停電の際、トイレは使える?非常時に困らない備えや工夫を解説

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ライターの永野です!

筆者の家の目の前には小さな川があるのですが、2023年6月の大雨の際はそこまで増水しませんでした。「本当にまずいと思ったらシャワーして荷物を持って避難しよう」などと話していましたが、幸い大きな被害はなし。しかし、200メートルほど離れた大きめの川は割と笑えない状況になっており、近くの住民には避難指示が…。確か、「警戒レベル4」くらいだったと思います。

実家は小さな川と大きな川が合流する地点の近くにあるので、大丈夫かなと心配になりましたが、その後雨が少し弱まったおかげで、川の水も若干落ち着き、本格的な避難には至りませんでした。

とはいえ心配だったので、車で実家の様子を見がてら、大きな川の側の道路に出たのですが(こういうときに川の近くに行くのは危険ですので本当はよくないんですけどね!)、いつもは水位が低い川が、橋に到達するんじゃないかというくらいになっていて、恐怖を感じました。

分かりにくいですが、こんな感じでした。

川の近くに歩いて見に来ている方もちらほらいました(私もその1人なのでたいそうなことはいえませんが)。「いやいや、徒歩はまずい!」と他人事のように思っていましたが、ご高齢の方が川を見に行って流されたというニュースはよく耳にするので、川には不用意に近づいてはいけないなと反省した次第です。

昨今は、ゲリラ豪雨というか、嵐?スコール?という規模の雨が降ることも増え、数年おきに上画像くらいの増水が起こっているイメージなので、川の水があふれるというのは他人事ではないと実感しています。

前回の増水時には、川の水の勢いで水道管が破損し、我が家や実家周辺では一時断水状態に。トイレの水もチョロチョロとしか流れなかったため、隣町の複合施設へ行って時間を潰した記憶があります。断水は水不足や地震などでしかならない印象でしたが、どういった原因で起こるかわからないんだなぁと思った出来事でした。

前置きが長くなりましたが、今回のテーマは、「停電時のトイレ事情」。停電時にトイレが使えるか、いざというときの対処法などをまとめていますので、参考になれば幸いです。

目次

停電時、トイレは使える?

停電が起こるとさまざまな不便が生じるため、「トイレも使えなくなるのでは」と思う方もいるでしょう。まずは停電時にトイレが使えるのか、使えない機能はあるのかを確認しましょう。

停電でもトイレは「基本的に使える」

結論からいうと、停電時もトイレは基本的に使えると思って大丈夫です。一般的な水洗トイレは、流す際に電力を使いません。停電時も、同時に断水が起こっていない限りは通常通り流せます。

使えない機能もある

従来の水洗トイレは、タンクに溜まった水を押し出して流すので、停電時でも使えます。しかし、温水洗浄暖房便座は一部電力を使用するため、使えなくなる機能もあるため注意が必要です。

便座を温めたりウォシュレットを使ったりというのは、電気が止まればできなくなります。コンセントからプラグを抜いた状態で使えない機能は、「停電時は使えない」と思ってください。

タンクレストイレは要注意!

すべての水洗トイレが停電時も使用できるわけではなく、なかには停電時に流せなくなるトイレもあります。それが、タンクレストイレです。

タンクレストイレは排水に電気を使っているため、停電時には流せなくなります。便利なタンクレストイレは導入されるご家庭も増えていますが、いざというときに使用できない可能性があることも理解したうえで、購入を検討する必要がありそうです。

停電でも安心!タンクレストイレを使えるようにする方法

停電時に流せなくなるタンクレストイレですが、災害時や緊急時に使えるようにする方法はあるようです。どういった方法でタンクレストイレが流せるようになるのかを、簡単に解説します。

そもそもタンクレストイレとは

従来のトイレは、便器の後ろに水を溜めておくタンクがついています。一方のタンクレストイレはこのタンクがなく、タンクの存在によりトイレ内に生じる圧迫感を解消してくれる、見た目がスタイリッシュでおしゃれと、人気の高い製品です。

タンクレストイレは水道と直結しており、普段は電磁弁で水が流れないようせき止めています。「流す」ボタンを押したり、センサーで人が立ち上がったことを感知したりすると、電磁弁が動いて水道から水が流れる仕組みです。

タンクレストイレを使えるようにする方法

停電してしまうと電磁弁が閉まったままですし、自動で開くトイレのふたも開かなくなります。しかし、こうした緊急事態に備え、停電時にもタンクレストイレを使えるようにする方法が提示されているケースが多い傾向です。

停電時に操作できるレバーを引っ張ったり回したりして排水する、乾電池で通電するなど、方法はさまざま。緊急時の詳しい使い方は、メーカーによって異なりますので、ご自宅のタンクレストイレの説明書を確認してください。

停電時もトイレを使いたい方ができる備え

停電時にも従来のトイレは流せますし、タンクレストイレも緊急時の方法で流せます。しかし、ウォシュレットが使えない、毎回レバーを引っ張らなければいけないなど、不便な点があるのも事実です。

ここからは、停電時にもできるだけ通常通りトイレを使用するための3つの方法をご紹介します。

太陽光発電

新しく建っている住居には、太陽光発電のパネルを設置することが増えています。太陽光発電は太陽光があれば発電できるので、停電のときも外が晴れていれば電気を使うことが可能。トイレも通常通り使用できます。

しかし、日が落ちれば発電できません。またくもりや雨のときには、発電量が大幅に減ってしまうため注意が必要です。

蓄電池

蓄電池は、電気を溜めておくための機械です。蓄電池に電気があれば、停電になっても半日から1日くらいは電気が使えます。一時的な停電なら乗り切れるでしょう。

最近は、太陽光パネルと蓄電池をセットで提供する会社も増えています(筆者の自宅にも勧誘に来ました)。日頃の電気代も抑えられ、環境にも貢献できるという話を聞きましたが、導入はしていないため実際のところは分かりません。

しかし、いざというときに役立つのは事実なので、太陽光パネルとともに設置するのもよいのではないでしょうか。

凝固処理商品の活用も◎

トイレの水は流せなくても、トイレに座って落ち着いて用を足せる方法はあります。災害時のアイテムのなかには、排泄物を凝固剤で固めて処分できるものも。

こうしたアイテムを便器のなかに置けば、流せなくてもいつもの空間で用が足せますし、出たものも衛生面に不安なく処理できるので安心です。ちなみに、こうしたアイテムは箱に入って10~100枚ほどでセットになっています。場所を取らないので、緊急時のアイテムとして用意しておくのもよいでしょう。

停電・断水…災害時にトイレが使えない場合の対処法

停電や断水など、災害時にはさまざまな理由でトイレが使えなくなることもあります。上記のような方法でトイレを使用することもできますが、トイレそのものが壊れてしまったりすると、どうにもできません。

トイレが使えない緊急時には、どのような方法で用を足せばよいのでしょうか。

携帯トイレ

災害グッズにもなっている携帯トイレは、場所を選ばず使用できます。片手で使用できますし、使用前はコンパクトにまとまっているので、持ち運びにも便利です。災害時にトイレが使えないときはもちろん、ドライブ中に子どもがトイレに行きたくなった場合など、日常生活のなかでもトイレがなくて困ったときに活用できるでしょう。

災害公園や避難所のトイレ

災害公園や避難所には、緊急時にも使えるトイレが設置されていることも多い傾向です。停電や断水時にも流せるトイレ、タンクが内蔵されている仮設トイレなどは、災害時に大いに役立つでしょう。

トイレの問題はデリケートなので、急を要しても携帯トイレなどではできないという方もいます。そういった方は安全に配慮しながら、こうしたトイレのある場所に行くのもおすすめです。

介護用ポータブルトイレも使える!

介護では、トイレに自力で行けない方にポータブルトイレを使用することもあります。ポータブルトイレは前述のような凝固処理製品などを便座の下に設置して使用するので、災害時にも重宝するでしょう。ご自宅にポータブルトイレがあるという方は少ないでしょうが、もしある場合には、災害時に使えることも覚えておいてください。

停電時もトイレが使える工夫を日頃から考えよう

停電時にも従来の水洗トイレは使用できますが、電気を使う機能は働かなくなります。また、タンクレストイレは停電時に流せなくなるため緊急時の使用方法を予め知っておく必要があるでしょう。

太陽光発電や蓄電池は、思い立ってすぐに導入できるものではありません。しかし、日頃の光熱費節約はもちろん、緊急時にも役立つ可能性があることも理解したうえで、導入を検討することをおすすめします。

トイレは1人で落ち着いて用を足す、大切な空間です。災害時にもできるだけプライバシーを守って快適に使用できるよう、日頃から工夫しましょう。

編集後記

そういえば保育園の頃に水不足になり、2日ほど断水したことがあります。当然トイレも流れなかったので、保育園で「大きいほうをしたら先生に言ってください」と言われたのですが、恥ずかしくて我慢をした記憶です。

もし息子が同じことをいったら「健康に悪いから恥ずかしがる必要はない」というだろうなと思いますが、同時に、子ども心ながら「排泄を報告するのはいやだ」と感じていた当時の私に強く共感もします。

昔読んだトイレに関する雑学本に、「食事は排泄に直結することから、とある民族は人前で絶対に食事をしない」という内容がありました。それくらいトイレ事情はデリケートなので、いざというときにストレスや羞恥心を感じない方法を、考えないといけないなぁと改めて真剣に思うのでした。

参考サイト

停電でトイレは使える?注意点はココ!災害などいざという時にはコレ
タンクレストイレって停電時は水を流せるの?
停電したらトイレは使える?停電対策として有効なものについても!

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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