-おはよう・こんにちは・こんばんは- 防災士ライターのクリスです!
今回は子どもに持たせておきたい、プロフカードと防災ポシェットを紹介します。
みなさんは「プロフカード」や「防災ポシェット」をご存じでしょうか。
防災リュックのように、備蓄品が入っている大きなモノではありません。
通学や、ちょっとしたお出かけ時に、突然起きる災害に対応する携帯バッグのことです。
ほかの呼び方では、防災ポーチとも呼ばれていますね。
ママさんなどの買い物時での災害対策に期待されているのですが、最も持たせておきたいのは「子ども」なのです。
今回は防災ポシェットはどのようなものか解説するとともに、印刷して使えるプロフカードの掲載もします。
親のいない時に災害が起きるとパニックになってしまう
親御さんと一緒にいる時に災害が起きた場合は、子どもを守ることができますし、何より子どもは一緒にいられる安心感があります。
ですが、小学生のお子さんが通学時に災害に遭遇してしまうと、子どもを守る大人がそばにいません。
そのため、どうしたらいいかパニックになってしまいます。
防災ポシェットは避難時、避難後に有効となるアイテム
例えば、通学時に地震が起きたとしましょう。
何とか難を逃れた後、近くの大人たちが誘導して避難を開始します。
避難所に辿りついてホッとしたものの、親に連絡をとらないといけません。
ここで防災ポシェットが活躍します!
プロフカードは防災ポシェットの必須アイテム
まずは、防災ポシェットにはプロフカードと呼ばれるアイテムを入れておきます。
小学生の場合、多くは自分の携帯電話を持っていないでしょう。
親と離れて避難所に逃げた場合、役所の担当者が親に連絡をとってくれますが、その時に連絡先が分からないとダメですよね。
親の携帯番号を覚えていて、スラスラいえる子どもは少ないはずです。
このプロフカードがあれば、行政側は避難者リストも直ぐに作れますし、親への連絡もカンタンにとることができます。
次のプロフカードは筆者が独自で作成たものです。よければ、印刷してお使いください。
・水に濡れても大丈夫なようにしておくのがポイント
・防災ポシェットで最も重要なのがプロフカード
予備のマスクなど衛生グッズも入れておこう
コロナ禍の影響で今でも多くの子どもがマスクをしていますが、通学中であれば予備のマスクを持っていないことが多いです。
災害時にはホコリがつきもので、マスクが汚れたままだと不衛生ですし気持ち悪いですよね。
そこで防災ポシェットに、予備のマスクを数枚入れておくとよいですよ。
加えて、ばんそうこうやウエットティッシュなどの衛生グッズも、少量でいいので入れておきましょう。
フェイスタオルはビニール袋やジップロックに入れて、ポシェットのなかでも汚れないようにしておくとよいです。
いざという時は、ビニール袋やジップロックも役立ちます!
レインコートとアルミ保温ブランケットは雨と寒さ対策に必要
レインコートとアルミ保温ブランケットは、100円ショップで販売されているもので十分です。
これらがあればとりあえず雨対策にも有効ですし、冬場の避難所での寒さ対策にもなるので、防災ポシェットに入れておきましょう。
ホイッスルや小型のLEDライトは防犯にも役立つ
ホイッスルや小型のLEDライトも、防災ポシェットに入れておくことをおススメします。
ホイッスルは災害時に取り残された場合、自分の居場所を知らせる有効なアイテムです。
小型のLEDライトは明るく照らしてくれるため、暗がりではとても有効となります。
さらにこれらは、不審者対策として防犯にも役立ちます。
これらの2つのアイテムも、100円ショップで揃います。
子どもの完全を確保するためにも防災ポシェットは持たせておきたい
ここまで解説したとおり、防災ポシェットには多くのモノは入っていませんし、防災リュックのように水や食料が入っている訳でもありません。
ですが紹介した数点のアイテムがあるだけでも、親と離れた時に子どもの安全を確保することが可能です。
特にプロフカードは絶対に必要なので、ぜひ作ってあげて欲しいです!
ただし、悪用されると困るので緊急時の暗号を決めておくことをおススメします。
例えば、山川さんのお子さんが本当に必要な連絡をする場合は「田中さんですか?」と、最初にたずねるなど工夫を考えておきましょう。
まとめ
今回は子どもに持たせておきたい防災アイテムとして、プロフカードと防災ポシェットについて解説しました。
防災ポシェットは小さなものでOKで、ランドセルやカバンにぶら下げられれば便利です。
携帯するアイテムにはプロフカードが重要で、自治体が配布するハザードナップなどに附属しているケースもあります。
もし手元になければ、記事内のプロフカードをぜひ活用ください。