人間が眠らないで起き続けるとどうなるのか?それを検証してみた!

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先日嫌な夢を見ました!前職で納品物に不備があり「3月31日に絶対納品しろ!」と迫られ、3月28日から75時間、一睡もしないで作業して、なんとか納品した経験があります。

そのときの状況を久しぶりに夢で見てしまい、汗だくで目覚めました。

そこで「もしも、人間が眠らないで起き続けるとどうなるのか?」を、調査&検証してみました。

目次

人間を含めた動物は眠ることで生命を維持している

人間は人生の約3分の1を、眠りに使っています。そのため、良質な眠りが必要といわれて、さまざまな安眠グッズが開発され販売されています。

ベッドやマットレス、枕、布団など、眠りに関するさまざまな商品があり、挙げればきりがありません。そこで、どうして人間には眠りが必要なのか、について調査してみました。

あるクリニックの記事にたどり着く

調査していくと科学的な論文も見つかりましたが、読んでも難しすぎて何ことやら分かりません。

フランスベッドやその他睡眠アイテムを販売するサイトにも、さまざまな状況が記載されていましたが、販売目的である可能性が高いため除外しました。

そして、色んなワードで検索した結果、あるクリニックの記事が目に留まったのです。

タイトルは「人はなぜ眠るのか?」です。

睡眠は脳の疲労を回復させる役割がある

その記事には「睡眠は脳の疲労を回復させる役割がある」と記載されています。

記憶の整理や定着をさせるためにも睡眠は必要であり、睡眠不足に陥るとイライラしたり、勉強などの能率も悪いとされています。

精神疾患の患者には睡眠薬が処方される

実際に精神疾患の患者には、よく眠れるよう睡眠薬が処方されます。

これは、眠ることで精神を安定させることができるためであり、逆に寝不足が続くとうつ病や統合失調症などに陥る研究結果も出ています。

旧ソビエト連邦時代に「ロシア睡眠実験」がおこなわれていた?

調査のなかで旧ソビエト連邦時代に「ロシア睡眠実験」と呼ばれる、驚きの実験がおこなわれていたようです。

1940年代後半のソ連の実験施設で、5名の政治犯がガス室に閉じ込められ、室内に興奮剤を散布し眠れない状態を観察した実験です。

その内容はとても恐ろしくセンシティブなので、興味のある方はこちらのウキペディアからご覧ください。

結果のみ紹介すると、15日目に確認した際には人間ではなく別の生き物になっていたようです。

ただしこの話は、作り話として語り継がれているフィクションです。

どんな動物も眠らない動物はいない!

世の中に存在するすべての動物は、時間に差はあっても眠らない動物は存在しません。

たとえば、短時間の睡眠で有名なキリンは、たった2時間の睡眠時間で生きています。

またイルカに関しては、泳ぎながら脳の半分を交代で眠っている研究結果も発表されています。

つまり、人間を含めたすべての動物に、眠りは重要な作業であることが分かります。

もしも、人間が眠らないで起き続けるとどうなるのか?

ここから本題である「もしも、人間が眠らないで起き続けるとどうなるのか?」についてお伝えしましょう。

まずは、75時間一睡もすることなく、起き続けて作業した際の記憶を辿ってみます。

既にかなりの時間が経過しているので、記憶に怪しい部分もありますが、できる限り思い出してみますね。

24時間を超えたくらいからカフェインやドリンクに頼る

起き続けて作業しなければならなくなった理由は、納品物に不備があったためです。不備があった場所の検証と、どうしてミスになったのかの原因を究明する必要がありました。

作業はすべてパソコンでおこないます。24時間を経過したあたりから、睡魔との戦いになってきたので、コーヒーや
眠気を失くすためのドリンクである、睡○打破などを摂取するようになりました。

40時間を超えたら視野が狭くなった

40時間を超えたくらいから、視野が極端に狭くなったのを覚えています。

見えるのはパソコンのモニターくらいで、周囲の状況を知ることはできなくなっていました。

当然、トイレや当時はタバコも吸っていたので喫煙時にストレッチなど、多少の運動はしていましたが頭がズーンと重かったことを覚えています。

60時間を超えると眠たくなくなり口数も減ってくる

そして60時間を超えると、眠気がなくなりこれまでズーンとした頭の重さがなくなり、スッキリした状況になっていました。

ただし、周りとのコミュニケーションは極端に悪くなったのは確かです。

作業は2班制にして、ずっと起きて作業する班と、仮眠をとりながらチェックする班に分けました。

しかし、チェック班とのコミュニケーションがとれず、同じミスが何度も続いて怒りさえも感じるようになっていたのはよく覚えています。

65時間以降はほとんど記憶にない

そして65時間経過してやっと納品物が完成し、客先に向かう際にはほとんど記憶が残っていません。

ただ、睡○打破などのドリンクは数十本になっていたのはハッキリ覚えています。

75時間経過後は、約20時間眠っていた

自宅に帰ってベッドに入ったのが、75時間ほど経過した時点です。

缶ビールを1本のみ、風呂も入らずベッドに入って、気が付いたのは20時間後でした。

もしかするとマイクロスリープをしていた可能性もある

自分では75時間一睡もしていないと思っていますが、今回の調査で「マイクロスリープ」との現象があることを知りました。

マイクロスリープとは、数秒から数分程度の短い時間に、眠りのような状態になることです。

もしかすると、75時間の間にマイクロスリープ状態になり、断続的に少ない眠りを繰り返していたのかも知れません。

人間では11日連続が最高記録!ねずみの実験では11~32日目にすべて死亡

人間が起き続けた記録は、1964年に11日間眠らない「不眠記録への挑戦」をおこない、カフェインなどを使わないで起き続けたギネス記録があります。

この記録はアメリカの高校生である、ランディ・ガードナー氏が、冬休みの自由研究で挑戦したものです。

しかしながら、4日目以降からは幻覚を見るようになり、最終的にはしゃべることができなくなったそうです。

ねずみ実験ではすべてのねずみが死亡に至る

また、1980年代にはシカゴの研究施設で、ねずみを全く眠らせない実験がおこなわれています。

その結果は、2週間経過すると毛が抜け落ち、体温が低下しエサを食べても痩せこけていったようです。

そして3週間経過した時点で免疫力が低下して、32日目にはすべてのねずみが死に至ったそうです。

まとめ

今回は「もしも、人間が眠らないで起き続けるとどうなるのか?」について、自らの体験をもとに調査してみました。

結果は、人間も動物もすべての生き物には睡眠が重要であり、仮に眠らずにいれば死に至ることが分かりました。

確かに自分が75時間起きていた時には、カフェインなど興奮剤を摂取しないと起きてはいられなかったのは事実です。

良質な睡眠をとることが、健康に生きていく上で必要不可欠であるのが、改めてよく分かりました。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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