会にもなるといいですよね。

Sachiyo

そうだね。基本は「自助」の気持ちがベースだと思うからそれを伝えて、でも「自助」だけでは助からないことも必ずあるから、「共助」っていうところにいく。そこで、街づくりの課題と防災の課題がつながるような気がします。

永野

うんうん。しかし、「防災新聞」というメディアが始まってもう2年って、早くないですか?

栗栖成之

早いね~。

Sachiyo

おかげさまです、本当に。

永野

今後はこうして定期的に話しましょう!

栗栖成之

うんうん、いいと思う。そしたらこんなのどうだろうって共有できるし、今後は共同作業で書いたり、シリーズ化して順番に書いたりもしていきたいね。

永野

1つのテーマについて、それぞれの視点で書くとかも、面白そうですよね。これからの「防災新聞」がますます楽しみになりました。多くの方に読んでいただける、よりよいメディアを作っていきましょう!本日は、ありがとうございました。

栗栖成之

ありがとうございました!

Sachiyo

ありがとうございました!

おわりに

1時間も話せるか、うまく進行できるかと、楽しみながらも不安を抱きつつ臨んだ座談会でしたが、話し出すと話題は尽きず、まだまだ5時間ぐらい語れそうな勢いでした(笑)。ミーティングでは話題にならないプライベートな話などもでき、楽しかったです。

冒頭でも解説したとおり、「防災」とは災害を防止することをいいます。こうした一般的に連想される「防災」はもちろん、防犯や身の回りの危険、保険やポイ活まで、幅広いテーマを取扱う「防災新聞」。

その根底にあるのは、「さまざまな災いを防ぎ、安全・安心の暮らしを送って欲しい」「日頃から自分を守る行動に役立てるとともに、災害時にも生かして欲しい」といった、ライターの強い思いです。今回の座談会で、改めて私たちライターが「防災新聞」というメディアを通し、何を伝えていきたいのかという方向性を確認できたので、これからもそれを自分たちなりの文字に変えて発信していきたいと考えています。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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