高層マンション火災は増加している!火災の原因と逃げ方を解説

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コロナ禍によって自宅で過ごす時間が増えたことが、一つの要因ともいわれていますが、東京におけるマンション火災は増加傾向にあります。

今回は、マンション火災の原因と、万一の火災からの逃げ方を解説しましょう。

目次

令和2年の高層マンション火災は前年比増加傾向にある

出典:東京消防庁 令和3年版 火災の実態
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-cyousaka/kasaijittai/r03/data/7_.pdf

この表は、東京消防庁が公開している「令和3年版 火災の実態」から、高層マンションにおける火災状況をピックアップしたものです。

令和2年中に起きた高層マンションでの火災は195件発生しており、令和元年と比較すると25件増加しています。

さらに、11階以上の高層階から出火した火災は61件で、全体の31.3%を占めており令和元年と比較すると8件増加となっています。

表を見ればお分かりのように、火災の原因の第1位は「ガステーブル」で62件、第2位の「放火」は置いておいて、第3位の「たばこ」の14件を加算すると、「ガステーブルとタバコ」とで88件を占めて45.13%と、全体の4割強となっていることが分かります。

住宅火災全体の出火原因もガステーブルとタバコ

出典:東京消防庁 令和3年版 火災の実態
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-cyousaka/kasaijittai/r03/data/7_.pdf

では、火災の範囲を広げて、住宅火災全体の出火原因を改めて見てみましょう。

先程と同じく、東京消防庁の公表値から「住宅火災の主な出火原因の状況(最近5年間)」の値をピックアップしてみました。

表をみてお分かりのとおり、先の高層マンション火災の原因と同じく、「ガスコンロとタバコ」が火災原因の第1位と第2位を占めています。

第1位の「ガステーブル等」の385件は令和2年中24.8%を占め、過去5年間でも最も多い数字となっています。

また、第2位の「タバコ」202件は、令和2年中13.0%と高い数値を保っています。

原因別出火個所をまとめた一覧表

出典:東京消防庁 令和3年版 火災の実態を加工
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-cyousaka/kasaijittai/r03/data/7_.pdf

この表は、東京消防庁の「住宅火災の出火原因別出火箇所表」を、独自にガス設備機器とタバコのみに加工した表です。

先に紹介した火災の原因となっている、「ガステーブル等とタバコ」に限定した表に加工して、分かりやすくしています。

先ず、ガステーブル等では、やはり「台所等」が最も火災発生が多くなっています。

タバコが原因での出火元は、「居室等」が最も多く、次いで「ベランダ・屋上」となっていますね。

いずれにしても、タバコが原因なのは「寝たばこ・完全に火を消していない」ことが多いですから、人災ともいえる原因です。

高層マンションでの火災から逃げる方法

ここでは、高層マンションで起きる火災から、なんとか逃げる方法を解説しましょう。

ここで知っておきたいことは、11階以上の高層マンションには「スプリンクラー設備の設置」が義務付けられているので、正常に作動してくれれば初期消火が自動的に行えて、消火後に安全に逃げることができます。

高さが31mを超える高層マンションでは、建築基準法にて非常用エレベーターの設置が義務付けられています。

さらに、高さが100mを超える高層マンションでは、特別避難階段の設置が義務となっているので、意外に日本の高層マンションでは安全性が高くなっているのです。

非常用階段と避難ハッチの確認

高層マンションで暮らす場合は、非常用階段は必ず確認して場所を頭に入れておきましょう。

万一、火災が起こった場合はエレベーターでの避難は、途中で止まるリスクがあるのでNGとなります。ただし、避難用の非常用エレベーターの場合は別です。

通常エレベーターしかない場合は、非常階段を使って逃げるようにしましょう。

また、火災のケースによっては非常階段が使えないケースもありますので、そんな時はベランダに設置してある「避難ハッチ」を利用して下の階に逃げていきます。

この避難ハッチは自宅のベランダに必ずあるとは限りませんから、普段から場所は確認しておくことをおススメします。

火元が下の階なら最上階・屋上に逃げる

高層マンションで下の階から火災が起きた場合は、現在の場所から下に逃げることができません。

そんな時は、非常階段を使って最上階または屋上に逃げて、救助を待つしかありません。

この時に、屋内のエレベーターや階段を使ってはダメです。エレベーターシャフトや階段は煙突の代わりとなり、煙や炎が最も早く上がってくる場所になっています。

なので、上へ逃げる際も非常階段を使わないといけません。

逃げる時は部屋のドアや窓は閉め切って逃げる

逃げる際には、外部に接する部屋のドアや窓は、全て閉めてから逃げるようにしましょう。

そうすることで、空気の流れを遮断して延焼のスピードを遅くする効果が得られます。

最新のタワーマンションなどでは、窓が開かない構造が多いかも知れませんが、そうでない場合は必ず窓は閉じて逃げるようにしてくださいね。

逃げる時にはタオルで口を塞いで煙を吸わない工夫が必要

逃げる際には、タオルや大きめのハンカチで口と鼻を塞いで、煙を吸わないように工夫しましょう。

煙はいつでも吸ってしまうと、考えておく方がよいです。煙を吸うことで意識がもうろうとして、階段から転げ落ちるリスクも考えられますからね。

忘れ物があると、部屋に戻ってはいけない

また、「忘れ物をした!」と、逃げる途中で部屋に戻ることもしてはいけません。

せっかく煙や火の手から逃げれるところを、部屋に戻ったことによって煙や炎にまかれる可能性がでてきます。

そうなると、忘れ物ののために命を落とすことになりかねませんから、一度逃げだしたら戻ってはいけないことをしっかり覚えておきましょう。

参考サイト
東京消防庁 令和3年版 火災の実態
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-cyousaka/kasaijittai/r03/data/7_.pdf

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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