毒クラゲの大群に囲まれるとショック死する!?海に潜む危険に要注意

本サイトはプロモーションが含まれています。

既に沖縄では海開きされていますが、もう直ぐ本州各地でも海開きとなる季節がやってきました。

今年は行動制限もマスク制限もなく、コロナ禍前と同様、いやいやそれ以上の人手で海も賑わうことでしょう。

しかしここにきて、少し嫌なニュースも聞こえてきていて、それは「毒クラゲ」の発生です。

既に4月ごろから徳之島では、ひとつのビーチだけで数千匹の毒クラゲ「カツオノカンムリ」の発生が確認されいます。

そのほか本州でも毒クラゲである「カツオノエボシ」の発生が確認される事態となっています。

このような危険な毒クラゲの大群に、海の中で囲まれるとショック死するかも知れません。

そこで今回は、海開きの前に気を付けたい毒クラゲについて解説します。

目次

毒クラゲは死んでも危険!触るのは絶対にダメ

出典:奄美新聞 徳之島通信 毒クラゲ「カツオノカンムリ」

奄美新聞によると今年の4月4日に、徳之島町北東部の畦海浜公園(プリンスビーチ)に、大量の「カツオノカンムリ」が打ち上げられたと報じています。

この「カツオノカンムリ」とは、毒クラゲの一種であり先の画像のようにとてもきれいなクラゲです。

クラゲといえば、都会でも「クラゲバー」などが開店し、癒し系の生物として鑑賞に大変な人気を誇っています。

しかし、毒クラゲは別であり、海では決して出会いたくない生物です!

数千匹が打ち上げられた!海にはその数倍の毒クラゲが・・

この記事によると、プリンスビーチだけで数千匹以上の毒クラゲである「カツオノカンムリ」が打ち上げられていたとのこと。

さらに、4月19日にも奄美市名瀬の大浜海浜公園に、推定数千匹が打ち上げられたとの続報が流れています。

この「カツオノカンムリ」とは、体長約5cmで円形でなく半円形の姿で、青がかっていてとてもきれいなのが特徴。

しかし、毒を持つ触手があり刺されると電気に感電したような痛みを伴い、複数回さされるとアナフィラキシーショックを起こす可能性があるといわれています。

死体になっても、触手の毒はそのままなので、安易に触ると非常に危険です。

これらのニュースから想像できるのは、浜辺近くの海のなかには数万匹もの毒クラゲが生息していると、考えてもおかしくはないでしょう。

本州でも毒クラゲ「カツオノエボシ」の漂着が確認される

本州でも毒クラゲである「カツオノエボシ」の漂着が確認されて、注意喚起がなされています。

5月2日には、神奈川県の公式サイトにて「カツオノエボシにご注意ください」との、注意喚起がされています。

県庁緊急ニュースをご紹介(2:20)

そこでここでは、神奈川県が発信している「県庁ニュース(緊急版)毒クラゲ!カツオノエボシ解説動画 」を、ご紹介しておきましょう。

出典:神奈川県公式サイト「カツオノエボシにご注意ください」

毒クラゲに刺された際の対処法!

もしも毒クラゲに刺されてしまったら、どのように対処するのが正しいのか、知っている方は少ないはずです。

きれいな水で患部を洗うのが正解と、思われる方は多いでしょう。

実はこれは間違った対処法であり、水やアルコール、酢をかけるのは、触手が残っている際には、未発射の刺胞を刺激するので絶対におこなってはいけない方法なのです。

毒クラゲに刺された際の手順

STEP
優しく海水で洗い流す

刺激を与えずに優しく海水で洗い流します。

真水や酢を使っては絶対にダメです!

STEP
刺された部分から針を抜く

ピンセットなど、針が抜ける道具を持っていれば、そっと刺された部分から針を抜きます。

ピンセットがなければ、手袋などをして針をきましょう。

直接手で触れると、その手も刺されてしまいます。

STEP
患部を冷やしながら病院へ

時間が経ってから症状があらわれるかも知れないので、早めに病院で診てもらうことをおすすめします。

クラゲへの対策

毒クラゲがいるかも知れないとのことで、海水浴を諦めるのは嫌ですよね。

とはいっても、刺されて痛い思いをしたくありませんし、何回も刺されて救急車で搬送なんてことも避けたいです。

そこでここでは、毒クラゲへの対策を解説しましょう。

肌の露出を避ける

水着の上からラッシュガードやウェットスーツを着れば、肌の露出を抑えることができます。

クラゲ除けの日焼け止めを塗る

クラゲが寄ってこない成分が含まれた日焼け止めを塗ると効果的です。

ただし、波と一緒に漂うクラゲには効果が薄いかも知れません。

ワセリンを厚めに塗る

サーファーの方が、よく使っている裏技のようです。

毒クラゲの大群に囲まれたらショック死するかも知れない!

さてここからは、想像の世界となってしまいますが、毒クラゲの大群に海の中で囲まれるとどうなるのでしょう!

恐らく、多くの毒クラゲの触手に触れることとなり、ショック死に至るかも知れません。

しかし、冒頭でお伝えしたとおり、ビーチには数千匹もの毒クラゲが打ち上げられている事実があります。

したがって、海のなかで毒クラゲの大群に囲まれることは、現実に近いことかも知れませんよ。

手足を動かすので大量に刺される

人間が海の中で生存するには、手足を動かして泳ぐことが重要です。

そのような状況が、クラゲの大群のなかで起きたなら、確実に手足や体が触手に触れることとなり、大量の毒クラゲに刺されることとなるでしょう。

その際には、痛みによって気を失いそのまま溺れてしまうか、毒によるアナフィラキシーショックにて死亡してしまうか、いずれかになるはずです。

パニックになり溺れる

毒クラゲの大群に囲まれると、触手に触らなくともヌルっとした、違和感を感じてしまいます。

そして、海面からは状況を把握できないため、少し海に潜って確認するでしょう。

その際に目にするのは、大量のクラゲです!

周囲を見渡しても、クラゲ、クラゲ、クラゲなので、パニックになることは間違いありません。

そして、溺れてしまう事態になってしまうでしょう。

毒クラゲへの知識と遭遇の可能性を知っておこう!

先の2つのケースは、決して想像の世界だけのことではありません。

毒クラゲに複数回刺されて死亡した例は、現実に存在します。

特に今回のように数千匹もの毒クラゲが、あちこちで確認されているもの現実なので、海のなかで毒クラゲの大群に囲まれることはあり得ることです。

したがって、毒クラゲへの正しい知識を持ったうえで、海水浴を楽しみましょう。

まとめ

今回は毒クラゲへの注意点や対処法、海の中で大群に囲まれる危険性について解説してきました。

今年は、早い時期から毒クラゲの大量発生が確認されています。

海水浴を楽しむなら「カツオノカンムリ」や「カツオノエボシ」などの、毒クラゲには要注意です。

また、刺された際の対処法は通常のクラゲと異なり、真水や酢を使用するのはNGとなります。

海のなかを波に任せて泳ぐクラゲですが、人間にとっては毒があれば危険な存在になってきます。

これから本格化するシーズンですから、毒クラゲには注意してくださいね。

参考サイト
奄美新聞 徳之島通信 毒クラゲ「カツオノカンムリ」
神奈川県公式サイト「カツオノエボシにご注意ください」

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

目次