「簡易トイレの作り方」イザという災害時のために覚えておこう!

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大きな災害時には断水して、トイレが使えなくなることはしばしばあります。災害でなくても、事故やさまざまな原因で断水が起こることもあります。

そんな時に、トイレが使えないと困りますよね。もしも、自分でトイレを作ることができたら、そんな心配は軽減されるでしょう。

そこで今回は、簡易トイレの作り方を紹介します。必要な材料は少しだけですが、無いとイザとゆうときに困るので普段から用意して備蓄しておくとよいでしょう。

それでは早速、簡易トイレの作り方を進めていきましょう。

目次

黒いビニール袋2枚と新聞紙!これだけで簡易トイレが作れます

用意する材料は、黒いビニール袋45Lサイズ2枚と新聞紙。これだけあれば簡易トイレを作ることができるのです。

この簡易トイレは、自宅のトイレを利用して、用を足すことができるようにするものです。

ステップ1:新聞紙をちぎってホンワカと丸める

先ずは新聞紙を2枚ほど適当にちぎって、ホンワカと丸めます。ギュっと固く丸めるのでなく、クシャっと下の画像の感じで丸めてください。

ステップ2:便座を上げてビニールを便器にセットする

便座を上げて、1枚目のビニール袋を便器の中にセットします。この時に便器の開口部を全て覆うようにセットするのがポイントとなります。

ステップ3:便座を下ろして2枚目のビニール袋をセット

次に便座を下ろして、その上から2枚目のビニール袋をセットします。今度は便座を巻くようにセットするのがポイントです。

ステップ4:先ほどの丸めた新聞紙を投入

先ほど丸めた新聞紙を投入します。

ステップ5:用を足し終わったら、2枚目のビニールだけ抜き取る

最後に用を足し終わったら、2枚目のビニールだけ抜き取って、口を堅く縛り生ごみとして処理します。

簡易トイレについてのポイントを解説

先に説明したとおり、簡易トイレは2枚のビニール袋と新聞紙で作ることができます。

ですが、この簡易トイレにはいろいろなポイントが存在するので、その点について少し詳しく解説しておきましょう。

投入する新聞紙の役割を解説

ステップ1で新聞紙を丸めましたが、この新聞紙の役割はお分かりでしょうか。この新聞紙には、次のような重要な役割があるのです。

【POINT】

・大便、小便の水分を吸収させる

・大便を隠す

最も重要なのは、「大便・小便の水分を吸収させる」ことなのです。尿を新聞紙に吸わせることで、用を足した後で生ごみとして処分することが可能となります。

ですから、新聞紙が少ないと尿がビニールの中でタプタプしてしまうので、新聞紙を余分に持ってトイレに入るか、トイレットペーパーで調整してください。

紙おむつや凝固剤があればベスト

もしも自宅に紙おむつや吸水パットがあるなら、それらを利用して水分を吸収させるとよいです。もしもの場合に備えて、凝固剤などを備蓄しておくのもよいでしょう。。

【POINT】

・紙おむつや吸水パットがあれば利用する

・もしもの時に備蓄しておくのもよい

・ペットにネコがいる場合はネコ砂でもOK

黒いビニール袋は中を見えなくするため

使用後は、できるだけビニールの中は見たくないです。なので、透明なビニール袋でなく黒いビニール袋にしているのです。

1枚目のビニールを便座の下にセットしたままの理由

用を足し終えた際に捨てるのは、便座の上からセットした2枚目のビニール袋だけでした。便座の下にセットしたビニールを、そのままにしてる理由はお分かりでしょうか。

そうです!便器には水が溜まっているからです。2枚とも引き上げると、便器回りがビシャビシャと濡れてしまいます。ですから、濡れないように1枚目はそのままにしておくのです。

断水が解除された際に、濡れないよう慎重に処分すればOKです。

溜った水を吸い取るのはNG

「ならば、溜っている水を吸い取って空にしてしまえばよいのでは!?」と思っても、決して実行しないでください。

溜っている水には重要な役割があって、汚水管からの悪臭を防いでくれているのです。

溜っている水を吸い取ってしまうと、その下にあるS管の水もなくなってしまうので、確実に悪臭が部屋中に漂うことになるのです。

便器が使えない状況での簡易トイレの作り方

次は、地震などによって便器が破損したり、トイレ自体が壊れて使用不可能な場合に陥った時の、簡易トイレの作り方をご紹介します。

大きめのダンボールを便器代わりにしよう

普段の買い物時に、大きめのダンボールを見つけておきましょう。そのダンボールを、便器代わりにするのです。

ダンボールを使った簡易トイレの作り方

ステップ1:ダンボールに1枚目のビニール袋をセットする。取れないようにテープなどで固定しておく

ステップ2:その上から2枚目のビニール袋をセットする

ステップ3:新聞紙を投入

ステップ4:2枚目のビニール袋を取り出して、口を堅く結んで生ごみとして処分する。

ダンボールの簡易トイレの注意点

ダンボールの簡易トイレの場合は、便座がありません。ですから、和式スタイルで利用するか、便座的なモノを作る必要があります。

特に高齢者の方が利用するのであれば、何らかの工夫が必要となるでしょう。

ビニールを2枚使いでネコ砂が意外に便利かも

今回はイザという時の、簡易トイレの作り方を紹介してきましたが、最も重要なのは「ビニール袋内に水分を残さない」と言うことです。

新聞紙の代わりに紙おむつなどを利用するのもよいですが、ネコ砂も意外によいのではないでしょうか。

ネコ用ですが、元々がトイレ用として開発されていますから、ある程度脱臭効果もあり凝固作用もしっかりしています。

金額も7L程度で数百円とリーズナブルなので、1袋備蓄しておくのもよいかも知れません。ネコ砂利用の場合には、少し重量があるのでビニール袋は2枚重ねの方が安心できるでしょう。

あとは、臭いが気になるので消臭スプレーも備蓄しておきたいですね。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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