救急搬送される子どもは年間10,000人以上!乳幼児の事故例を紹介

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今回は防災の事案ではなく、日常に潜む子どもの事故例を解説します。毎年250人ほどが指などを切断する事故によって救急搬送されています。

親が目を離したほんの一瞬に挟まれ事故は起きており、その他にも浴槽での溺れや、やけど、窒息や誤飲、自転車からの落下など、さまざまな事故が日常で起きています。

既にご存じの情報もあるかも知れませんが、今一度記事をご覧頂くことで、日常に潜む事故から子どもたちを守れれば幸いです。

目次

日常のケガで救急搬送される子どもは、年間1万5,000人にもおよぶ

子どもの中でも特に乳幼児の場合だと、ケガが命の危険に直結してしまいます。大人が一緒についていても、ほんの一瞬目を離した隙に事故は起きているのです。

3歳以上の幼児でも、危険な状況を理解することは難しいでしょう。だからこそ、同じ時期に同じ年代の子どもの事故が後を絶たないのです。

子どもの事故を無くすには、事故例を把握して親が同じ状況を作り出さないことにあります。

乳幼児が救急搬送された5つの事故例を紹介

ここからは、乳幼児が救急搬送された実際の事故例を5つ紹介しましょう。いずれも、親が注意していれば防げたかも知れない事故といえるでしょう。

事故例その1:手動ドアで挟まれる「はさまれ事故で指を切断」

子どもと一緒に出掛けた際には、ドア付近では子どもを一人にしないでください。

手動ドアの蝶番側に、手を当ててしまうケースが多くあるのです。デパートなどの手動ドアは頑丈で重たいので、その分蝶番側に強い力が加わります。

そんな所に小さな子どもの指が挟まれれば・・

考えたくない事故ですが、毎年250人ほどの方がそんな事故にて救急搬送されているのです。年齢で言えば、12歳未満の子どもが多く受傷していますから、くれぐれもドア付近は注意してくださいね。

  • ドアの蝶番側での、はさまれ事故が多い
  • 最悪のケースは指を切断する事故となる
  • ドア付近では子どもを一人にしない

事故例その2:テーブルのみそ汁がこぼれて「大やけど」

背の小さな子どもには、テーブルの上がしっかり見えていません。テーブルの下からテーブルクロスやランチョンマットを引っ張って、上に乗っていたみそ汁やスープを被って大やけどを負う事故も多いのです。

汁物だけでなく、炊飯器から吹き出る蒸気やアイロンなどでの火傷もあります。小さな子どもがいる間はテーブルクロスを敷かないとか、テーブルのそばに近づくことができなくするなど、工夫が必要となります。

事故例その3:子どもがおぼれた場所のトップ「自宅の浴槽」

乳幼児が溺れるのは、海でもプールでもなく「自宅の浴槽」なのです。例えば、乳幼児と一緒にお風呂に入った時に、一瞬でも目を離さないでいるでしょうか。

そう考えると、そうではない方が大多数のはずなのです。少しの時間で、体を洗ったり、髪を洗ったり、顔を洗ったりしますよね。

大抵の場合何事もなく済むのですが、運悪くその瞬間に溺れてしまうこともあるのです。

子どもが溺れる時は、大騒ぎしません。静かに音もなくバスタブに沈んでいくのです。ですから、大人も気づくのが遅れてしまうのですね。

一緒にお風呂に入っている時は、子どもが完全にお風呂から上がるまでは、付き添っておきましょう。また、小さな子ども同士だけでお風呂に入れるのも止めた方がよいですよ。

事故例その4:乳幼児による「窒息や誤飲」

毎年1,000人ほどの乳幼児が、窒息や誤飲にて救急搬送されています。子どもも6ヶ月を過ぎると、手の届く範囲のモノを何でも口に入れようとします。

窒息は気づかないまま放置すれば、死亡に至ってしまう怖いモノです。子どもの目線で、口に入れるものは置いていないか、落ちていないか確認しましょう。

事故例その5:自転車の子ども用シートに乗ったまま「自転車が倒れる」

この事故例も、毎年後を絶たない事故となっています。子どもを自転車の後ろの子供用シートに乗せたまま、大人が自転車を離れている間に、自転車ごと倒れて子どもが受傷する事故です。

自転車に載せていた方が安全だと思うかも知れませんが、それは間違いなのです。子どもが体を揺らすだけで、自転車はカンタンに倒れてしまいます。

自転車を離れる時は、必ず子どもと一緒に離れるようにしましょう。また、運転中に何かにぶつかって倒れるケースもあります。自転車に子どもを乗せる時は、子ども用ヘルメットを必ず装着させましょう。

まとめ

  • 日常にて子どもが救急搬送される事故は年間1万5,000人と意外に多い
  • 外出先のドア付近では子どもを一人にしない⇒手指の挟まれ事故を防ぐ
  • 火傷の元となるモノのそばに子どもを近づけない⇒やけどを防ぐ
  • 自宅の風呂では子どもから目を離さない⇒溺れを防ぐ
  • 子どもの手の届く範囲に飲み込むモノを置かない⇒窒息・誤飲を防ぐ
  • 子どもを乗せたまま自転車を離れない⇒自転車ごとの転倒を防ぐ

参考サイト

東京消防庁 平成30年中「救急搬送データからみる日常生活の事故」の概要

東京消防庁 おうちで防災を学ぼう

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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