子どもはお風呂で静かに溺れる!1年中起きる家庭の水難事故

本サイトはプロモーションが含まれています。

夏になると、水難事故のニュースがよく流れます。いつ聞いてもいたたまれませんが、子どもの水難事故、特に溺れる事故は海や川でなく「自宅のお風呂」が最も多いことを、ご存じですか。

東京消防庁によると、子どもの溺れた場所のトップは「自宅のお風呂」となっています。どのようなケースで子どもが溺れるのか、詳しく確認してみましょう。

目次

お風呂で溺れる事故は、0歳から5歳までが多い

令和元年の東京消防庁がまとめた、0歳から5歳までの溺れた事故の場所は「自宅のお風呂」が、トップとなっています。

河川やプールでは、「溺れるかも知れない」との意識が働き、親がしっかり監視したり、付き添ったりします。

自宅のお風呂は、いつも自分たちが使っている「慣れている場所」なので、油断が生じてしまうのかも知れません。

0歳から5歳までの事故発生件数一覧(令和元年 東京消防庁管内)

 

年齢 第1位 第2位
0歳 自宅のお風呂
8人
1歳 自宅のお風呂 公園
9人 1人
2歳 自宅のお風呂
4人
3歳~5歳 自宅のお風呂 プール
6人 1人

自宅で溺れる事故の様子とは!?振り返ると意外にあり得るカモ

どうして自宅で、このような事故が起こるのでしょう?やはり油断があるのでしょうか?

事故が起きた時の様子を、詳しく確認してみましょう。

入浴中に親が寝てしまう

◆ケース1

5か月の子どもは親と入浴し、その後物音がしないことを不安に思った家族が浴室を確認したところ、浴槽に水没している子どもと、寝てしまっている親を発見した。

引用 東京消防庁 STOP!子どもの事故シリーズ

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/stop/stop03.html

この事例では、お風呂で溺れた乳児は中等症で済んだようですが、家族の発見が遅れていれば、最悪のケースに至っていたかも知れません。

お父さんが、アルコールを飲んで入浴するケースもありますが、これは論外とするにしても、疲れている時などは、誰かが監視しておく対策が必要でしょう。

少し目を離した隙に起きる

◆ケース2

2歳の子どもが、親と入浴中に浴槽内で遊んでいたところ誤って後ろ向きにひっくり返り、頭までお湯に浸かってしまった。

引用 東京消防庁 STOP!子どもの事故シリーズ

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/stop/stop03.html

このケースは、よくあることではないでしょうか。子どもを浴槽に残して、親が頭を洗ったりすることはあります。

小さな子どもと一緒のお風呂では、絶対に目を離してはいけない。ということですね。

その他にお風呂で溺れる事故が考えられるケース

先ほどお伝えしたお風呂で溺れたケース以外にも、日常で起こりえるケースを考えてみましょう。

意外に安全だと思っていたことが、実は溺れるリスクが高いのかも知れません。

兄弟・姉妹だけでお風呂に入れる

小学校に上れば、お風呂も子どもだけで入っても安心できるでしょう。ですが、5歳までの子どもを、小学生と一緒に二人だけで、お風呂に入れたことはありませんか?

兄弟・姉妹でふざけている内に、溺れる可能性もあります。お兄ちゃんやお姉ちゃんが目を離して、その間にお風呂に沈んでいる可能性もあります。

そう考えると、兄弟姉妹だからと言って小さな子どもを、大人なしでお風呂に入れるのはリスクが高いといえるでしょう。

首かけ式浮き輪を赤ちゃんに装着して入浴する

首かけ式浮き輪は、赤ちゃんと一緒にお風呂に入るにはとても便利な道具です。プカプカ浮くので赤ちゃんも機嫌よく、お風呂に入ってくれます。

ですが、首かけ式浮き輪利用時に、お風呂で溺れた事故も多発しているのをご存じですか。

親が頭を洗っている1,2分の内に、首かけ式浮き輪から頭が抜けて溺れてた事例。首かけ式浮き輪に鼻を押し付けて、窒息状態に陥った事例。などが、国民生活センターに寄せられています。

いずれも、「首かけ式浮き輪が不良品ではないか」との指摘ですが、そう判断されないのが現状のようです。

首かけ式浮き輪での事故は親の過失責任となる

首かけ式浮き輪はあくまでも、親と一緒にお風呂に入る時の補助用具として販売されています。

商品の注意事項にも、「目を離してはいけない」「保護者が対応できる状況で使用」と明記されています。

つまり、首かけ式浮き輪を使って赤ちゃんをお風呂に浮かべたまま、頭を洗ったり、ミルクの用意をしたり、親が先に脱衣所で着替えたりなど、一瞬たりとも目を離してはいけません。

目を離していなければ、水没しても一瞬ですくい上げることが可能なので、溺れるまでには至りません。

赤ちゃんとの入浴は、目を離さず離れずを守らなければダメですね。

乳児が溺れた時の心肺蘇生法を覚えておこう

もしも乳児が溺れた場合は、早急に心肺蘇生を行う必要があります。

救命救急の経験則を示した「カーラーの救命曲線」によると、心臓停止から3分で死亡率50%となり、5分を過ぎると死亡率はほぼ100%に近くなります。

万一、乳児が溺れた時の心肺蘇生の方法を、是非とも覚えておきましょう。

乳児の心肺そ生の5ステップ

・ステップ1:両乳頭を結ぶ線と胸骨が交差する部分の少し足側を指2本で圧迫する。

・ステップ2:胸の厚さの約1/3沈むまでしっかり圧迫する

・ステップ3:圧迫は1分間に100回から120回のテンポで

・ステップ4:人工呼吸は、胸の上がりが見える程度の量を約1秒かけて2回吹き込む

・ステップ5:胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を組み合わせて、絶え間なく続ける

 

この5ステップを覚えておけば、万一の時に役に立つはずです。

自宅のお風呂で溺れる事故を防ぐには、親が絶対に目を離さないこと

自宅のお風呂で子どもが溺れるなんて、あまり考えなかったことかも知れません。

ですが、実際に川やプールなどよりも、自宅のお風呂で溺れる事故が多いのが実情です。

また、首かけ式浮き輪を利用する際には、道具に命を預けるのではなく、親がしっかり寄り添うことが重要です。

溺れる時は、静かに声を出さずに沈んでいくので、親は気づくことができないケースが非常に多いのです。

いずれにしても、自宅のお風呂で起きる溺れる事故を防ぐには、親がひと時も目を離さないことが最も重要だといえますね。

 

引用 東京消防庁 STOP!子どもの事故シリーズ

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/stop/stop03.html

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

目次