2022年夏!今年の夏も日本列島は猛暑に襲われています!
天気予報では連日「熱中症対策」が呼びかけられると共に、気象庁からは「熱中症警戒アラート」が発表されています。
そこで今回は、環境省が提供している『熱中症予防サイト』をご紹介します。
2022年6月27日~31日までの熱中症による救急搬送者数は3.4万人超
本当に痛いほどの強い日差しで、暑いというよりもはや「熱い!」と、いえるほどの猛暑となっています。
ちょうど、総務省消防庁から7月25日~31日までの「一週間ごとの熱中症による救急搬送人員」の速報値が公開されたので、7月分(6月最終週を含む)を独自に集計してみました。
6月27日~7月3日は14,353人!死亡者の合計も45人に上る
日付 | 搬送者数 | 死亡者数 | 重症者数 |
---|---|---|---|
6月27日~7月3日 | 14,353 | 27 | 516 |
7月4日~7月10日 | 5,744 | 8 | 106 |
7月11日~7月17日 | 3,528 | 2 | 59 |
7月18日~7月24日 | 4,039 | 2 | 50 |
7月25日~7月31日 | 7,116 | 6 | 144 |
合計 | 34,780 | 45 | 875 |
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post3.html
この数字は、総務省消防庁のサイトで公表されている「週報(一週間ごとの熱中症による救急搬送人員)」から、抽出したものなので信頼性は100%です。
梅雨明けから一転していきなり猛暑日となった、6月27日~7月3日ではなんと、14,353人も熱中症で搬送されています。
やはり、暑さに身体が慣れていなかったのが原因なのでしょうか?
また、猛暑が連続して続いている7月25日~7月31日でも、7,116人と搬送者数が増加していますね。
救急搬送されなかった人を含めると、相当数が熱中症になっている
先の数字は、救急搬送された人数の速報値となっています。
ですから、「救急搬送されなかったけれど、熱中症で倒れた人」を含めると、相当な人数が熱中症になっていることが分かりますね。
外出する際に便利!熱中症予防情報サイト
天気予報で最高予想気温が発表されますが、実際には体感で「暑い!」と感じますよね。
ただ、自宅や職場付近などいつもと違う地域に外出する際には、「どのくらいの暑さなの?」と気になるはず。
そんな時に利用したいのが「熱中症予防情報サイト」なのです。
全国の暑さ指数が一目でわかる
熱中症予防情報サイトは、環境省が提供しているサイトで全国の暑さ指数が分かります。
デフォルトではこんな感じで、全国の観測地点の熱中症の危険度が色で表示されています。
ここから、兵庫県を詳しく見たい時は地図上で兵庫県をクリック(タップ)するか、左上にあるメニューから「近畿地方⇒兵庫」を選ぶと、次のように兵庫県内の暑さ指数を確認できます。
兵庫県内の暑さ指数の表示画面
8月3日14時現在では、兵庫県内もほとんどが「危険」となっていて、低くても「厳重注意」となっています。
さらに、兵庫県全域に「熱中症警戒アラート」が発表されていることも分かります。
このサイトで何が分かるのか?目的地の暑さ指数が分かる
「いやいや、今はどこも暑いのだから、わざわざ確認しなくてもいいじゃない!」そう思われている方は多いはず。
実際自分も、「天気予報見ていれば分かるから・・」と思っていたのですが、そうでもないのです。
近隣で涼しくキャンプしたい!岐阜県北部地域なら大丈夫そう!
これは、同じ8月3日14時時点の岐阜県の暑さ指数です。
暑いので有名な岐阜県多治見では、「32.5の危険」となっていますが、岐阜県北部では「注意」や「警戒」と、涼しげな状況が見て取れます。
そこで、キャンプ場を探してみると・・ありました!
白川の近くに「ひるがの高原キャンプ場」が見つかりました。
暑い地域を避けて、涼しい地域を探すこともできます。
熱中症の対処法や啓発資料も確認できる
熱中症予防情報サイトは、暑さ指数だけでなく「熱中症の基礎知識・熱中症の対処方法(応急処置)・熱中症について学べる動画」が公開されていて、普及啓発資料のダウンロードも可能となっています。
熱中症の対処方法(応急処置)
ここでは、誰もが知っておきたい「熱中症の対処方法(応急処置)」をお伝えしておきましょう。
代表的なコンテンツのリンクアドレスを公開
せっかくなので、熱中症予防情報サイトで公開されている代表的なコンテンツの、リンクアドレスを公開しておきましょう。
使い方はユーザー次第!触ってみるのが一番です
今回は、熱中症予防情報サイトを紹介してきましたが、このサイトの使い方はユーザー次第で、さまざまなに利用可能です。
どのような機能があってどのような使い方ができるか、まずは触って見ることが一番です。
せっかく無料で情報提供してくれているので、ぜひ一度アクセスしてみてください。
参考サイト
環境省 熱中症予防情報サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/