小学生が遊びに行くときのルールは?マナーや約束も確認しよう

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子どもが成長すると、だんだんと親の手を離れ、1人で行動する機会も増えてきます。友達と約束をして、子ども同士で遊びに行くことも多くなりますが、行き帰りの道中、友達の家でのマナーなど、保護者としては不安な点も多いのではないでしょうか。

小学生が子どもだけで遊びに行く場合は、あらかじめルールを決めること、またマナーや約束を確認することが大切です。今回は、遊びに行く前に確認したいことに加え、実際に何歳から子どもだけで遊びに行けるのか、約束を守れない場合はどうするとよいのかなどをお伝えします。

目次

小学生になると子どもだけで遊びに行く機会も増える!

最近は核家族共働きのご家庭も増え、小学校の授業が終わると学童へ行く子どもも少なくありません。また、学校のあとに習い事へ行くという子どもも多く、筆者が小学生だった頃と比べると、「学校が終わって友達と遊ぶ」という機会は減っているように感じます。

とはいえ、平日や休日に子ども同士で遊ぶ機会はあるでしょう。保育園や幼稚園の頃のように、遊びの約束をしたら保護者も付き添う、ということは徐々になくなり、学年が上がれば子ども同士で出かけることがほとんどです。

小学生が子どもだけで遊びに行く場合、どんな場所で遊ぶのか、また1人で遊びにいけるのは何歳からなのでしょうか。

遊ぶ場所はどこ?

学校終わりや週末などに遊ぶ場所として多いのは、公園や家です。また、年齢が大きくなれば、お祭りなどのイベントに友達同士で連れ立って行ったり、電車やバスに乗って少し離れた場所のショッピングモールなどへ行くこともあるかもしれません。

遊ぶ場所までは保護者が送っていくこともありますが、徒歩や自転車で自力で行くことも。行き帰りの安全にもじゅうぶん注意したいところです。

1人で遊びに行かせる平均学年は?

多くのQ&Aサイトやお役立ちサイトなどで、1人で遊びに行く学年・年齢について相談や回答がされていますが、だいたい何年生くらいから子どもだけで遊びに行くことが多いのでしょうか。

地域や家庭にもよりますが、1人で遊びに行かせるのは、小学校2年生、7~8歳くらいからが多いようです。次いで1年生になったら、3年生からという回答もあり、早い場合は年長からという家庭もあります。

ちなみに、筆者の息子は小1と年中ですが、これまで1人で遊びに行かせたことはありません。コロナ禍の影響や、やはり働くママも多いことで、そもそも友達と約束をすることも滅多にありませんが、今のところは「親同士で約束をして遊ばせる」というのがメインです。

遊びに行く場合はルール決めを

1人で遊びに行かせる、となると保護者としては不安なことも多いでしょう。安全に行って帰ってこられるかから始まり、遊んでいる最中にトラブルがないか、友達の家で非常識なことをしないか、帰宅時間を守るかなど、心配なことは挙げだしたらきりがありません。

とはいえ、いつまでも子どもに着いて歩くわけにもいかず、ある程度子どもを信頼して送り出すことも大切です。遊びに行く場合には事前に自宅でのルールを決め、マナーや約束についてもしっかりと確認すると、保護者はもちろん子どもも安心でしょう。

1人で公園に遊びに行く場合のルールや条件は?

平均的な学年は前述しましたが、「2年生になったから子どもだけで遊びに行かせよう」と安易に考えてはいけません。年齢が大きくなっても、ルールを守れなければ、危険なことに巻き込まれる可能性があるからです。

小学生が子どもだけで公園に遊びに行けるかどうか判断するには、まず条件を満たしているかを確認しましょう。そして、ルールを確認し、それが守れるかどうか子どもとよく話し合ってから決めることが大切です。

1人で遊びに行ける条件

1人で遊びに行ける条件には、次のようなものがあります。

・公園までの道のりを理解している
・交通ルールが守れる
・時間が守れる
・持ち物の管理ができる
・危険な遊びをしない
・危険を察知できる
・公園で遊ぶ友達がいる

まず、交通ルールを守って1人で公園までたどり着けなければ、遊びに行くことは許可できません。また、時間を守る、危ない遊びをしないなど最低限のマナーや約束を破るようでは、「目が離せない」と判断し、付き添う必要があります。

これらの条件を満たしていても、1人だけで公園で遊ぶのは、もしものときに助けてくれる人がいないといったことにもなりかねないため危険です。公園で一緒に遊ぶ友達がいることも、必須条件だといえるでしょう。

1人で遊びに行くときのルール

条件と重複する部分もありますが、1人で遊びに行くときには、次のルールを守るよう、子どもにしっかりと話をしましょう。

・知らない場所には行かず、公園のなかだけで遊ぶこと
・1人ではなく、友達と2人以上で遊ぶこと
・行き帰りは交通ルールを守ること
・自転車で行く場合はヘルメットをかぶること
・人通りの多い道を通ること
・防犯ブザーや見守り携帯などを持っていくこと
・帰宅時間を守ること
・他の人の迷惑になる行為、危険な遊びをしないこと
・持っていったものを忘れてこないこと

身の安全を守るためのルールはもちろん、公園を利用するのは自分たちだけではないことを理解し、周りの迷惑にならないためのルールやマナーも伝えるようにしてください。

1人で友達の家へ遊びに行く際に注意したいこと

天候が悪い、やりたいゲームがあるといった場合には、友達の家で遊ぶこともあるかもしれません。友達の家に子どもだけで遊びに行くための条件も、基本的には公園へ行く場合と同じです。

行き帰りの道のりを理解し、交通ルールや時間を守るなど、最低限の条件を満たせない場合には、遊びに行かせるのは早いと判断しましょう。加えて、「誰かの家に行く」という観点から守らなければいけないルールやマナーも、確認する必要があります。

マナーを守るための指導を行う

保護者の目が届かない場所でも、子どもがルールやマナーを守るためには日常的な指導が必要です。防犯などの観点で家庭のルールを守ることはもちろんですが、友達の家へ行くときには、相手の家に迷惑にならないこと、また非常識な行動をとらないためのマナーについても教えましょう。

靴を揃える、挨拶をする、勝手に冷蔵庫やいろいろな部屋のドアを開けないなど、大人にとっては「当たり前」のことも、子どもは教えなければわかりません。友達の家に行く前に最低限伝えておきたいマナーは、次の通りです。

・出かける前にきれいな靴下を履いていくこと(できれば裸足も避ける)
・インターホンは連打しないこと
・「お邪魔します」「お邪魔しました」「ありがとうございます」などの挨拶をすること
・靴をそろえること
・お菓子やジュースを要求しないこと
・冷蔵庫を勝手に開けないこと
・家のなかを探検しないこと
・トイレを汚さない、汚れた場合はそのままにせず伝えること
・友達の言動を逐一保護者に言いつけに行かないこと

大人がいない家に押しかけない

最近は両親ともに働きに行っている家庭も多く、子どもが遊ぶ時間帯に大人が家にいないこともあります。大人がいない家で子どもだけで遊んでしまうと、トラブルが起こった場合に対処できず、大きな問題に発展することもあるかもしれません。

また、相手の保護者が自宅に友達が来ることを把握していないと、保護者間でのトラブルになる可能性もあります。

友達の家で遊ぶときには、必ず相手宅に大人がいるかどうかを確認させましょう。また、自宅で遊ぶ場合も同様で、保護者がいないタイミングで友達を呼ぶのは禁止というルールを徹底すると、不要なトラブルを防げます。

親同士の連絡・礼儀も忘れずに!

いくら子ども同士で約束をしたからといっても、保護者がノータッチというわけにはいきません。一度や二度の訪問なら、相手も何も思わないかもしれませんが、自身に置き換えたとき、何度も自宅を訪ねてくる友達がいて、保護者から何も挨拶がなければどうでしょうか。

親同士が知り合いの場合には、都度ラインやメールなどでお礼をいいましょう。子どもが大きくなると、親同士は特に交流がない家庭へ遊びに行くことも増えてきます。この場合は、遊びにいくときにお礼のメモをつけたお菓子などを持たせ、必ず相手の保護者に渡すよう伝える、参観日などのタイミングで子どもに紹介してもらい、お礼をいうなどしてください。

家で遊ぶ際は特定の家に行くのではなく、自宅へ招く、違う友達の家でも遊ぶなどして、ローテーションで遊び場所を変え、一つの家庭だけの負担になるのを避けることも大切です。

門限を守ることも忘れずに!1人で遊びに行く前にすることは

1人で遊びに行くときには、帰宅時間を決めることも条件に挙げました。門限を守ることはもちろん、1人で遊びに行く前に必ずすることは何でしょうか。

行き先を伝える

子どもだけで遊びに行く前には、どこで、誰と遊ぶのかを明確に伝えることを徹底しましょう。保護者が自宅にいる場合は直接伝えられますが、仕事などで不在の場合もあります。

遊びに行くタイミングで保護者がいないときには、メモを残す、電話やライン、メールなどで伝えるなど、細かなルールも決めておくと、「帰ったら子どもがいない!」という心配がありません。

最近は自宅にiPadなどのタブレットを置いているご家庭も多いです。防犯の観点からも、タブレットにLINEなどの連絡ツールを入れておき、保護者が離れた場所にいてもすぐに連絡できる手段を確保しておきましょう。

門限決め

子どもだけで遊びに行く前には、必ず門限を決めましょう。株式会社オウチーノの「『子どもの門限』に関するアンケート調査」によると、小学生の門限でいちばん多い時間は17時だそうです。

17時にはチャイムが鳴る地域も多いので、それを合図に帰宅するとよいのではないでしょうか。ただし、冬場は日が短く、17時には辺りがけっこう暗くなっていることもあります。年齢が低いうちは、季節によって門限を早めることも必要かもしれません。

余談ですが、筆者が小学生の頃の門限は、基本は17時、夏場の日が長い頃は17時半、冬は16時半でした。「17時だから」と友達の家を17時に出て、17時15分に帰宅したらとても怒られた記憶があるので、「17時に遊んでいる場所を出発する」のか、「17時には自宅にいる」のかという細かなルールも、事前に決めておくことをおすすめします。

可能な場合はこまめな連絡の指示も

最近はキッズ携帯を所持したり、ポケットWi-Fiとタブレット端末を持ち歩いたりして、保護者との連絡が常にできる状態で出かけさせる、という家庭も増えています。こうした媒体は位置情報などもキャッチできるので、子どもがどこにいるのかも把握でき、安心です。

可能な場合はこうした端末を用意し、子どもに持たせましょう。そして、「家を出るとき」「目的地に着いたとき」「目的地から出発するとき」など、こまめに連絡をするように指導をしてください。

約束を守れなかった場合はどうする?

いくら約束を決めたりマナーについて指導したりしても、100%完璧にできないこともあります。報告をしないで出かけてしまう、言っていた場所と違うところで遊んでいる、門限を過ぎるなど、約束を守れなかった場合にはどのような対応をすればよいのでしょうか。

理由を聞く

約束を破ったことに対して頭ごなしに叱るのは、あまりよいことだとはいえません。まずは約束を守れなかった理由を聞き、体調不良や帰宅中のトラブルなど、やむを得ない事情の場合は叱らないようにしましょう。

約束の大切さを教える

「時間を見ていなかった」など、約束が守れなかった理由が特に重要なものではない場合や、約束を守れないことが続く場合には、改めて約束の大切さを教えましょう。なぜ門限があるのか、なぜマナーを守らなければいけないのかなどをわかりやすく説明します。

それでも約束が守れない場合には、1人で遊びに行くこと自体を禁止するなど、厳しいルールを設けることも検討したほうがよいかもしれません。このあたりの線引きは、ご家庭によって異なるので一概に「どこからがどう」ということはいえませんが、子どもの安全を守ること、また他の家庭や公園を利用する方の迷惑にならないことなどを考慮した上で、対処法を検討するとよいのではないでしょうか。

遊びに行くときはルールを守って安全に

小学生が1人で遊びに行くためには、条件やルールを守る必要があります。親子でしっかりと話し合い、「大丈夫だ」と思ったら、親としての不安は一度しまっておき、信頼して送り出してあげると、子どもの自信につながるでしょう。

安全に、そして友達同士で快適に遊べるような指導を地道に行い、ルールやマナーを身につけさせてあげてください。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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