災害時には何かの下敷きになってしまい、第三者の救助を必要とするケースもあります。このとき、どのように周囲の方に助けを求めればよいか、日ごろから考えているでしょうか。大きな声が出せない、スマホが使えない状況に陥ってしまったときも想定し、防災ホイッスルがあると安心です。
今回は、おすすめの防災ホイッスルをご紹介します。防災ホイッスルのメリットや使い方、選び方のポイントも解説していますので、ご自身が使用するものはもちろん、ご家族や大切な方へのプレゼントなどにも、ぜひ参考にしてチョイスしてみてください。
防災用のホイッスルとは「大きな音で自身の居場所を知らせる笛」のこと
防災ホイッスルは、災害時に大きな音を出し、救助の方や周辺にいる方に助けを求めるためのアイテムの1つです。地震で建物の下敷きになってしまったりすると、体力の消耗や怪我で大きな声を出したくても出せないことがあります。
そんなとき、防災ホイッスルがあれば一吹きで大きな音を出し、周囲の人に自分の存在をアピールできるのです。
【2023年最新】おすすめ防災ホイッスル7選
ここからは、おすすめの防災ホイッスルをご紹介します。デザインや性能など、さまざまなタイプのものがありますので、どういったポイントを特に重視するのか決めながら、気になる商品をチェックしてみてください。
REYCONNS 高デシベルホイッスル
まずご紹介したいのは、REYCONNSの高デシベルホイッスルです。こちらはダブルチューブといってなかに管が2つ通っており、軽い息でも大きな音が出やすい構造となっています。素材はアルミニウム合金で、重さはわずか12グラム。スタイリッシュな見た目でキーホルダーとしても違和感がありません。
FineGood ホイッスル
FineGood ホイッスルは、カラーバリエーションが数種類ある、可愛らしさもおしゃれ感もある見た目のホイッスルです。アルミ製で軽く、キーホルダーがついているのでさまざまな場所につけて持ち歩くことができます。細い見た目にもかかわらず大きな音が出るので、防災グッズとしてはもちろん、スポーツなどの際にも活用可能です。
キャプテンスタッグ エマージェンシーホイッスル
キャプテンスタッグ エマージェンシーホイッスルは、ホイッスルとしての役割はもちろん、笛部分の反対側がカプセルになっているのが特徴です。ここをあけると、必要な情報を書いた紙などを入れることができ、緊急時に必要な名前や血液型などを伝えることができます。防災に特化したホイッスルですが、見た目もオシャレでキーホルダーとして持ち物になじみやすいでしょう。
effe bottle colum ホイッスル
effe bottle columのホイッスルは、ネックレス型で身につけて持ち歩けるタイプの商品です。カラーバリエーション豊富、さりげないデザインでファッションを左右せず、いざというときにはすぐに吹くことができます。デザイン性が高いと機能面が不安という方もいるかもしれませんが、遠くまで聞こえやすい高音域で、大きな音が出るのでいざというときも安心です。
デピカ セキュリティホイッスル
お子さまがランドセルなどにつけるなら、デピカのセキュリティホイッスルがおすすめです。スパイラルチェーンの伸びるキーホルダーで、いざというときにお子さまも手元にすぐに引き寄せられます。最大音量はおよそ95デシベルで、吹く力が強くなくても、遠くまで音を届けられます。お子さまの防犯・防災というとブザーがメジャーな印象ですが、電池切れ不要なホイッスルも併用すると安心です。
ウインドストーム・ホイッスル
ウインドストーム・ホイッスルは、アメリカの警察機関や海軍などで使用されているホイッスルです。かわいらしい見た目が特徴的ですが、性能は高め。22グラムながらも陸上で800メートル、水中で15メートル先まで届くほどの音量です。人命救助を目的に作られた商品なので、より高性能なホイッスルが欲しいという方におすすめだといえます。
コクヨ 防災用救助笛
コクヨの防災用救助笛は、モダンなデザインでおしゃれ好きな方にもおすすめの商品です。吹き口にキャップがついていて衛生的。2つの高音で、遠くまで自身の存在をアピールできます。普段使いはもちろん、ビジネスシーンにも違和感のない見た目で、社員証などとともにネックストラップにつけることも可能。肌身離さず持ち歩きたい方も重宝するでしょう。
防災ホイッスル購入前にはメリットと使い方もチェック!
防災ホイッスルのメリット
防災ホイッスルには、以下のようなメリットがあります。
・簡単に大きな音を出せる
・電池切れの心配がない
・コンパクトで持ち運びやすい
・高齢者や小さな子どもも使いやすい
・防犯にも貢献
笛を吹くだけで簡単に大きな音が出るので、ご高齢の方や小さなお子さまも扱いやすいのが特徴です。また、防犯ブザーやスマホのほうが外部に助けを求めるためには確かに有効かもしれませんが、ホイッスルならいざというときに電池がなかった、という心配がありません。
コンパクトで持ち運びやすく、災害発生時はもちろん、通勤・通学や帰宅時の防犯対策としても有効なのも、防災ホイッスルの魅力だといえます。
防災ホイッスルの使い方
防災ホイッスルの使い方は簡単で、できるだけ大きく息を吹き込んで笛を吹くだけです。ただし、いざというときにホイッスルが手元にない、常備しているものの手に届かない場所にあるようでは意味がありません。
キーケースに入れる、車に置いておく、バッグにつけておく、寝室や玄関などに置くなど、すぐに使える場所に複数のものを置いておくのも、災害時に活用させるためのポイントです。
また、ホイッスルの素材によっては経年劣化で錆びてしまう、音が出なくなってしまうということもあるため、定期的なチェックやメンテナンス、買い換えも必要だといえるでしょう。
防災ホイッスルの選び方
防災ホイッスル、という名前がついているものの、つまりは笛ですので「音が出れば何でもいいだろう」と思う方もいるかもしれません。確かに、人に伝わる音が出れば100円ショップなどにあるホイッスルなどでも問題はないといえます。
しかし、緊急時にいち早く助けを求めるなら、次のポイントを押さえた商品を選ぶのがおすすめです。
音の大きさや高さ
災害が発生したあとは、救助や報道のためのヘリコプターが飛んでいたり、救急車のサイレンが鳴り響いていたりと、慌ただしい状況が続きます。そんなときにも確実に音を届けるためには、音の大きさや高さに注目しましょう。
人の耳は高音域のほうが出所を定めやすいので、大きな音であることはもちろん、高音が出るホイッスルを選ぶと、自身の居場所を伝えやすいです。
音の出しやすさ
災害で被害を受けていると、体力が削られてホイッスルを吹くことさえままならないことがあります。また、変質者などに遭遇した場合も、恐怖からうまく音が出せない可能性はゼロではありません。
ホイッスルはただ吹けばよいのではなく、助けてくれる人の耳に届くまで吹き続ける必要があります。少しの息でも大きな音が鳴るものを選ぶと、こうした問題を解決できるでしょう。
また、最近は防犯ブザーのようにボタンなどで音が出せる、電子ホイッスルもありますので、こうした商品を購入するのも1つの方法です。
持ち歩きやすさ
いくら性能がよくても、持ち歩きに不便だと意味がありません。キーホルダーとして自宅や車の鍵と一緒に持ち歩けるタイプ、バッグにつけておけるタイプだと、いざというときにすぐに取り出して使うことができます。
ネックレスのように首から下げておけるおしゃれな防災ホイッスルも、持ち歩きには最適です。
耐久性
性能と共に注目したいのが、耐久性です。プラスチック製のものは壊れやすく劣化が早いので、長く防災グッズとして使うのには向きません。
耐久性を重視するなら、軽くて壊れにくいステンレスやアルミがおすすめです。「笛」というと小学校で使うような、なかに玉が入っているものを連想する方もいるかもしれませんが、このタイプは濡れると音が出なくなるので、避けましょう。
お気に入りのホイッスルを防災アイテムとして持ち歩こう
防災ホイッスルは、安価でも高性能なものを購入することができ、いざというときに役立ちます。1人1つずつ所持することはもちろん、バッグやデスクの引き出し、ベッドサイド、車などさまざまな場所に常備し、活用できるとよいですね。
お気に入りの防災ホイッスルは、ぜひ持ち歩き、万一の場合に備えましょう。