防災ライトの種類と選び方!非常用ライトの機能を解説

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災害時に備えるさまざまな防災グッズのなかでも、欠かせないアイテムの上位に入るライト。暗い場所での使用をはじめ、幅広いシーンで活躍するライトですが、防災用を選ぶ際には注目したいポイントがあります。

今回ご紹介するのは、防災ライトの選び方、ライトや電源の種類などです。防災ライトのさまざまな便利な機能についても触れていますので、防災ライトご購入の際の参考になれば幸いです。

目次

非常時に欠かせない「ライト」

地震や台風などの災害が起こると、電気系統がダメージを受け停電になる可能性があります。自宅で待機する場合、また被災した場所から安全なところへ避難する場合にも、夜間には明かりがないと周囲の様子がわからず大変危険です。

ライトは災害時にさまざまなシーンで活躍しますので、防災セットに入れておく、わかりやすい場所に置くなどして、いざというときにすぐに取り出し使用できるようにしておきましょう。

防災ライトの種類と特徴

防災ライトと一言でいってもその形状はさまざまです。大きく3つあるライトの種類を確認しましょう。

懐中電灯

懐中電灯は、昔ながらの手に持つタイプのライトです。懐中電灯には次のようなメリットがあります。

懐中電灯のメリット

・大きさや形状が豊富で、用途や使用する人によって最適なものを選べる
・手に持っているので自由に動かし、照らしたいところに向けられる
・ものによっては照射距離が長く、遠くまで照らせる

ただし懐中電灯を持つと片手がふさがってしまうため、両手を使った作業ができない、避難時に危険な場合もあるといった不便が生じる可能性もあります。

ヘッドライト

ヘッドライトは頭部につけるタイプのライトです。ヘッドライトのメリットは以下の通りです。

ヘッドライトのメリット

・頭につけるので両手が空き、安全に避難や作業ができる
・ライトによっては照射距離が長いものもあり、遠くまで照らせて便利
・子どもや高齢層の方なども使いやすい

頭につけられて特に避難時や危険な場所での作業の際などに重宝するヘッドライトですが、懐中電灯とは異なり顔が向いている方向しか照らせないのがネックです。

ランタン

ランタンは、上部に持ち手がある吊り下げタイプのライトです。ランタンのメリットには次のようなものがあります。

ランタンのメリット

・手で持つ、ぶら下げる、据え置くなどさまざまな使用方法が可能
・オシャレな見た目でキャンプやインテリアなどにも活用できる
・一方向しか照らせない懐中電灯などとは異なり、全方位を明るく照らせる

以前はオイル式が主流だったランタンも、最近は安全性や扱いやすさなどから、LEDなどを用いたものが増えてきています。全方位にまんべんなく光を与えてくれるランタンですが、照射距離は短く、遠くを照らすのには向いていないというデメリットがあることも覚えておきましょう。

注目!防災ライトの電源の種類

ライトを使用するには、電源も必要です。「懐中電灯というと電池を使用するイメージが強いですが、最近はさまざまな電源タイプのライトが存在します。

電源の種類は大きく4つです。それぞれのメリット、デメリットを見てみましょう。

電源の種類メリットデメリット
電池式強い光で照らすことができる電池のストックが多めに必要
充電式電池などのストック不要コンセントがあればすぐ充電可能充電池の液漏れや劣化の可能性あり充電完了までに時間がかかる
ソーラー充電太陽光でいつでも充電ができる充電完了までに時間がかかる
手回し充電いつでもどこでも充電可能充電完了までに時間も労力も必要

電池式は電池のストックがないときに不便ですし、充電タイプの3つは充電にある程度の時間が必要です。よって、これから防災用のライトを購入するなら、電源タイプが1つのものではなく電池といずれかの充電式の両方が可能なものを選ぶことをおすすめします。

電池がなくなっても充電で補える、常に必死に手回しをしなくても電池があれば便利、というように双方のメリットを生かし、いざというときに役立つので便利です。

防災ライトを選ぶ際のポイント

ここからは、防災ライトを選ぶ際のポイントをご紹介します。防災ライトを選ぶときには、明るさと点灯時間、照射距離・範囲の大きく3つの点に注目しましょう。

明るさ

防災ライトの明るさは、商品により異なります。ライトには光の総量を表す「ルーメン」で明るさが表記されているので、購入時にはここを見るとわかりやすいでしょう。

しかし、必ずしもルーメンが大きいほどよいというわけではありません。たとえば避難所や自宅内で食事の際に周囲を照らしておきたい場合と、遠くを照らしたい場合、手元を明るくしたい場合では求める光の大きさは違います。

また、ルーメンと照射距離は別物で、ルーメンが大きいからといって遠くまで照らせるわけではないことも覚えておきましょう。

点灯時間の長さ

電池や1回の充電で、どれだけの時間点灯するのかも、重要なポイントです。いくら明るさなどがしっかりとしていても、点灯時間が短くては、電池のストックが大量に必要になるなど、デメリットも生じます。

最近はLEDを用いたライトも多く、商品によっては60時間も使えるなど、点灯時間が長いものも少なくありません。そこまで長くなくとも、最低でも10時間は点灯時間があるものを選ぶようにしましょう。

照射距離・範囲にも注目して

明るさや点灯時間だけでなく、照射距離・範囲にも注目すると、より理想に合ったライトを選ぶことができます。

照射距離や範囲は商品説明に記載があるものとないものがありますが、実際にライトを点灯してみるとわかりやすいです。お店で手に取り、使用感を確認したうえで用途に合ったものを購入するようにしましょう。

便利な非常用ライトの機能を知ろう

従来のようなライトのみで使用する商品ももちろんよいですが、最近はライト以外のさまざまな機能が備わった、「多機能ライト」も人気です。多くの商品に付加されているおすすめの機能には、次のようなものがあります。

すべての機能が備わっているものを購入してもよいですし、「必要だな」と思う機能のみがついたものを選ぶのもおすすめです。

ラジオ

ラジオ機能があれば、災害時に迅速な情報収集をすることができます。また、ラジオ番組を聞いて心を落ち着ける、リラックスするといったことも可能です。

「スマートフォンがあるから大丈夫」と思うかもしれませんが、非常時に常にスマホの充電を確保できる保証はありません。スマホが使えないときのための対策としても、ラジオ機能はおすすめです。

充電

充電ができるライトなら、コンセントを挿せる場所がないというときにも、スマホなどの充電ができます。スマホは情報収集や娯楽などの機能だけでなく、家族や友人の安否確認・連絡にも必須です。

購入時には自身の持っているスマホ、携帯電話の充電に対応しているかどうかを必ず確認しましょう。

サイレン

災害時に建物内に閉じ込められてしまった、下敷きになってしまったといったことが起こった場合、自身のいる場所を伝え、救助してもらう必要があります。そんなときに役立つのが、サイレンです。

大きな声を出せない、声だけでは救助者に届かないというときも、サイレンのような大きな音なら、広範囲に自身がいることをアピールできます。ライトにサイレン機能が備わっていれば、防犯ブザーを別途用意する手間が省けて便利です。

防水・防塵

暴風雨・土埃などのなかでの避難・作業時にはライトが環境に耐えきれず故障してしまう可能性もゼロではありません。また、ライトを水のなかに落としてしまい、壊れてしまうこともあります。

防水・防塵機能の備わったライトなら、さまざまな環境下でも問題なく使用可能です。価格やその他の機能がいくらよくても、すぐに壊れてしまっては意味がありませんので、できるだけタフなライトを選ぶことも忘れないようにしましょう。

用途に合った非常用防災ライトを準備しよう

非常用防災ライトは、災害時に必須のアイテムです。選ぶ際には明るさ・点灯時間・照射距離などに注目するだけでなく、用途に合ったライトや電源の種類、機能性にも注目すると、最適なものが見つかるでしょう。

ライトの種類によっては、キャンプや作業、遊びなどさまざまな場面で役立ちます。気に入った防災ライトを見つけ、非常時に備えてくださいね。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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