ライターの永野です！
夏休み4日目…。昨日は私が昔習っていたバレエの公演を息子たちと見に行きました。アクロバティックかつ繊細に踊る子どもたちを見て、最近の子は技術力も表現力も高いなぁと感心しつつ、息子たちにも何か没頭できる習い事をさせるべきか…と考える機会になりました。
そして今日からラジオ体操！なのですが、初日から子どもたちは起きることができませんでした（笑）。明日も行けるのか不安ですが、全14回なので10回は参加できるように頑張りたいと思います。
さらに今週は、水曜日以外は学校と幼稚園のプール開放があるので、早速連れて行きました。長男はウキウキ出かけていき、次男は渋々でしたが、迎えに行ったら「楽しかった！明日も行く！」と言っていたので、皆勤賞で頑張ってもらいたいものです。
学童に預ければ利用料がかかり、お弁当を作るのにも材料費が必要とはいえ、自宅にいればいるでいろいろと出費のある今日この頃…。PayPay大好きな私はここ数日で何回かチャージしており、「現金のがいいのかな」と思いつつも、「同じお金を使うなら、ポイントバックがあるほうがお得ではなかろうか」という持論でスマホ決済ばかりしています。
私はキャリア決済を選択していますが、PayPayに限らずスマホ決済にはクレジットカードの連携も可能です。人気のスマホ決済の1つLINE Payも、クレジットカードを登録できますが、「LINEにクレジットカードを登録するのは危険だ」という声も耳にします。
今回は、LINEのクレジットカード登録がなぜ「危険」なのか、さらに登録したクレジットカードの使い道や、クレジットカード登録のメリットなどをまとめて解説します。
LINEにクレジットカードを登録するとできること
電話やメッセージのやり取りなどに、多くの方が活用してるLINE。メッセージに使う絵文字やスタンプを購入したり、住所を知らない相手にもギフトや年賀状を送れたりと、さまざまなサービスを提供しています。
そんなLINEでも、「LINE Pay」というスマホ決済サービスの利用が可能です。専用アプリからはもちろん、LINEアプリからも手軽に利用できるので、多くの方が活用しているのではないでしょうか。LINEを開いて下段右側の「ウォレット」をタップすると、ギフトを送ったりLINE Payを使ったりできますが、LINE Payにはクレジットカードの登録ができます。
※以下、「LINEへのクレジットカード登録」は「LINE Pay」にクレジットカードを登録することを指します
登録したクレジットカードは、LINE関連サービス（ギフトやスタンプ購入など）の決済に使用できます。
LINEにクレジットカードを登録するメリット
「危険」という声もあるLINEへのクレジットカード登録ですが、よいこともあります。クレジットカード登録でどういったメリットが得られるのかを、確認しましょう。
オンライン決済が楽
LINE Payはプリペイド方式といって、アカウントにチャージした残高を使う方式です。チャージは銀行ATMやコンビニで行えるほか、登録した銀行口座からのオンラインチャージにも対応しています。
LINEに登録したクレジットカードは、店頭でのLINE Pay決済には使えません。しかし、LINEのサービスでオンライン決済を多く利用する場合、LINE Payに登録したクレジットカードですぐに決済が完了します。
LINE Payの利用でクレジットカードのポイントが貯まる
LINEに登録したクレジットカードをオンライン決済に使うと、クレジットカードのポイントが貯まります。キャリア決済などではもらえないポイントが貯まるので、マイルや各種ポイントなどのなかから、頻繁に使用するポイントが貯まるクレジットカードを選択するとよいでしょう。
カード情報を都度入力しなくてよい
LINE関連サービスの決済にクレジットカードを選択すると、カード情報の入力が求められます。しかし、LINE Payに一度クレジットカードを登録しておけば、カード情報を毎回入力する手間が省けます。LINE関連サービスでの決済が多い方は、面倒な入力作業不要で、クレジットカードのポイントも貯まるので、クレジットカードは便利だと感じるのではないでしょうか。
LINEのクレジットカード登録は危険といわれる理由
メリットもあるLINEのクレジットカード登録ですが、何が「危険」なのでしょうか。調べて見たところ、LINEにだけ該当するような具体的な理由は見つかりませんでした。しかし、LINEに限らずオンライン上に重要な個人情報を登録すると、大きく3つの危険に見舞われる可能性があります。
不正利用
1つ目は不正利用です。クレジットカードの情報が何らかの理由で第三者に知られてしまう、スマホを落として誰かの手に渡ってしまう、アカウントを乗っ取られるなどすると、カード情報を悪用される可能性があります。オンラインでクレジットカードを利用するには、氏名やカード番号のほか、有効期限やセキュリティコードなども必要です。すべての情報を知られることはあまりないかもしれませんが、スマホの紛失・盗難があった場合などには不正利用のリスクが高まるため注意しましょう。
情報漏洩
情報漏洩も、不正利用につながる危険です。LINEの安全性については後述しますが、いくら対策を徹底しているといっても、オンライン上に情報が存在する以上、「100％」はあり得ません。何らかのトラブルで情報漏洩が起これば、大切なクレジットカード情報が漏洩し、悪用される可能性は高まります。
データに関するトラブル
スマホの機種変更を行ったり、LINEやLINE Payのアプリを再インストールしたりすると、データに関するトラブルが起こることもあります。LINE Payに登録したクレジットカードで決済をした場合に不具合が生じても、LINE Payは補償してくれないかもしれません。
「LINE Moneyアカウント利用規約」の第33条には、「利用者に対して、かかる瑕疵を除去してLINE Payサービスを提供する義務を負いません。」と記載されています。補償対象となるケースもありますが認定されないこともあるため、クレジットカード登録により起こったトラブルの責任を自分で負わなければならないケースがあることも、「危険」といわれる理由の1つでしょう。
LINE側が行っている安全のための対策
LINEにクレジットカードを登録する危険は、情報漏洩や不正利用などにより起こる可能性が高いものです。そこで、LINE側もユーザーが安心してクレジットカード登録や決済アプリなどを利用できるよう、安全のための対策を行っています。
ログイン・決済の通知
LINEアカウントへのログイン、LINE Payや登録したクレジットカードの利用があると、通知がきます。「LINEウォレット」という公式アカウントから必ずLINEのメッセージが届くようになっているので、身に覚えのない場所でのログインや、クレジットカードの利用などがあった場合には、パスワードを変更するなどして対処しましょう。
ちなみに、LINE Payは複数の端末で同時に使えないようになっています。自分以外の端末からログインがあればすぐに「不正利用」だとわかるのも、安心のポイントだといえます。
暗号化システム
LINE Payは国際基準の暗号化システムを採用しており、登録したクレジットカードや銀行口座の情報も暗号化されます。「ISO27001認証」という、有名な国際規格の情報セキュリティもクリアしているので、LINEのシステムがハッキングされ、登録したクレジットカード情報が漏洩するリスクは低いといえるでしょう。
補償制度
LINEアカウントが乗っ取られるなどして不正利用にあった場合、補償制度を受けられる可能性があります。記憶にない決済が実行されていたときには、LINE公式サイトの「問題報告フォーム」から問い合わせが可能です。ただし電話での受付をしていないこと、前述の通り補償の対象外となるケースに該当する可能性があることも、忘れてはいけません。
クレジットカード登録前に知っておきたいポイント
LINEにクレジットカードを登録すること自体は「危険」とは言い切れず、メリットもあることがわかりました。しかし、登録前には以下のような注意点があることも把握しておく必要があります。
登録したクレジットカードはLINE内でしか使えない
LINEに登録したクレジットカード情報は、LINE関連サービスにのみ使用可能です。当然ともいえますが、他のアプリやサービスなどには、LINEに登録したクレジットカード情報は共有されないので、LINE内で決済をあまりしない方は、登録は不要かもしれません。
クレジットカードからのLINE Payチャージは不可
クレジットカードはLINE Payを介して登録しますが、LINE Payへのチャージには使えません。PayPayや楽天ペイなどは、連携したクレジットカードからチャージができるのでなぜチャージできないのかは不思議ですが…。クレジットカードを連携しても、使用できるのはオンライン決済のみ。店頭でのLINE Pay利用には、別の方法でのチャージが必要です。
クレジットカード決済ではLINEポイントが貯まらない
登録したクレジットカードで決済をすれば、前述の通りクレジットカードのポイントが貯まります。しかし、LINE Payを利用した場合にもらえるLINEポイントの還元はありません。LINE Payを使ってLINEポイントを貯めたいと思っている方は、クレジットカード登録をしないほうがよいといえます。
以上のようなやや複雑な注意点を理解していない方がクレジットカードを登録すると「登録したのにチャージできない！カードが使えない！」「ポイントが貯まらない！」という気持ちから「登録は危険だ」と判断してしまう可能性もあるため、気をつけましょう。
LINEクレジットカード登録の危険性に関するQ&A
ここまで、LINEにクレジットカードを登録する危険性や、クレジットカード登録の注意点などをご紹介しました。最後によくある質問をまとめましたので、クレジットカード登録前にこちらもご一読ください。
LINE Payのメリット・デメリットは？
LINEへのクレジットカード登録は、LINE Payを介して行います。LINE Payは利用可能店舗数が徐々に増えており、幅広いシーンで使えるのが特徴です。また、チャージだけでなく請求書支払いにも対応していること、クーポンが豊富でお得に買い物できること、専用アプリはもちろん、LINEアプリからも利用できる手軽さなどが、メリットとして挙げられます。
一方で、ポイント還元率が一律0.5％で、ほかのスマホ決済と比べると還元率があまりよくないのが、デメリットだといえます。クレジットカードからのチャージができないのも、ポイントバックという点ではデメリットになり得るので、ポイント還元率を重視する方には向きません。
LINEの銀行口座登録は必須？
銀行口座を登録すれば、オンラインでLINE Payにチャージができて便利です。しかし、LINE Payを利用するからといって、必ずしも口座登録をしなければいけないというわけではありません。重要な情報を登録すればするほど、不正利用などのリスクは高まりますので、登録は慎重に行いましょう。
クレジットカード登録の方法は？
LINEにクレジットカード情報を登録したい場合は、LINEアプリの「ウォレット」をタップ後、「＋（チャージ）」ボタンをタップしましょう。「チャージ方法を選択」という画面を閉じ、スクロールしていくと「便利な機能」という一覧のなかに「クレジットカードの登録」という項目があるので、タップします。その後、「＋」ボタンをタップし、必要な項目を入力すると、クレジットカードが登録できます。クレジットカードはカメラでのスキャンもでき、1アカウントにつき最大4枚まで登録可能です。
クレジットカードが登録できないときはどうする？
クレジットカード登録を行っても認証されない場合には、以下の点を確認しましょう。
・入力した情報に間違いがないか
・海外での利用が可能か
・オンライン決済に対応しているカードか
・登録に法人カードを選択していないか
・既に登録しているカードではないか
登録済みのカードの情報を更新したい場合は、一度カード情報を削除しなければいけません。LINE Payのメインメニューから「設定」→「クレジットカード」を選択肢、対象カードの「×」を押すと、削除が完了します。
LINEのクレジットカード登録は危険度低！安全に活用しよう
LINEに限らず、クレジットカードや銀行口座などの重要な個人情報を登録すれば、必ずリスクが伴います。LINEはセキュリティ対策もしっかりと行っており、危険度自体は低いといえますが、クレジットカードを登録してもLINE Payにチャージできない、LINEポイントが貯まらないといったデメリットもあるので、得られるメリットと比較したうえで登録は慎重に行いましょう。
編集後記
LINE Payは一度、友人への送金のために使ったことがありますが、コンビニのATMでチャージして送金するのは、思ったよりも大変ではありませんでした。しかし、手軽にチャージできるPayPayが快適すぎること、複数の決済アプリの使い分けが難しいことから、それ以来利用していません。
しかしLINEギフトを贈る機会は年に数回あるので、「クレジットカードを登録するのも悪くないのかな」と、書きながら思いました。とはいえ私はキャリア決済を利用しており、その支払いをクレジットカードにしているので、結局クレジットカードのポイントが貯まるという意味では、LINEに登録するのはあまり意味がないのかもしれません。
安全かつお得な方法を模索するのは、簡単なことではありません。でも「面倒だから」と現状維持に努めていた少し前の自分よりも、視野を広げていろいろなことが見られるようになっているように感じます。これからもリスクを回避して安全に「節約」や「お得」を獲得できる方法を、探していこうと思います。
参考サイト
・LINE Payは危ないの？本人確認・銀行口座の登録はリスク高い？想定される3つの危険性・トラブルと対策まとめ【ラインペイ：セキュリティ・安全性】
・LINE Payにクレジットカードを登録しよう。メリットや手順は？
・LINE Pay(ラインペイ)にクレジットカードを登録すると何ができる？登録方法や注意点についても解説！
