カビを吸い続けると病気になるのか?死亡するリスクを調査してみた

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ここのところネットを騒がせているのが、カエルです!

某有名うどん店の商品に、カエルが混入していた件はみんさんご存じのとおりです。動画を見た方のなかには、気持ち悪くなった方も多いことでしょう。

また、有名スーパーが販売するサラダのなかに、アマガエルが混入したニュースもあります。

この事案では、アマガエルを野菜ごと食べてしまい、生臭さによって吐き出したことでカエルの混入が判明しています。

情報ではこの方は、想いだすだけで嘔吐をするなどの健康被害を訴えています。

カエルを食べてしまうことは滅多に起きないケースですが、これからの季節は「カビ」に注意しないといけません。

そこで今回は、カビを吸い続けると病気になるのか、そして死亡するリスクについて調査してみました。

目次

カビは直接食べなくても胞子が鼻や口から体内に入る

出典:衛生微生物研究センター

カビは真菌と呼ばれる微生物の一群で、糸状の菌糸先端から水分や栄養を取り込んで成長する生物です。

餅やパンにカビが生えますが、この状態が菌糸が伸びて菌糸体を作った状態です。

この状態になると、菌糸から胞子を飛ばして成長していきます。

黒カビなど「クラドスポリウム」は繁殖力が強い

ベットなどの枕もとにカビが発生していれば、胞子が飛び散ることで知らず知らずに、鼻や口から胞子を取り込むこととなります

「枕もとにカビなんて発生していない!」と、多くの方がいわれるはずですが、実はそうでもないのです。

カビにはさまざまな種類があり、湿気があれば直ぐに繁殖してしまう「クラドスポリウム」と呼ばれるカビが存在します!

家庭内でよく見かけるカビで、一度発生すると除去しても再発する厄介なカビであり、一般的には「黒カビ」と呼ばれています。

枕もとに窓がある場合は、常に掃除が必要

「枕もとにカビはいない!」と断言される方のなかに、枕もと周辺に窓がある方は毎日掃除をしているでしょうか?

カビは1日あれば発生し、繁殖するために胞子を飛ばします。たとえば、冬に窓を閉め切っている場合は、結露によってカビが発生しています。

その際は、毎日のように掃除をしていないと窓からカビの胞子が飛び、口や鼻から体内に吸収しているはずです。

冬になると体がだるいとか、アトピーのような皮膚の痒みを覚えるなら、窓を確認するとよいでしょう。

ほとんどのケースで、黒カビが発生しておりレールやサッシ付近が、カビで黒くなっているはずです。

マットレスにもカビは発生する

枕もとに窓がなくても、ベッドでマットレスに寝ている方で、定期的にマットレスを除菌している方は少ないでしょう。

マットレスは、カビが多く発生する場所として有名です!

その理由は、寝ている間に汗をかくからで、一般的には寝ている間にはコップ1杯分の汗をかくといわれています。

したがって、汗を水分として吸収したマットレスは、カビが生える条件を十分に満たします。

・汗による湿気
・体温による温度
・皮質やホコリによる養分

これらによって、マットレスにはカビが発生しますから、定期的な除菌をしていないのであれば、体内にカビもしくは胞子を取り込んでいることとなるのです。

カビを吸収すると、どんな病気になるのか?

では、カビを体内に吸収するとどのような病気になるのか、ここで紹介しましょう。

実はカビが発生する場所にはダニも多く発生しますから、さまざまな病気やアレルギーを引き起こします。

風邪に似た症状で倦怠感には要注意

厚生労働省でも、住宅内のカビについては注意喚起をおこなっています。

まず、カビを体内に大量に取り込むと、風邪のような症状が現れます。初期の症状としては、咳・痰(たん)・倦怠感・息切れなどが現れます。

そして病院にかからずそのまま放置していると、酸素吸入を必要とする重篤な状態になることが多いです。

したがって、風邪のような症状が見られたら、病院で診察を受けることをおすすめします。

ダニによるアレルギー

また、ダニはカビを好んで食べるため、カビが多く発生する場所にはダニも多く生息します。

そのため、皮膚に痒みを覚えたり、アトピーのような湿疹症状を引き起こすこともあります。

皮膚科にて軟膏や飲み薬を処方されても、原因となるカビとダニをきれいに駆除・除菌しないと治ることはありません。

アルツハイマーやがんにも注意!

カビを吸い続けると、アルツハイマーや喘息、アレルギーだけでなく、がんも引き起こす可能性があります。

パンなどに発生するカビを見て、そのままカビ付きのパンを食べる方はいないでしょう。しかし、冒頭からお伝えしているとおり、カビは胞子によって増える生き物であり、カビが発生している空間で生活していれば、胞子を鼻や口から吸い込んでいるのです。

その結果、身体をむしばむ「がん」や、記憶の低下をもたらす「アルツハイマー」に罹る可能性もあるので要注意です。

カビによる死亡例を調査した結果、動物も人間も死亡している!

ここでは、カビを体内に取り入れると、死亡するリスクを調査してみました。

調査した結果、カビ毒を大量に摂取したり、カビ菌を吸い込んでしまうと、動物も人間も死亡していることが分かりました。

つまり、カビを体内に取り込むと、死亡する可能性が高いことが分かったのです!

カビ毒による死亡例は動物で確認されている

発表論文によると、カビ毒による死亡例は、牛・馬・豚・鶏では確認されています。

論文によれば、英国でカビが発生した飼料を食べた、七面鳥・鶏・アヒルが、10万羽以上大量死しています。

これは、カビ毒の一種である「アフラトキシン」を大量に摂取したことによる、中毒死とされています。

英国では47歳の男性がカビを吸って死亡している

調査を進めると、英国にてガーデニング中の健康な男性(47歳)が、カビの菌を吸って10日足らずで死亡したニュースを発見しました

男性は当初、肺炎を疑われ強い抗生物質2種類を投与されたそうです。しかし、同じ症状が続き、さらに症状は悪化します。

血液検査でも高い毒素が検出され、唾液を調べると「アスペルギルス・フミガタス」と呼ばれる、真菌の毒素であることが判明します。

原因が特定されたので、確立された治療を施されましたが容体は回復しないまま、72時間後に死亡したようです。

詳しい調査の結果、男性はガーデニングにて腐敗してカビの生えた木片や植物を、自宅の庭に撒いた後に症状が発生したことから、カビ菌を吸い込みカビ毒に侵されて死亡したと断定されています。

・これがそのニュース記事です!「ガーデニング中にカビを吸って死亡、「不運な事例」と担当医師

カビを除菌することは健康を守ることにつながる!

今回は、カビを吸い続けると病気になるのかと、死亡リスクについて調査してみました。

カビはどこにでも生える、厄介な生物です。しかも胞子を飛ばして成長するため、直接カビを食べなくても知らない内に体内に取り込んでいるのです。

また、今回調査した結果、人間でもカビ菌を体内に吸収してしまうと、死亡する事例も見つかりました。

死亡に至らくても健康を害することは明白ですから、カビが生えない環境づくりが重要です。

部屋の換気をしっかりおこない、湿気・温度・ホコリなどの、カビが生える3要素を失くすようにしましょう。

参考サイト
衛生微生物研究センター カビの発育過程
カビペディア
厚生労働省
論文 カビ毒による事故例について
AFP BBNews「ガーデニング中にカビを吸って死亡、「不運な事例」と担当医師」

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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