防災備蓄を今日からはじめよう!おすすめな方法を防災士が伝授します

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みなさん、防災用の備蓄はしっかり対応されているでしょうか。「もう、やってるよー」といわれる方や、「まだ、ちゃんとできていないなぁ」といわれる方など、さまざまでしょう。

中には、「防災用の備蓄って揃えると、とても高い金額になってしまうでしょう」といわれる方もいらっしゃいます。

「防災 備蓄品」で検索すると、色んな情報がヒットします。中には数十万円もするポータブル発電機も、備蓄品として表示されてきます。なので、一体何を備蓄しておけばよいのか分からないので、備蓄をためらう方もいらっしゃることでしょう。

そこで、これから防災備蓄を考える方に、防災士である私が、今日から始めることのできる「おすすめの防災備蓄の方法」をご紹介しましょう。

目次

防災備蓄の基本的な考え方!災害時にどこに避難するのか?

防災備蓄を行う前に、基本的な考え方を把握しておいて頂きたいのです。それによって、備蓄の方法や量も異なってくるので、ここはしっかり把握しておきましょう。

それは、災害時にみなさんがどこに避難するのか、と言うことになります。

ハザードマップで自宅の危険度を確認する

先ず、ハザードマップで自宅の危険度を把握しましょう。確認するハザードマップは、洪水ハザードマップと土砂災害ハザードマップ、高潮ハザードマップ、の3つのハザードマップです。

沿岸部の方は、これらに加えて津波ハザードマップも忘れずに確認してください。

ハザードマップでの確認方法

出典:ハザードマップポータルサイト 重ねるハザードマップ https://disaportal.gsi.go.jp/

ハザードマップを一見して、色が付いている箇所が危険な場所となります。

次のA、Bのエリアの方は避難所に、避難することを選択してください。

A:土砂災害の危険エリア

B:もしかすると土砂災害に遭うかも知れない

自宅に留まることができるエリア

自宅に留まることのできるエリアは、次の3つとなります。ただし、Eのエリアは浸水被害が0.5mから3.0mの想定となっているので、自宅に留まるとすれば2階に垂直避難する必要があります。

C:被害の心配がいらない

D:浸水が0.5mなので自宅に留まることができる

E:自宅2階に垂直避難することで、自宅に留まることができる

高潮・津波ハザードマップも同様に浸水エリアを確認する

同じように、高潮ハザードマップ、津波ハザードマップも確認して、自宅の浸水状況を把握しておきましょう。

浸水の着色が黄色・肌色以外の紫系の着色となっているなら、安全な場所へ避難が必要となります。

どちらも注意報が発令された時点で避難準備を行う

高潮注意報・津波注意報が発令された時点で、該当エリアの方は避難する準備を行い、警報に切り替わったら直ぐに避難を開始してください。

津波の場合は、注意報で避難した方がよい場合もあります。

避難所等へに避難する方の防災備蓄、おすすめの方法

さて、先の説明でご自身が安全な場所に避難すべきなのか、自宅に留まってよいのかお分かり頂けたでしょう。

ここでは、安全な場所に避難する方が行う、防災備蓄のおすすめ方法をご紹介しましょう。

避難所の場合、それぞれ家族1人が持てる、リュック1個分の備蓄でOK

ここで言う安全な場所とは、基本的には避難所といい換えてもよいでしょう。避難所には収容人数分の備蓄が用意されていて、毛布や飲料水などが配給されます。

ですから、避難所に避難する方の場合は1人がリュック1個分の備蓄をしておけば、大丈夫となるのです。

「エッ、本当にそれだけでいいの?」と、不思議に思われるかも知れませんが、次のことをイメージしてみてください。

一人3日分の食料を備蓄してそれを全て持って逃げるとしたら、水だけで3L×3=9Lとなり2Lのペットボトル約5本分にもなります。これに食料、毛布、着替えとなると・・持って逃げることはかなり難しくなります。

しかも、重たい荷物を抱えての避難となれば、避難所にたどり着くことも不可能になるかも知れないのです。

避難所等に避難する方が揃えておきたい防災備蓄品一覧

では、避難する際にはどのようなモノを備蓄しておけばよいか、ご紹介します。

・リュック(背負えるものなら何でもOK)

・貴重品

・モバイルバッテリー

・着替え(2日分程度)

・LEDライト

・アルミブランケット

・使い捨てのお皿

・ラップ

・携帯トイレ

・ポリ袋45L

・歯磨きガム

・除菌ウエットティッシュ

・水に流せるティッシュペーパー

・500ccサイズのペットボトル(最大2本)

・テーピングテープ

・日持ちのするお菓子類

・生理用品(女性の方)

・コスメ用品(女性の方)

避難所に避難するのであれば、最低これだけ揃えておけば問題ありません。意外にカンタンに用意できる物ばかりなので、直ぐに揃えることができるでしょう。

自宅避難する方が用意する防災備蓄品

今度は、自宅避難する方の防災備蓄品ですが、特別なモノは必要ありません。食料は普段の買い物の買足しで、レトルト食品を多めに買っておけばこと足ります。

自宅避難する方のおすすめ防災備蓄品一覧

・レトルトご飯類(白米だけでなくピラフなど好きなもの)

・レトルトのおかず(スーパーで色々購入できます)

・飲料水(1日1Lで計算)

・カセットコンロ(ボンベも多めに用意)

・ビニール袋(ブラック・45L)

・ネコ砂※1

自宅避難の場合は、これだけで大丈夫なのです。「エッ!これだけ!?」と驚かれるかも知れませんが、自宅の場合では衣類の心配はいりません。

最も必要なのは食料になるので、レトルトのご飯・おかず・カレー・シチューなどを、普段の買い物で買い足しておけば大丈夫なのです。

食料も冷蔵庫の中のモノで数日は食べることができるので、先のレトルト食品があれば十分対応できます。カセットコンロは、停電やガスが使えない場合に火を使う料理をできるので、これは必須アイテムとなります。

※1のネコ砂は万一、断水した時にトイレが使えなくなった場合、非常用トイレの吸収材として利用できます。

バスタブの残り湯は、次に入浴する直前まで溜めておくことをおススメしています。そうすれば、万一断水しても、トイレを流すことができるのでとても助かるのです。

防災備蓄は避難する場所により使い分けることでカンタンに始められる

今回は防災備蓄について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。もっとも重要なことは、自宅が被害に遭うエリアなのかを、事前にハザードマップで確認することです。

そして、避難所に避難するのか、自宅に留まるのかを選択したら、それぞれのパターンに合わせて防災備蓄を始めましょう。どちらのパターンになっても、そんな多くの備蓄品を揃える必要はありません。

避難所へ避難する方は持てるだけ、自宅避難する方は食料をメインに備蓄しておきましょう。

 

出典:ハザードマップポータルサイト 重ねるハザードマップ

https://disaportal.gsi.go.jp/

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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