東日本大震災以降、防災への関心が高くなっていて、ローリングストックによる備蓄を行なっている家庭も、以前よりは断然多くなってきています。
イザという時の防災セットも、たくさんの種類が販売されていて、どれを選べばよいか分からないほどです。そこで、今回は「防災セットの選び方」を解説しましょう。
避難場所で防災セットの中身も異なる
防災セットは、災害時にひとまず生き抜くために必要なアイテムを集めたモノです。
ただ、避難場所によってそれぞれ防災セットの中身が異なってきますので、ここでは各避難パターンに応じた防災セットを解説しましょう。
避難所に避難するケースの防災セット
避難所に避難する場合は、多くのアイテムを必要としません。
その理由は、避難所には避難住民を受け入れる体制が確立されていて、毛布や飲料水、当面の食料が備蓄されているからです。
なので、避難所に避難する場合は、最低下記のアイテムを揃えておけば大丈夫です。
防災セットの解説
避難が夜の場合は、両手が使えるヘッドライトが有効ですし、避難所が停電している際には懐中電灯があれば便利です。
また、雨の中避難するには傘でなく、レインコートで避難するのが原則となります。
避難所に到着して、直ぐに食料の配給ができないケースも想定して、1食分の簡易的な食料と水を用意しておけば、急場を凌げます。
もちろん、これ以上の準備をしておくことに問題はありません。ただ、身体に負担がかかるほどの重さにならないようにしておくことが大切です。
車中泊やテントで避難するケースの防災セット
避難所でなく、車の中やテントに避難する場合は、多くのアイテムが必要になってきます。
先のアイテムにプラスして、最低3日分の食料と水は必要ですし、キャンプ道具一式が必要となります。
平成28年に起きた熊本地震では、多くの方が避難所でなく車で避難して、エコノミークラス症候群などの問題が指摘されました。
令和4年の現在では、車中泊避難を前提とした避難訓練も行なわているほど、車中泊避難は認知されています。
ここでは車中泊避難を選択する際に、最低必要となる防災セットを紹介しておきます。
車中泊避難の注意点
車中泊避難で最も注意しないといけないのは、エコノミークラス症候群です。
シートに座ったままの状態を長時間続けていると、エコノミークラス症候群によって、重篤な状態に陥る可能性が高くなります。
着圧ソックスを履いていると、ふくらはぎを締め付けるので、エコノミークラス症候群の予防に有効です。
足を伸ばせる車内環境を作ったり、適度な運動をしたり、車中泊非避難では身体の健康維持に気を使う必要があります。
自宅避難のケースは食料と水、トイレが重要
自宅避難を選択した場合の防災セットは、食料や飲料水がメインとなります。
後は、停電時の灯とトイレが使えない場合の携帯トイレ、簡易トイレを準備しておけば、その他は家庭の中にある物を利用できるので、多くのアイテムを必要としません。
どんな防災セットでも役立てばOK!
では、それぞれのパターンで防災セットを準備しようとしたときに、決まりがあるのかというと、決まりは全くありません。
例えば、レインコートも5,000円ほどの撥水加工が施された高価なモノでも、100円ショップのペラペラのレインコートでも「雨に濡れずに目的地に辿り着ける」ことができれば、どちらでも問題ないのです。
予算と好みでアイテムを選ぼう
防災セットを用意するには、予算が必要になってきます。
この予算も各家庭で異なってくるので、どの家庭でも同じ防災セットを用意することにはなりません。
防災セットは、予算や好みに合わせて最低限のアイテムを揃えておけば大丈夫です。
amazonの防災セット売れ筋ランキング
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