適切な日焼け対策のための日焼け止めの塗り方のポイント

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紫外線から肌を守ってくれる日焼け止めは、外出時に欠かせないアイテムの1つです。昔は大人の女性を中心に使用されているイメージでしたが、昨今は年齢・性別を問わず日焼け対策に活用されています。しかし、日焼け止めはただ塗るだけではせっかくの効果を最大限に発揮できないこともあることをご存じでしょうか。

日焼け止めは塗り方を少し工夫するだけで、より紫外線対策に貢献してくれます。今回は、日焼け止めの正しい塗り方のポイントを確認しましょう。

目次

日焼け止めの必要性!塗らないとどうなる?

日焼け止めの正しい塗り方を解説する前に、そもそも日焼け止めはなぜ必要なのかを確認しましょう。

日焼け止めの必要性

強い日差しを浴び続けると肌が黒くなりますが、これは紫外線の影響です。紫外線が強いと、皮膚の表面だけでなく真皮まで紫外線が入り込み、炎症を起こすこともあります。

日焼け止めは肌の表面を保護し、紫外線のダメージから肌を守ってくれるものです。ひどい日焼けを起こさないためには、欠かせないアイテムの1つだといえるでしょう。

日焼けをすのはよくない?

日焼けというと肌の表面が黒くなるというイメージが強いですが、ほかにも赤くなる、ヒリヒリと痛むこともあります。ひどい場合、水ぶくれができることもありますし、紫外線を浴び続けると皮膚がんのリスクも高まるので注意が必要です。

紫外線が強いときは日差しも厳しいことが多く、発熱や悪寒など、熱中症に似た症状が現れることもあります。日焼けぐらいで、と思われるかもしれませんが重度の日焼けは入院を必要とする場合もあり、危険です。軽い日焼けもやけどに近いものだと認識し、なるべくならないように工夫しましょう。

【基本編】日焼け止めの正しい塗り方

日焼けから肌を守るアイテムは多くありますが、皮膚に直接塗る日焼け止めは非常に有効だといえます。しかし、ただ肌にベタベタとつけるだけではあまり効果を発揮しません。日焼け止めの基本の塗り方を確認しましょう。

日焼け止めを塗るタイミング

日焼け止めは時間が経つにつれ効果が薄れていくので、外出する直前に塗ればよいと思われがちです。しかし、紫外線は屋内でも浴びる可能性があるので、出かけるときだけ塗るというケアは間違っているといえます。

日焼け止めを塗るベストなタイミングは、朝です。雨の日や冬など紫外線の影響が少なそうな日もありますが、紫外線は年中降り注いでいるので、毎日の朝の支度の際に塗る習慣をつけましょう。

1度に塗る適切な量

日焼け止めの適量は、商品によって異なります。「1円玉大」「大きめのパール粒大」など、商品に適量の記載がありますので、購入した日焼け止めの表示を確認してから使用しましょう。重ねて塗る、たくさん塗ると効果が強くなるような気がしますがそんなことはありませんし、必要以上に日焼け止めを塗ることは、肌への負担になりかねません。

塗り直しの回数や頻度

日焼け止めは2~3時間に1度塗り直しましょう。SPFやPAなどは効果を表しているので、持続時間は比例しません。重ね塗りをする方もいますが、それで効果が高まる、持続時間が長くなることもないといえます。

塗り直す回数は特に制限はありません。紫外線が当たっている時間帯を考えると、3~4回程度が妥当ではないでしょうか。

【顔・首編】日焼け止めの正しい塗り方

ここからは、パーツごとの日焼け止めの正しい塗り方をチェックしていきましょう。まずは、顔や首に日焼け止めを塗る際のポイントです。

顔・首に日焼け止めを塗る順番

顔や首に塗る際は、日焼け止めをどのタイミングで塗るのかに注目します。スキンケアとメイクのあいだ、化粧下地を塗る前に日焼け止めを塗ると、効果を発揮しやすいです。

化粧下地のなかには、日焼け止め同様UVカット効果があるものもあります。前述の通り、重ね塗りで効果が高まることはありませんので、UVカット効果のある化粧下地を使うならば、日焼け止めは必要ありません。

化粧下地のみにすれば時短にもなるので、おすすめです。

スポンジを使うとムラを防げる

日焼け止めは手で塗るイメージが強いですが、顔に日焼け止めを塗るときには、メイクスポンジを使うとムラなく濡れます。手を汚さずに塗れる、より肌に密着するという嬉しい効果もあるので、ぜひ実践してみてください。

【体編】日焼け止めの正しい塗り方

続いて、体に塗る際のポイントです。手や足はもちろん、水着を着るときなどは露出も多いので、背中など広範囲にまで日焼け止めを塗る必要があります。

体に日焼け止めを塗るときは、まず体の外側に線を引くように日焼け止めを乗せましょう。広げるときは手のひらで円を描くようなイメージで塗っていきます。面積が広く、はじめに塗った量で足りない場合には、重ねづけでカバーしましょう。

体に日焼け止めを塗る際の注意点

日焼け止めは塗る量や頻度、タイミングなどを守りながら正しく塗ることでより効果を発揮します。日焼け止めを塗る際に注意したい点は、次の通りです。

肌への負担を軽減する塗り方を意識

日焼け止めの種類によっては伸びが悪いものもありますが、ぐりぐりと塗り広げると肌に負担がかかります。円を描くようにやさしく塗り込むことを意識しましょう。

ちなみに伸びが悪いのは、肌の保湿が足りてない状態です。日焼け止めを塗る前には保湿をすること、日頃からスキンケアをしっかりと行うことも大切だといえます。

手のひらに広げない

日焼け止めは手のひらに出して肌に塗り込む方も多いですが、これは手のひらに日焼け止めが残るのであまりよい方法とはいえません。規定量を出しても、手のひらに吸収されてしまうからです。

前述の通り、体に線を引くように乗せ、広げるようにしましょう。

塗り忘れをしない

日焼け止めをしっかりと塗ったつもりでも、焼けてしまうことはあります。これは塗り忘れが原因ですので、細かい部分までしっかりと日焼け止めを塗りましょう。塗り忘れをしやすい部分としては、髪の生え際や耳の後ろ、唇、フェイスライン、手足の甲、体の側面などが挙げられます。

毎日日焼け止めを塗るとなるといい加減になりがちですが、部分的な日焼けを防ぐためにも、丁寧に塗るのがおすすめです。

季節を問わず使用する

夏場は暑く、紫外線が強いのがわかるのでしっかりと日焼け止めを塗る方が多い傾向です。しかし、雨の日や冬場などには日焼け対策を怠ってしまうもの。しかし紫外線は年中変わらず降り注いでいるので、1年中日焼け止めを塗ることを忘れてはいけません。

顔はもちろん、長袖を着る際も首や手の甲などにしっかりと塗布しましょう。

日焼け止めは塗り方の工夫が大切!

同じ日焼け止めを使っていても、いい加減に塗るのと正しい塗り方をするのでは効果が大きく異なってきます。細かな部分まで塗る、正しく塗ることを意識し、紫外線から肌を守りましょう。

日焼け止めの種類や選び方については、こちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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