エアコンから焦げ臭いにおいがしたら危険!対処法やその他の異臭に関する知識も身に着けよう

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ライターの永野です!

暑さ寒さの質がここ20年ほどで大きく変わり、エアコンを稼働する期間も長くなりつつありますね。エアコンについては節電関連の記事で何度も取り上げていますが、稼働時間が長ければ長いほど、故障のリスクも高まるため注意が必要です。

エアコントラブルの1つに、「エアコンから焦げ臭いにおいがする」というものがあります。我が家ではまだ経験はありませんが、焦げ臭さ以外にも「異臭がする」というトラブルは少なくないようで…。

実は私も賃貸物件で備え付けの古いエアコンを使っていた頃、「モワモワ~」としたにおいとぬるい風しか出ない時期があり、業者さんを呼んだことがあります。とはいえ焦げ臭いということはなかったので、あまり心配はしていませんでしたが、焦げ臭いのは相当危険なようです!

というわけで、エアコンから焦げ臭いにおいがする原因や対処法、その他の異臭について、詳しく解説していきます。

目次

エアコンが焦げ臭い!?異臭の原因は

エアコンを使い続けていると、焦げ臭さをはじめさまざまな異臭に悩まされることがあるかもしれません。異臭の原因はエアコンの内部にあり、放っておくと深刻な事態を引き起こす可能性もあるため危険です。

エアコンというと家庭用のエアコンを想像する方も多いでしょうが、なかには車のエアコンが焦げ臭いことも。焦げ臭いにおいをはじめ、エアコンの異臭の原因について解説します。

内部の汚れやホコリによる異臭

エアコンは室内の空気を取り入れ、機械内部で温度を調節して冷気や暖気を出しています。エアコンのフィルターが汚れるのは、室内のホコリなどを吸収しているからです。

室内がホコリっぽい、室内でタバコを吸っている、キッチンなどで使った油がエアコンに入り込むなどすると、フィルターにはホコリやごみだけでなくにおいもついていまいます。冷気や暖気はこのフィルターを通って送り出されるため、汚れやホコリが異臭の原因になるケースも少なくありません。

エアコン内部のカビによる異臭

冷房を使うと、エアコン内部に結露が生じることがあります。この水分と、エアコン内に溜まった汚れやホコリが合わさり生えたカビも、異臭の原因の1つです。かび臭い、酸っぱいようなにおいがする場合は、エアコン内にカビが発生している可能性が高くなります。

カビはエアコンの故障につながることがありますし、カビの混ざった空気が室内に吐き出されると人体に影響を及ぼすこともあるため危険です。

焦げ臭いのは故障のサイン?

エアコンからホコリやカビのような異臭ではなく、焦げ臭いにおいがした場合は、故障の可能性が高いといえます。エアコン内部の電気系統に問題がある、ヒーター周りのホコリが焦げ付いている、見えない部分が故障しているなどさまざまな原因が考えられますので、すぐに使用をやめるのが賢明です。

車のエアコンからの「焦げ臭さ」にも注意!

家庭用のエアコンだけでなく、車のエアコンからも焦げ臭いにおいがすることがあります。車のエアコンが焦げ臭い原因として考えられるのは、以下の内容です。

・外気導入モードで外気が侵入し、焦げ臭いにおいがする
・エンジンルームで何かが焦げている
・ブレーキの加熱で炭が焦げているようなにおいがする
・クラッチディスクが摩耗し、金属接触により焦げ臭いにおいがする
・サイドブレーキの戻し忘れで、ブレーキパッドが擦れて焦げ臭いにおいがする
・新しいパーツのコーティングが気化して、ビニールが焦げるようなにおいがする

外気の侵入以外は、故障していたり故障の原因になったりする可能性が高いので、焦げ臭いにおいがしたら注意しましょう。

焦げ臭いエアコン、そのまま使い続けると…

エアコンから焦げ臭いにおいがするのに、そのまま使い続けるとどうなるのでしょうか。そもそも焦げ臭さが発生するのは、ものが焦げている、燃えているようなときです。つまり、エアコンの内部で何かが焦げている可能性が非常に高くなります。

焦げ臭い感じがするものの、特に稼働に異常がないからと使い続けていると、エアコンが故障してしまうかもしれません。焦げ臭いだけに留まらず発火してしまえば、エアコンが原因の火災も起こります。経年劣化で内部部品が古くなっている、汚れが落ちきっていないようなエアコンは特に危険です。

焦げ臭いにおいがするような感じがしたら、使用をやめるようにしましょう。

エアコンが焦げ臭い場合はどうする?

エアコンが焦げ臭いと感じたら、対処法は大きく3つです。真夏や真冬はエアコンが使えないと体調に影響することもあるので、早めの対処を心がけましょう。

すぐに運転を停止する

焦げ臭いと感じたら、すぐに運転を停止してください。焦げ臭いにおいがするのにそのままエアコンを稼働し続けると、故障やエアコン火災の原因となるため大変危険です。

真夏は猛暑でエアコンが欠かせない、扇風機などの代用品がないといった問題もあるかもしれませんが、深刻な事態を引き起こすリスクを背負ってまで使い続けることは避けましょう。どうしても暑さに耐えられない場合はショッピングモールや公共施設で一時的に暑さをしのぎ、早めに扇風機や冷感グッズを購入することをおすすめします。

原因がわかったら修理を依頼

エアコンの運転を停止したら、ふたを開けてエアコン内部を見てみましょう。明らかに焦げている部分がある場合には専門業者にその旨を伝え、修理の依頼をします。

原因が分かったからといって、「これなら問題ないだろう」と自己判断で運転を再開するのはNGです。プロによる修理で、焦げ臭さがなくなり安全に稼働するようにしてもらいましょう。

原因がわからない場合も業者に相談

自分でエアコンの内部を確認しても、いまいち原因がわからないこともあるかもしれません。「外のにおいかもしれない」「室内の焦げ臭いにおいがエアコンに入っただけ」という可能性も考えられますが、見えない部分が故障していることもあるので、原因不明な場合も業者に相談しましょう。

専門業者がチェックすれば、焦げ臭い原因もわかります。特に問題がないことを確認すれば不安なく使用できますし、不備がある場合にはそのまま修理してもらえるので安心です。

焦げ臭いにおい以外にも!エアコンの異臭への対処法

エアコンが焦げ臭いのは、故障や火災などのリスクがあるため危険ですが、「ほかの異臭なら大きなトラブルにはつながらないだろう」とそのままにしておく方もいるかもしれません。しかし、室内で快適に過ごすためのアイテムから異臭がするのは、あまり気持ちのよいものとはいえないでしょう。

ここからは、焦げ臭いにおい以外の異臭がした場合の対処法を解説します。

フィルターをこまめに掃除する

エアコンのフィルターについたホコリや汚れが異臭を放つことはよくあるので、フィルターはこまめに掃除しましょう。冷房・暖房を使用しはじめるシーズン最初に掃除することはもちろん、定期的に掃除をすれば異臭を予防できます。また、ホコリを取り除けばその分風が行き渡りやすくなり、節電にもなるのでおすすめです。

「送風」モードでカビ対策

冷房機能により発生する可能性があるカビは、送風モードで対策できます。冷房使用後に一定時間送風で運転をすると、エアコン内部の水分を飛ばし、カビが発生するのを抑えられるのでおすすめです。最近はエアコンに「脱臭」「クリーン」などの機能が備わっているケースも少なくありません。こうした機能を活用するのも、カビや異臭の対策に有効です。

部屋の空気を入れ替える

エアコンは室内の空気を取り入れて、冷気や暖気にかえて吐き出します。部屋の空気がよどんでいる、くさい、ほこりっぽいと、エアコンから出てくる空気にも影響するため注意が必要です。そこでエアコンを稼働する際には、部屋の空気を定期的に入れ換えることも忘れてはいけません。

こまめに換気をすればきれいな空気を保てますし、冬場は冷たい外気で頭もすっきりするでしょう。また部屋の掃除も日々行い、ホコリが舞うのを防ぐと異臭が発生しにくくなります。

消臭スプレーも活用して

一時的な対策として、消臭スプレーを使用する方法があります。消臭スプレーで異臭を消せば、少しは快適に過ごせるでしょう。しかし、これはあくまでも一時的な処置であり、根本的な解決にはなりません。消臭スプレーで異臭を完全になくすには継続的に使用しなければならず、コストもかかりますし人体への影響も危惧されます。早めにフィルターを掃除するなどして、原因を取り除きましょう。

業者によるクリーニングも◎

自分でフィルターなどを掃除していてもまだ異臭がするときには、専門業者にクリーニングを依頼しましょう。エアコンの内部は複雑な構造なため、素人ではわからない部分から異臭がしていることもあります。プロのクリーニングで、異臭の原因を取り除ける可能性は高いです。それでも改善しない場合には、ほかの原因がないか修理業者に点検してもらうことをおすすめします。

エアコンの異臭に関するメーカーリンク集

エアコンを製造しているメーカーは複数あり、異臭への対処法が製品により異なることも。焦げ臭いにおいやそのほかの異臭への対処法は基本的には同じですが、メーカーごとの対処法を知っておくとより安心です。

人気製品を製造しているメーカーの、エアコンの異臭に関するリンクを集めました。こちらも併せてチェックすると、異臭の原因や対策がより分かるのではないでしょうか。

エアコンが焦げ臭いのは危険!早めの対処を

エアコンの異臭の原因はさまざまですが、焦げ臭いにおいがしたら危険です。そのまま使い続けると故障したりエアコンから発火する恐れもあるので、すぐに使用をやめて早めに業者に点検や修理を依頼しましょう。

エアコンは焦げ臭いにおい以外にも、ホコリっぽいにおいやカビのにおい、酸っぱいにおいがすることもあります。エアコン内部の汚れやカビが原因となっていますので、正しい対処でにおいを根本から改善することが重要です。

健康や安全のためにも、エアコンの異臭にはじゅうぶん注意しましょう。

編集後記

過去にエアコンから異臭がしてぬるい空気が出た一件は、故障によるものだった記憶です。業者の方がきてチェックしてくれてしばらくしたらよくなったような気がしますが…。冷房をつけてもジメっとしたぬるい空気が出るのはなかなかのストレスでした。

当時はマンションに住んでいて、子どもも小さかったので扇風機は危険だと導入していなかった我が家。現在はリビングのみ扇風機をエアコンと併用しており、快適に夏を越しています。

今のところエアコンから異臭はしていませんし、フィルターも夫がたまに掃除してくれていますが、細かな部分はもちろん掃除できていないので、そろそろ6年目なので業者による掃除もしてみようかなぁと考え中です。

参考サイト

エアコンが焦げ臭い|暖房で煙臭い・異臭の原因と対処法!室外機は?【賃貸の場合も】
エアコンからの異臭は危険信号?!自宅でできるエアコン掃除法!
エアコンの異臭は危険のサイン?異臭の取り除き方と防ぎ方について

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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