マンションで非常ベルが鳴ったら!?必ず119番に連絡すること

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マンションに住んでいる方の悩みのひとつに「非常ベル」が鳴ることが挙げられます。

どうして非常ベルが悩みになるのかというと、火災でもないのに鳴るからで、誰かがいたずらで非常ベルのボタンを押したり、エレベーターの中でタバコを吸ったりして、火事でもないのに非常ベルが鳴るケースが多く見られます。

あきれ返るほど非常ベルが鳴るマンションもあるようですが、そのような場合でも119番への通報は必要です。

今回は、マンションで非常ベルが鳴った際の、正しい対応について解説します。

目次

【結論】必ず119番に通報すること!

結論から先にいうと、マンションで非常ベルが鳴ったら必ず119番に通報することです!

マンションにはさまざまなタイプがあり、非常ベルが鳴ると本当に火災なのか管理会社や警備会社が、直ぐに駆けつけるマンションもあります。

しかし、このようなマンションは家賃が高いので、数にすれば少ないのが現状です。

つまり多くのマンションでは、非常ベルが鳴っても誰も確認しにこないこととなるので、119番への通報は重要なのです。

誤作動かも知れないし、本当に火災かも知れない

マンションの非常ベルが鳴るのは、火災報知器の非常ボタンを人為的に押すか、火災報知器が反応して鳴るかのいずれかです。

火災報知器の非常ボタンは、壁面に設置された赤い丸型をしていて「強く押す」と記載されていて、酔っぱらって押す方もいますし、いたずらで押す方も少なくありません。

また、煙感知型の火災警報器が取り付けてある場合、タバコの煙などでも非常ベルが鳴るケースもあります。

いずれにしても、非常ベルが鳴ったら火災を疑うことが一番で「またどうせ誤作動だわ」と、部屋でベルに負けない大音量でテレビを見ていると、本当の火災で逃げ遅れてしまうかも知れません。

いたずらで非常ベルが鳴るなら、管理会社に訴えよう

マンションで火災でもないのに何度もいたずらにて非常ベルが鳴る場合は、管理会社に訴えて犯罪であることを回覧してもらうとよいでしょう。

非常ベルはあくまでも火災から住人を守るための装置であり、平常時に訓練でもないのに鳴らす行為は犯罪と認定されます。

軽犯罪法にていたずらには罰則が設けられている

いたずらは単なる迷惑行為ではなく、軽犯罪法1条31号によって犯罪として認定されています。

「他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害した者」とされており、第2条にて「前条の罪を犯した者に対しては、情状に因り、その刑を免除し、又は拘留及び科料を併科することができる。」と定められています。

つまり、いたずらで非常ベルを鳴らして逃げた場合でも、法律によって罰せられることとなるのです。

仕事が妨害されたら「業務妨害罪」が適用となる

もしもマンションの自宅で仕事中にいたずらにて非常ベルが鳴り、仕事を中断することとなった場合は「業務妨害罪」が成立します。

また、テナント店舗が入っているケースで、非常ベルにより避難して営業ができなくなるケースでも「業務妨害罪」が成立しますし、入店していたお客さんが支払いをしないで避難したケースでは「損害賠償」も請求されることとなります。

管理会社や警備会社は犯人を突き止めることが可能

非常ベルが管理会社や警備会社と連携しているケースでは、マンション住人が驚くのが面白いからと、いたずらで非常ベルを鳴らすと確実に特定されます。

そして、警備会社の出動費や迷惑料、マンションの住民からの損害賠償など、とても大きな代償を支払うこととなります。

さらに最悪のケースでは、犯罪者として送検されることになりかねません。

防犯カメラで非常ベルを押すところが確認できる

夜中でも早朝でも住人がいないからと非常ベルと押すと、付近の防犯カメラに確実に写ってしまいます。

火災報知器の非常ベルは、意外に強く押さないと動作しないようになっているので、1秒やそこらでは鳴らすまでに至りません。確実に数秒は必要なので、押しているのは丸わかりです。

そして、そこから順番に防犯カメラ映像を辿っていけば、部屋を突き止めることは造作もありません。

もしもマンションの住人でなくても、防犯カメラによって特定されるのは時間の問題です。

いたずらと思い込んで自分で防犯ベルを止めるのはNG

火事ではないのにマンションの非常ベルがよく鳴るケースでは「またか!」と、非常ベルを止めたくなりますが、それは止めた方がよいです。

本当に火災だった場合は、逃げるのが遅れてしまい命に関わるからです。

119番通報すれば消防署が対応してくれる

いたずらで非常ベルが鳴らされて、誤報にて何度も消防が出動することとなれば、消防の方で警察やオーナー、管理会社など関係者に連絡してくれます。

悪質なケースでは警察が張り込んで、犯人を捕まえることも珍しくありません。

マンションの住人であれば迷惑を被っていますから、いたずらの犯人を捕まえて欲しいはずです。

ならば、面倒と思わないで非常ベルが鳴る度に119番に通報しましょう。

まとめ

今回は「マンションで非常ベルが鳴ったら、119番通報すること!」をお伝えしました。

ネット上でもマンションにおける、いたずらによる非常ベルが鳴るケースが多く見られます。

マンションでは大勢のさまざまな人が住んでいるので、常識を持ち合わせない人間が住んでいてもおかしくありません。

しかし、非常ベルが鳴る度に119番に連絡しておけば、消防が管理会社やオーナーに連絡しますし、警察が動くこともあります。

本当の火災時に「またか!」で済ますと、逃げ遅れて命を落とすかも知れません。

面倒でも嘘かも知れないけれど、マンションで非常ベルが鳴ったら必ず119番通報することが重要です。

参考サイト
e-GOV法令検索 軽犯罪法1条31号

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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