雪国の方なら、雪道でも心配なく走ることができるでしょう。
それでも初心者の方や高齢者の方は、少し不安かも知れません。
といっている私も雪道で車を運転したことは、東北地方に12月に出張した時に3日ほど運転しただけです・・
その時のことを思い出しながら、今回は雪道の走り方を紹介します。
慣れていないとお尻がムズムズする
除雪にて、道路の周りに1mほどの雪が積もっている状態で、車を運転した時には「なんだかお尻のあたりがムズムズする」感覚でした!
ブレーキを踏んだ時や、カーブを曲がる時に「タイヤが滑るのでは?」と、思いながら運転していたからでしょう。
スピードが出せず地元民はイライラしていたかも?
そんな状態で走っているものですから、スピードを出すのが怖くて自然とノロノロ運転に・・
後ろの車はほとんどが追い抜いて行きましたから、地元民の方は遅い車にイライラしていたのかも知れませんね。
スタッドレスタイヤの威力をはじめて知った!
とはいいながらも、流石に2日目を迎えると何となく慣れてきて、街中の車の流れに沿って運転できるようになっていました。
その時感じたのがスタッドレスタイヤの威力で、雪の上でもタイヤがロックして滑るようなことはなく、自然な走りができたのは感動ものでした。
雪道にはスタッドレスタイヤが必要なのは、この時によく理解でき納得できたのを覚えています。
雪道の走り方を三重河川国道事務所の説明から紹介
そんな私が雪道の走り方を解説するのは難しいので、国土交通省 三重河川国道事務所の「雪道運転のトリセツ」から紹介しましょう。
その1:アクセルとブレーキの具合をチェック
周囲に車のいない状態で、アクセルをどのくらい踏めば上手く進めるのかと、ブレーキを踏んだ際の停止距離を確認するとよいそうです。
その2:車間距離は普段の2倍以上必要
雪道を走る際には車間距離は普段の2倍以上必要とのこと、さらに数台前の動きや信号の変わり方を確認して、早めのブレーキが必要です。
その3:抜け道を使わず幹線道路を利用する
雪国では交通量の多い幹線道路は、除雪がされていて雪も溶けていることが多いので、比較的走りやすい道路になります。
一方で抜け道など交通量の少ない道路では、多くの雪が積もっていることが多いので走りにくくなっています。
できるだけ幹線道路を使って、安全な道を選ぶようにします。
その4:先ずはエンジンブレーキ・その後にフットブレーキ
速度を落として停車させる際には、最初にエンジンブレーキを使い速度を落としてから、フットブレーキを優しく踏んで停止するようにします。
急にフットブレーキを踏むと、スリップする可能性が高くなります。
「急」の付く運転は避けるのが鉄則
雪道では「急発進・急加速・急ハンドル・急ブレーキ」など、急が付く運転は避けるのが鉄則のようようです。
スタッドレスタイヤを装着していても、タイヤがロックしたり滑ってスリップ事故を起こしたりします。
アクセルとブレーキは6分目
アクセルやブレーキは6分目を意識して、余裕を持った運転を心がけることがポイントです。
その心がけにて「急」の付く運転を避けることが可能となります。
坂道・アンダーパス・橋の上は要注意
道路を走っていると、さまざまな状況の場所を走行します。坂道やアンダーパス、橋の上はスリップしやすい場所なので注意が必要です。
慣れてない方はこれらの場所を、できるだけ避けるルートを走行した方がよいでしょう。
坂道は上りも下りも要注意
上りの坂道ではアクセルを余分に踏みますから、タイミングによってはスリップして車が横向きになってしまうこともあります。
逆に下り坂はブレーキを踏み過ぎて、スリップすることが多く、タイヤがロックしてしまうとハンドル操作が効かなくなり、ガードレールや他の車に衝突します。
最悪のケースではガードレールやガードパイプを突き破って、がけ下に落下することもあるので、下り坂ではスピードは特に要注意です。
アンダーパスはもらい事故が多い
アンダーパスは線路や道路の下をくぐっている個所ですが、日のあたりが悪いので雪が溶けずに凍ってしまいます。
タイヤがスリップして登れなくなっているところに、対向車線から下ってきた車が滑ってきて衝突されるケースが多いです。
橋の上は凍りやすい
橋の上は風通りもよく、構造的に雪が積もりやすく凍りやすい特徴があります。
多くの車が通行する中で、ノーマルタイヤの車があれば確実にスリップしますから、どんな車が走っているか分からないので、スピードを控えめに走行します。
まとめ
今回は、雪道の走り方について紹介してきました。
雪道にはスタッドレスタイヤが必須であり、スピードを控えめにして、急ハンドル・急発進・急ブレーキなどは避けるのが鉄則です。
雪道の走り方を注意するのは雪国の方よりも、滅多に雪が降らない地域に住んでいる方のほうが重要でしょう。
私も含めて雪に慣れていない方は、雪道ではスタッドレスタイヤでゆっくり走りましょう。
参考サイト
国土交通省 三重河川国道事務所