地震で停電したら火災を防ぐ行動を!あると便利な停電対策グッズもご紹介

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地震後におきる停電は、恐怖心や不安をより一層大きなものにします。それは「暗い」だけではなく、停電によって日常生活に不便が生じるためかもしれません。

ですが、地震による停電は、不便なだけではなく、「火災」という二次災害を引き起こしてしまう危険なものです。

そこで今回は「地震で停電したとき、火災を防ぐためにすべきこと」を解説し、災害時の不便を少しでも解消できるよう、停電対策グッズと関連する参考サイトをご紹介します。

停電対策がまだの方はもちろん、停電時の対応に不安がある方も、ぜひ最後までご覧になってくださいね。

目次

地震で停電したらブレーカーを落とす~電気が復旧したらプラグを抜く~

停電が解消して電気が通るようになった時、火災が発生することがあります。この火災は、地震の揺れで倒れた家電製品や、倒れた物などで損傷した電源コードから発火することで引き起こされ、「通電火災」と呼ばれています。

通電火災を防ぐためには、地震後に停電したらブレーカーを落としておくこと。

こうすることで、電気が復旧しても、家電製品に電気が通らずにすみます。

そして、復旧時には次の手順でブレーカーを戻します。

電気復旧後の操作(ブレーカーを上げるまえにすること)
1.コンセントにさしてある、家電製品の電源プラグを抜く
2.ブレーカーを上げる
3.家電製品の電源プラグを、ひとつずつコンセントにさす(※)

 (※)注意 3. 家電製品の電源プラグをコンセントにさしたとき、ブレーカーが落ちたら、その家電製品はショートしている可能性があります。火災につながる危険があるため、使用は控えましょう。

それでは次に、あると便利な停電対策グッズと参考サイトをご紹介しましょう。

自動的にブレーカーが落ちる「感震ブレーカー」

日常的に操作する機会のないブレーカーを、地震後の気持ちが動揺するなか扱うことは、ハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。

その場合には「感震ブレーカー」が便利です。

「感震ブレーカー」は、一定以上の揺れがおきた場合、自動的にブレーカーが落ちて、電気の通りを遮断するものです。電気工事が不要な簡易タイプであれば、3,000円程度から購入することができます。

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「蓄光テープ」があると安全に行動できる

蓄光テープとは、日光や電気によって光を蓄え、暗いところで光るテープのこと。

先述したブレーカーの操作ですが、日中であればブレーカーの場所まで容易に行くことができますが、夜間に停電がおきた場合には、そこに行くこと自体が困難になります。

そこで、蓄光テープをブレーカーに貼っておくことで、停電時でもその場所がわかりやすくなるので便利です。

また、懐中電灯などの明かりがない中の移動は、ケガをするリスクがあります。

したがって、停電時に明かりを確保することは、安全に行動できるようにするだけでなく、通電火災を防ぐための対策を取るうえでも、非常に大切なことと言えるでしょう。

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日常生活は停電したら使えなくなる物ばかり?!

私たちの日常生活は、実に多くの場面で電気を使用しています。そこで、ここでは一度、停電によって使うことができなくなる物を確認し、どのような点で不便になるのか見てみましょう。

停電になったら使えなくなる物(一例)

「体調管理」
 エアコン、扇風機、暖房器具、エコキュート・電気温水器 など
「食事」
 冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、オーブントースター など
衛生面」
 洗濯機、掃除機、空気清浄機、ドライヤー など
「娯楽」
 テレビ、ゲーム機 など

停電と聞くと「明かりがなく暗い」状況が容易にイメージできますが、そのほかにも「食」や「衛生面」といった生活そのものにも多大なダメージが起こり得るのです。

それでは、停電対策としてあると便利な防災グッズをご紹介していきましょう。

懐中電灯だけじゃない「防災ライト」

停電にともなう明かりの確保に「懐中電灯」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?「懐中電灯」は手元や足元を照らす際には便利ですが、それ以上の範囲を照らしたい場合には物足りない感じもあります。 

停電対策には、懐中電灯よりも広い範囲を照らすことができる「ランタン」や、手に持たずとも手元や視線の先を照らせる「ヘッドライト」といった防災ライトがあると、作業しやすくなったり不便な状況がより改善するでしょう。

まだ停電への対策グッズを備えていない方は、はじめに防災ライトの購入を検討するのもよいですね。

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「クーラーボックス」を冷蔵庫の代わりに

停電で冷蔵庫が使えなくなると、特に夏場は食品の腐食が心配です。そこで役に立つのが「クーラーボックス」です。キャンプのときはもちろん、停電時には冷蔵庫の代わりに食品を保管しておくことができます。長時間の保冷は難しいとしても、電気の通っていない冷蔵庫にずっと入れておくよりは、食品を長持ちさせることができるでしょう。

クーラーボックス内を冷やすには、保冷剤のほかに、水が入ったペットボトルを凍らせたものも使えるので、普段から冷凍庫に作っておくと良いですね。

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充電もできる「多機能ラジオ」で情報収集

停電によって、テレビからの情報収集ができないときには、スマホやラジオが役立つでしょう。ですが、停電下ではスマホの充電も思うようにできません。そこで役立つのが、ラジオ以外の機能もあわせもつ「多機能ラジオ」です。

「多機能ラジオ」には、ソーラー充電ができたり、ライトやアラーム機能が備わったものもあり、停電時には、一石二鳥の機能が満載です。

災害時には、正しい情報を得て、適切な行動をとることが非常に重要です。間違った情報や噂に惑わされないためにも、ラジオやスマホで情報収集しましょう。

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まとめ(Q&A)

今回お伝えした内容をQ&Aで簡単にまとめます。

突然おこる地震、そして停電時には慌ててしまいますが、事前に知っておくことで落ち着いて行動できることもあります。ぜひ、一歩ずつ災害への備えを進めてみてくださいね。


【参考文献】
NHK 首都圏ナビ「地震、首都圏の大規模停電なぜ起きた?復旧後の通電火災も要注意」https://www.nhk.or.jp/shutoken/shutobo/20220317a.html?msclkid=f256e990b4dc11eca4b5ac6d099e3cc2

(以上)

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

東北出身&在住フリーライター。
広告代理店・NPO・行政で勤務後、在宅ワーカーに転身。
妊娠中に東日本大震災に遭い、津波から避難・仮設住宅で子育てをする。
本サイトでは「命を守るために知っておきたいこと」「日常に潜むリスクへの備え」などについて発信します。
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