防災の備蓄は簡単にできる!防災士が伝える5つのポイント

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今回は、簡単にできる防災の備蓄についてお伝えします。

南海トラフ巨大地震の発生確率が、最大80%といわれている今だからこそ、実行したい防災アクションがあります。

それは「備蓄!」です。

もしも南海トラフ巨大地震が発生したら、被害は静岡県から九州までの超広範囲に渡ると予測されています。

従って一旦被災してしまうと、救援物資が届くまでに1週間はかかるであろうといわれています。

だからこそ、備蓄は重要な防災アクションであり、今直ぐに実行すべきことといえるでしょう。

本記事を参考に、今日からでも備蓄を開始しましょう。

目次

気楽に考えよう!少し多めの買い足しが備蓄に繋がっていく

備蓄や非常食と聞くと何か特別な物と捉えてしまいがちですが、別に特別なことではありません。

高額な備蓄品セットを購入しなくても普段スーパーで買い物する時に、少し多めに保存食を買っておけば備蓄になります。

例えば「今晩はカレーにしよう」と献立を考えて買い物に行った際に、レトルトカレーもついでに買っておけば備蓄品になります。

「ラーメンが食べたい」と思った時に、カップラーメンを余分に購入することで備蓄品になるのです。

特別な非常食でなくても、普段食べる商品で一定期間保存できる物であれば、その全てが備蓄につながるのです。

飲料水も買い物ついでに1、2本買っておくだけで十分備蓄できる

飲料水の備蓄については、1日あたり大人1人3リットル必要といわれています。

しかし、食料にも水分は含まれているので、最低1リットル/1日確保できていれば良いでしょう。

効率よいローリングストックをするには、500mmのペットボトルで保存するのがベストです。

その理由は、飲み切りやすく持ち運びも便利だからです。

仮に2リットルサイズだと、飲み切れなくて残りを捨ててしまう可能性もありますからね。

買い物に行くたびに、500mmのミネラルウォーターを1~2本買っておけば、重たい思いもしなくて済みますし、一度に多くの出費を懸念する心配もありません。

また、500mmのペットボトルの方が、保管しやすいメリットもあるのです。

備蓄に関する5つのポイント!

それではここからは、備蓄に関する5つのポイントを紹介しましょう。

どれもいわれれば「当たり前」のことばかりですが、当たり前のことがなかなか実行できないのが世の常です・・

フムフムと納得しながら実行してみてください。

その1:冷蔵庫は食品備蓄庫になる

一般的に冷蔵庫の中には食材や食品が、数日分から1週間分あるといわれています。

中にはそうでない方もいらっしゃいますが、多くの方が冷蔵室、野菜室、冷凍庫に何かしら食べ物を保管しているはずです。

災害時には常温で保存している物よりも、先に冷蔵庫の中にある食材から消化して行きます。

そすれば、有効に食べ物を摂取することが可能です。

また、冷凍庫には保冷材などを常備して凍らせておくと、冷蔵庫の保冷時間を延ばすことができます。

停電したら保冷材や解凍する食材を、冷蔵庫の上段に置くようにしましょう。

その2:一人暮らしの場合は好みの食べ物を意識して

ひとり暮らしの方の冷蔵庫には、たくさんの食料が入っていないことが多いでしょう。

従って一人暮らしの方は、普段の買い物で自分の好きなカップ麺や、レトルト食品を多めに買って常温で保存しておくと良いですよ。

スナック菓子なども災害時には有効ですから、とりあえず栄養面とか考えずにストックしておくことをおススメします。

その3:お風呂の水は入る前まで流さない

災害時に断水して困るのが、トイレを流せなくなることです。

バスタブに浸からずにシャワーだけで済ませる方も多いと思いますが、そんな方でもバスタブには水を張っておきましょう。

いつもバスタブを利用する方は、次に入る前まで水は張ったままにしておくと良いですね。

断水でトイレの水が流せなくなっても、当面はバスタブの水でトイレを使うことが可能となります。

その4:カセットコンロ&ボンベは災害時の必需品

電気やガスが止まってしまうと、お湯を沸かすことができません。

温めなくても食べられるレトルト食品もありますが、できれば温めて美味しく食べたいですよね。

また、カセットコンロがあれば冷蔵庫の食材を調理できるのでとても便利です。

お湯を沸かす・炒める・焼くなど、万能なアイテムですから必ず常備しておきましょう。

カセットボンベのストックも、多めに用意しておくこともお忘れなく。

その5:消費期限をチェックしておこう

食品の消費期限は健康上気にする方も多いですが、期限が過ぎていても大丈夫な物もありますから、自分の舌を信じて良いかも知れません。

ただ、そのような冒険をしなくてもいいように、備蓄食品の消費期限はこまめにチェックしておきましょう。

同じように常備薬やカイロなどの期限も、必ずチェックするようにしてくださいね。

食料は自分の舌で確認することができても、薬はそうはいきませんから食料以上に注意しましょう。

まとめ

  • いつもの買い物の買い足しが備蓄につながる
  • 飲料水は500mmサイズがベスト
  • 停電時には保冷材や解凍食材を冷蔵庫の上段に置く
  • バスタブには常時水を張っておこう
  • カセットコンロとボンベは必需品
  • 消費期限は細かくチェックしておこう

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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