火災を防ぐには初期消火が重要であり、その際に活躍するのが消火器です。しかしながら、消火器を実際に使ったことのある方は少なく、イザという時に消火器の使い方が分からなくてパニックになるケースが多いのが現状です。
そこで今回は、消火器の使い方を画像や動画で分かりやすくお伝えします。実際に消火器を使ったことがなくても、画像や動画を見て普段からイメージトレーニングしておくと、イザという時に役に立ちますよ。
流し見の方ように画像で使い方を解説
動画は動作などがよく分かるメリットがある一方で、時間がかかることと音が出てしまうデメリットもあります。電車などで流し見したい方には、画像がベストでしょう。そこでまずは、消火器の使い方を4ステップで解説します。
消火器の使い方4ステップ
消火器を持って火元の近くまで移動します。消火器を運ぶ際は、消火剤を噴射してしまわないように、レバーの下側を持ちます。
屋外の場合は風上から、屋内であれば逃げ道を背中にして近づきます。
火元との距離は炎の2~3倍を目安にしますが、慌てて近づき過ぎると衣服に炎が燃え移る危険もあります。ただ、住宅用消化器の放射距離は2mほどなので、火元に近寄れないほどの炎なら直ぐに避難します。初期消火は重要ですが、人命が第一です!
安全栓を抜いたら、消火器のホースを火元に向けます。噴射した際の勢いでホースを離したり向きが変わらないように、ホースはしっかり持ちます。
ホースを火元に向けたら、レバーを握って消火剤を噴射します。ポイントは火元の手前から、床や地面を掃くように噴射すると消えやすくなります。
消火器の使い方動画
今度は消火器の使い方の動画を紹介しますので、時間のある方はぜひ動画で消火器の使い方をマスターしてください。見出しに動画の時間も記載しておきますので、参考にしてください。
大津市消防局 誰でも簡単!!消火器の使い方の極意 3:02
総務省消防庁 初期消火 2:04
千葉市公式チャンネル 消火器の使い方 1:25
消火器と同じく火災時に利用できる「消火栓」も初期消火に有効です!サイト内に「消火栓は誰でも使える!消火栓の使い方を動画で解説」記事があるので、ぜひ併せてご覧ください!
地域の防災訓練で消火器の使い方が学べる
今回は消火器の使い方について、画像と動画で解説してきました。使う順番さえ分かっていれば、難しいものではありません。「ピンは火元に使づいてから抜く!」ことはしっかり覚えておきましょう。
地域の防災訓練に参加すれば、水消火器を使って使い方をマスターできますから、ぜひ積極的に参加することをおすすめします。
参考サイト
HOMEALSOK研究所