お風呂やシャワーを使わないとどうなる?皮膚病や細菌にて死亡リスクもある

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現実的に起きる可能性は極めて低いですが、もしも人がシャワーもお風呂も使わない生活を送るとどうなるのでしょう?

実際にシャワーやお風呂を嫌う方は存在しますが、それでも体を拭くなどの処置はおこなっているでしょう。

たとえば、南海トラフ巨大地震によって被災し、長期間シャワーもお風呂も入ることができず、体を拭くなどの衛生的な処置もしなければどうなるのか。今回は、この件について考えてみます。

目次

健康に問題が生じる可能性が高くなる

人がシャワーもお風呂にも使わない場合、身体の清潔さが保たれず健康に問題が生じる可能性が高くなります。

皮膚の表面には常に細菌や汚れが付着しており、これらを放置すると、皮膚トラブルや感染症の原因となることがあります。

また、体臭も発生するため、多くの方が同じ状況になれば、社会的な問題も生じる可能性があります。

体を拭いたとしても完全に清潔さを保つことはできない

さらに、シャワーやお風呂はリラックスやストレス解消にも役立つため、心理的な影響があるかも知れません。

清潔さを保つためには水で体を洗う以外に、アルコール消毒や除菌スプレーなどを利用して、体を拭くることも考えられますが、それでも完全に清潔を保つことは難しいでしょう。

ただし、ある程度の細菌や汚れを除去できるのは確かなので、まったくシャワーやお風呂を使わない状況よりはマシになります。

死亡リスクはゼロではない

シャワーやお風呂を使わないことが原因で、直接的に死亡することはまれであり、一般的には入浴によって予防できる疾患や、感染症のリスクが高まることが考えられます。

特に、皮膚感染症や菌糸状菌症などの感染症が起こりやすくなり、これらの間接的に起きる症状が重症化して、死亡するリスクはゼロではなくなります。

感染症など重篤な症状を引き起こす原因となる

長期間入浴をしないことで皮膚の状態が悪化し、かゆみや湿疹、ニキビなどの症状が出るケースも多くなります。

これらの症状が慢性化すると皮膚が細菌感染を起こしやすくなり、重篤な症状を引き起こす可能性が高くなります。

ただし、個人差があり、健康状態や環境によって影響が異なるため、具体的な死亡リスクを算出することはできません。

しかし、入浴によって維持される体の清潔さや健康状態を考慮すると、入浴を避けることが健康に悪影響を与える可能性が高いのは間違いありません。

シャワーだけで体の清潔は保たれるのか?

ではシャワーのみ使用できる条件で、体の清潔さは保たれるのかを調査してみましょう。

このケースでも体を洗うことはしないで、シャワーで汗を流す程度での想定です。

ある程度は清潔になる!しかし完全に清潔になる訳ではない

シャワーは、水とシャワーヘッドから出る水圧で体を洗うことができます。水で汚れを落とすことで、体の表面の汚れや汗を流すことができます。

また、シャワーを浴びることで体の表面を洗うことができますが、体の細かい部分や皮膚の深いところまで洗うことはできません。

したがって、シャワーを浴びるだけでは、完全に清潔な体にすることは不可能です。

ただし、シャワーだけでも定期的に利用することで、まったくシャワーを使わないよりは清潔さは向上します。

お風呂に入っても体を洗わないとどうなるのか?

今度はお風呂に入ることはできても、ずぼらで体をまったく洗わないケースを調査してみました。

お湯に浸かるため毛穴が開くことで、シャワーよりは清潔さは増します。しかしながら、体を洗うことをしなければさまざまな健康トラブルが発生することが分かりました。

皮膚トラブルのリスクが高まる

お風呂で体を洗わないことで、毛穴には皮脂や汗が溜まってしまい、皮膚トラブルが起きる可能性が高くなります。

たとえば、かゆみや湿疹、ニキビ、皮膚炎などの症状が起こる可能性は高いです。

体臭が強くなり不快感が増す

体の汗や皮脂が溜まってしまうことで、悪臭が発生することとなります。

特に夏場や運動後などは、汗をかきやすく、悪臭が強くなり不快感を増す結果を招きます。

細菌やウイルスの繁殖が起こる

お風呂で体を洗わないことで、細菌やウイルスが繁殖する可能性が高まります。

これによって、皮膚感染症やウイルス感染症などの疾患が引き起こされるケースも発生するでしょう。

疲労感やストレスが増加する

身体が汚れたままでいることで、疲労感やストレスが増加することとなるでしょう。

お風呂で体を温めて皮膚表面や毛穴の汚れを取り除くことで身体がリフレッシュし、疲れやストレスを軽減することができます。

睡眠の質が低下する

身体が汚れていると、睡眠の質が低下することにつながります。

睡眠中に汗をかいたり皮脂が出たりすることで、寝汗やベッドリフレッシャーと呼ばれる、ダニが発生することもあるのです。

これらのものは、睡眠の質を低下させ、健康に悪影響を与える可能性が高くなってきます。

災害時にシャワーやお風呂に入れない場合の5つの対処法

ここまでで、お風呂に入って体を洗うことが清潔を保ち、健康な生活をおくるために必要な行為であることはお分かり頂けたでしょう。

では、災害で被災して長期間お風呂に入れないケースなら、清潔さを保つためにはどうすればよいのでしょう。

ここでは、災害時に清潔さを保つ5つの対処法を解説します。

1:ホットタオルで身体を拭く

ホットタオルを使って身体を拭くことで、汗や汚れを取り除くことができます。

また、湯船に入ることができなくても、熱めのお湯を用意して足湯を作ることで、血液の循環をよくすることが可能です。

2:アルコール消毒剤や除菌シートを使う

手指や体の汗をかいた部分を、アルコール消毒剤や除菌シートで拭くことで、細菌やウイルスを除去することができます。

ただし、アルコール消毒は皮膚の弱い方には注意が必要です。

3:シャワーの代わりに水拭きをする

湿ったタオルやスポンジを使って、体を拭いて汗や汚れを取り除くことができます。

ただし、清潔な水を用意することが必要ですし、風邪をひかないように工夫も必要です。

4:市販のドライシャンプーを使う

市販のドライシャンプーを使って、髪の汚れを取り除くことができます。

また、コーンスターチや小麦粉を髪にまぶすことで、頭皮の油分を取り除くことが可能です。

5:衣服を清潔に保つ

汗や汚れがつかないように、着替えをこまめにおこなうことが重要です。

また、衣服は洗濯して汚れを落とし、乾燥させるための風通しのよい場所を確保することも大切です。

まとめ

今回はシャワーもお風呂にも入れないケースが、現実になればどうなるのかを調査してみました。

シャワーでもお風呂でも入らないよりはましですが、しっかり体を洗うことが重要であることが分かりました。

皮膚の表面にはさまざまな細菌が付着しているので、これらをしっかり落とすことが重要です。

また、被災して長期間お風呂に入れない場合も、記事内の対処法を参考にして体を清潔に保つことが大切です。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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