生活保護を受けないと高齢者は生きていけない!保護認定までのリアルメモ

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両親が高齢となり、病院への入院だけでなく介護が必要になった事態に直面したとき、年金では生活ができない現実がありました。

預貯金が潤沢にある方は問題ないでしょうが、そうでない場合は両親が生き残るには生活保護を申請するしかありません。

そうしないと、共倒れになってしまいます!

今回は実際に筆者が経験した、高齢者に生活保護が必要な現実をお伝えしましょう。

なお一部センシティブな表現がありますので、注意してご覧ください。

目次

プロローグ・母親が脳梗塞で倒れて実態が判明!

4年前に広島県に住んでいた両親を、自宅近くのハイツに連れてきました。

理由は親族からの借金と、まともな生活をしていないことが判明したからです。

あらゆるところから借金を繰り返す生活で、父親はギャンブルに母親は宗教にハマっており、お金を持たない生活をさせるために仕方なく連れてきた次第です。

タクシーでスーパーにお買物

広島では「ふうが悪い(広島弁で格好が悪いの意味)」と、包括センターや介護関連の支援を断って、介護サービスを受けていません。

そのため、買い物がしんどいということでスーパーにタクシーで乗りつけ、タクシーはそのまま待機。

その間に母親が買い物を終えて、またまたタクシーで帰宅する。

そのとき、父親はというと自転車でボートピアに行き、ギャンブルに興じる生活を送っていました。

そんな生活をしていれば、お金がいくらあっても足りませんよねぇ・・

母親が要支援1、父親は支援もない健康状態

そんな生活を終わらせるために、コチラでお金を持たない生活をさせることにしました。

そこで真っ先に、地域包括のケアマネさんに相談して、介護度の認定調査を行ってもらいました。

すると、母親は要支援1、父親は支援なしの結果となり、母親の点数にてヘルパーさんに、買い物などの代行を依頼。

できるだけ、筆者家族が動かなくて済むようになって助かりました。

母親が3回目の脳梗塞で入院!

そして4年経った今年3月に、母親が「頭が痛い」と訴えてきたので取り敢えず病院へ。

あまりに痛みを訴えるため、かかりつけの病院から紹介状を書いてもらい、日赤病院で頭部検査を行うことになったのです。

検査の結果「軽い脳梗塞が見られる」とのことで、既に2回脳梗塞で入院していたこともあり即日入院となりました。

しかしその時点では、この後待ち受ける衝撃の事実を知る由もなかったのです・・

父親は耳が遠いだけで、介護認定は受けていません。

したがって、日常生活は問題ないと判断し、当日は弁当をそして数日分のカップラーメンとパンを置いて帰りました。

それが金曜日で、土日を挟んで月曜日に様子を見に行くと、とんでもない事態になっていたのでした!

糞尿は垂れ流し、ゴミ箱は小便で満タン!カップ麺は水を入れたまま放置

大変な事態とは、父親がおむつを履き替えることなく、糞尿を垂れ流し状態にしていたことです。

加えて、パンは全て完食していましたが、カップ麺はお湯を入れたのか水を入れたのか分からい状態で、フタが空き麺が水を吸ってブヨブヨ状態!

そんなカップ麺が3つほど、テーブルに置かれていました。

ゴミ箱を見てみると、小便で一杯に・・

掃除するのも大変で、部屋をきれいにするのに2人で1時間以上かかったのです。

「なんで?介護認定されていないのに、ボケてるのはなぜ?」

とにかく、父親をこのままにしておくことはできないので、新しいおむつをはかせて部屋に置いたまま、ケアマネさんに早速相談に行ったのです。

認定調査は全て母親が代弁して回答したよう

毎年の介護認定の調査時には、全て母親が父親の状況を詳しく説明していたようで「耳が遠いだけのおじいさん」になっていたようです。

理由は母親いわく「ボケとるのはふうが悪いけん」とのこと。

つまり自分が世話ができるのだから「相方が痴呆であることは隠しておきたかった」ようです。

戦前生まれの人はこんな考え方をするのか、我が親だけなのか、呆れるしかありません。

かかりつけの病院がレスパイト入院で助けてくれた!

とはいうものの、現実として父親が相当ボケているのは確かなので、部屋に垂れ流した糞尿やゴミ箱の小便、ふやけたカップ麺など、状況を全てスマホで撮影してケアマネさんに見せました。

そのお陰でケアマネさんも尋常でない状況を察してくれて、直ぐに受け入れできる施設に相談してくれたのです。

しかし、介護認定を受けていないので制度上は健康な人となるため、受け入れできる施設はありません。

困り果ててかかりつけの病院に相談すると「レスパイト入院」ということで、明日から入院が許可されました。

これには、本当に病院に今でも感謝です!

レスパイト入院とは、自宅療養中の患者さんに一時的に入院してもらうことで、 介護している家族に休息を取ってもらったり、家族自身が冠婚葬祭に出席したりするなど、家族の方を支援するための入院のことです。

突然きた親の介護問題!お金はないぞ・・

レスパイト入院の間に、母親の介護の区分変更申請と父親の介護認定の申請をお願いしました。

そして3週間ほど経って、父親は「要介護3」の認定を受けることとなり、そして我が家に介護問題が勃発したのです。

4年間何ともなかった父親が突然痴呆に!!

どうして、毎年介護認定の調査を受けているにも関わらず、いきなり「要介護3」で重度の認知症になったのかは、先に説明した母親の介入が原因でした。

我が家では突然の介護問題によって、頭を抱える結果に・・

ハイツの賃料と病院代で二重の支払いに!

結局、母親は日赤からリハビリ病院へ転院し、父親はレスパイト入院となったため、ハイツは誰も住まない状況となります。

二人暮らしとは言え、それなりの生活用品があり直ぐに部屋を処分することができません。

これにより、入院費と食事代、寝間着などのレンタル代などの支払いも必要となり、二重の支払いを余儀なくされました!

生命保険にも加入していないため、病院代の補てんも叶いません。

さまざまなお金がどんどん出ていく事態に、1週間かけて部屋を掃除し、不要品は自分で処分して費用を浮かせました。

それでも、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの大型家電は引取りに業者を使いましたし、仏壇の根性抜きの供養、仏壇の処分などで諭吉さんが数十人いなくなりました。

結果、筆者宅が支払った費用は諭吉さん30人以上となり、痛い出費となってしまったのです!

レスパイト入院後はサ高住に入居する方向で!

重度の痴ほう症の父親を引き取って介護することは不可能なので、どうすべきかをさまざまな人の知恵を借りて相談した結果、サービス付き高齢者向け住宅(略してサ高住)で、面倒を見てもらうこととなりました。

しかし、父親の年金だけでは費用を賄うことが出来ません。

困っていたところに、新たなアイデアを授かったのです。

生活保護を申請してサ高住に入居する

新たなアイデアとは、生活保護の申請を行い生活保護の下で暮らすことでした。

生活保護を受けるためのハードルは高いと聞いていたので、大丈夫かと心配でしたが動けば何とかなるものです。

ただし、何回も役所に行く手間やサ高住との契約、介護サービスの契約、介護用品のレンタル契約などなど、非常に多くの手間が必要です

高齢者の生活保護申請の手順

高齢者に限らず、生活保護を申請するには先に相談員に状況を説明して、生活保護とはどのような制度なのかを知ることから始まります。

父親の件で相談員に2回足を運び、段取りを教えてもらいました。

  1. 生活保護の受給対象であるか
  2. サ高住の場合どこに住むのかが確定しないといけない
  3. 現在の生活の状況
  4. 今後の生活費がどのくらい必要か
  5. これらを把握した上で、居住地区の担当者と面会する

ザっとですが、生活保護を申請するまではこのような流れとなります。

生活保護では、各地域に担当者が決まっているためどこに住んでいるかが重要であり、どのサ高住に入居するのかが必要となります。

また、申請時には既にサ高住との契約が完了した状態で、契約書などが必要です。

幸いにも借金生活で財産は何もないので条件は直ぐにクリア

生活保護を受けるに当たり、いくつかの条件があります。

・収入が最低生活費を下回っている
・車などの資産がない
・生命保険に加入していない
・働けない(年金以上の収入が得られない)

これ以外にもさまざまな条件がありますが、大きな項目はこのくらいでしょう。

これらの条件を全てクリアしていたため、これまでの経緯などを話しして申請が完了しました。

ただし、借金があると生活保護は受けられないため、親戚に訳を話して借金はチャラにしてもらいましたが、このお願いも筆者が行うためメンタル的なダメージは相当溜まっています。

最低生活費の範囲で生活するため贅沢はできない

父親の場合は重度の認知症なので、贅沢をすることはありません。

3食出された食事を食べて、週2回デイサービスに通い、普段は部屋で寝るかテレビを見ている生活です。

なので、生活が辛いと思うことはないでしょう。

ただし、元気な若者が生活保護を受けるとなると、生活はできても精神的には大変窮屈な思いをすることとなります。

生活保護受給者の半数が65歳以上の高齢者

今回、我が親の介護門問題が勃発して、高齢者の生活保護申請を経験しましたが、調べてみると生活保護受給者の半数が65歳以上の高齢者です。

元気であれば夫婦の年金を合算すれば何とか生活できていても、いざ介護や病気になると年金だけでは生活できないのが現実です。

もしも今回、介護状態でなくどちらかが死亡していても、単独の年金ではハイツの賃料すら支払いできないため、生活保護を受けないと生きていくことは不可能です。

生活保護の被保護者調査 令和5年3月分概数では55.6%

厚生労働省が公開している「生活保護の被保護者調査 2023年(令和5年)3月分の公表値」によると、65歳以上の高齢者世帯が911,320世帯であり全体の55.6%を占めています。

高齢者以外の世帯では、障害者・傷病者世帯が406,899世帯と2番目に多く、全体の24.8%を占めています。

つまり、働けなくなり年金だけで生活するのは無理な家庭がこれだけあると言うことです。

出典:厚生労働省 生活保護の被保護者調査 2023年(令和5年)3月分の公表値

現在は母親の生活保護の申請を行っている

現在母親もリハビリ病院に入院中ですが、退院後はサ高住に入居することとなっています。

一緒に暮らせない家庭的事情がありますが、サ高住の方が介護関係は手厚いです。

おやつにパンの移動販売もあり、安価にパンを購入できますし、移動の散髪サービスもあります。

デイサービスも送迎ありでおやつ付きと、色々なサービスがあり楽しく暮らせるはずです。

まとめ

今回は我が親の介護問題が勃発し、なんとかならないかと相談した結果「生活保護」に辿り着きました。

よく「親の介護に疲れた殺人事件」のニュースが流れますが、そうなる気持ちはよく分かります。

辛いことを我慢して共倒れになっては、意味がありません!

それぞれの家族関係によって、状況は異なってきますが介護は本当に大変です。

手続きは大変ですが、国の制度に頼るのが最もよい方法だと感じています。

参考サイト
厚生労働省 生活保護の被保護者調査 2023年(令和5年)3月分の公表値

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これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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