玄関やドアのマーキングは要注意!マーキングの意味やできる対策は

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玄関のドアやポストに、見かけなかった傷がある場合は要注意です。単純にものが当たったことなどによりできた傷の可能性もありますが、空き巣がつけたマーキングかもしれません。マーキングにはさまざまな種類や意味があり、つけられると犯罪の対象になることもあり危険です。

今回は、マーキングの種類や意味に加え、マーキングをされた場合の対処法、空き巣から大切な家を守るためにできる防犯対策をご紹介します。

目次

ドアや玄関のマーキングの意味は情報のサイン

テレビの特集などでも取り上げられることのあるマーキングには、そもそもどういった意味があるのでしょうか。マーキングの方法や、よくマーキングされる箇所と共に解説します。

マーキングの意味

マーキングは、アルファベットや数字、記号で家の情報を表したものです。空き巣がスムーズに犯行を行うために、住人が家を空ける時間帯や、侵入のしやすさなどをマークにし、見つかりにくい場所に記します。このマーキングにより、空き巣は住人が家を空けた時間帯を狙う、侵入しやすい家を選ぶなどし、犯行に及ぶのです。

マーキングの意味は後述しますが、マークも複雑で非常に多いです。また、明確な意味は空き巣にしかわかりません。なかには「侵入が困難」「犯行を避けたほうがよい」という意味で使用されるマークも存在しますが、本当にそういう意味でつけられているのかは定かではないため、マーキングを見つけたら早急に対処する必要があります。

マーキングの方法

マーキングに使用される記号などはもちろん、その方法も複数あります。たとえばシールやテープを使用する場合や、記号などをペンで書く方法、小さな傷でマーキングする方法などです。見たことのないシールが貼ってあれば明らかにおかしいとわかりますし、ペンで書かれている場合もいたずらなのかマーキングなのかはわからないにしろ、気持ちのよいものではありませんので消そうとする方が大半かと思います。

傷をつけてマーキングされた場合は最も気づきにくく、見つけてもそれがマーキングなのかもわからない、ということがあります。そもそもマーキングは居住者に見つかりにくい場所にされますが、マーキングされやすい場所は定期的にチェックし、不審なシールや落書き、傷などがあったら警戒するようにしましょう。

マーキングはこんな場所によくされる!

マーキングは居住者が見つけるとなくされてしまう、警戒されてしまうので、簡単には見つからない場所にされます。たとえば玄関やポスト、インターホンなどはマーキングが最もされやすい場所です。これらは日常的に使用しますが、改めてじっくり見るということがあまりないため、見つかりにくいとされています。

表札や電気メーター、ガスメーター、配管などへのマーキングにも注意が必要です。電気メーターやガスメーターはそもそもあまり目に入らない場所に設置されていることも少なくありません。仮に目につく場所にあっても、隅々まで頻繁にチェックする機会はあまりないのではないでしょうか。

マーキングは目に見える面にされるとは限りません。側面、背面などにされるとより気づきにくいので、不審なマークがないかチェックする際には、こうした部分にも注意して目を向けることが重要です。

見つけたら注意!マーキングの種類

もし不審なマークやシール、傷などを見つけたら、空き巣によるマーキングの可能性が高いです。空き巣は適当に侵入先を選んでいるわけではなく、事前にさまざまな家について調べ、誰もいない時間があるか、侵入のしやすさはどうかなどを判断します。

マーキングは、こうした下見の結果を簡潔に表現するものです。

マーキングの意味の例

具体的にどういった文字や記号がマーキングとして使用されているか、一例を見てみましょう。こちらはALSOKの『空き巣の手口「マーキング」の実例と対策』より引用しています。

マーキング意味
M男性(Men)
W女性(Women)
S独身(Single)
F家族(Family)
学生
赤ちゃんがいる
黒いシール家族、男性、侵入などが厳しい
白いシール独身、女性、侵入できる可能性がある
黄色いシールもう一息、赤ちゃんがいる
可能性あり
×ダメ
もう一息
w8-20(ル)平日(ウィークデイ)8時~20 時までは留守
20SW_9・2120代独身女性、9時出勤、21時帰宅
SS土日休み

マーキングは単純なアルファベットや記号、シールなどで表現されるケースが多く、一目ではただのいたずらに見えてしまうこともあります。賃貸物件の場合、前の住人のときからついていたものだと思って放置してしまうこともあるので危険です。

本来の意味はつけた人にしかわからない

マーキングの種類と意味の例をご紹介しましたが、本来の意味は空き巣にしかわかりません。たとえば「×」マーキングされていたからと安心していたのに実はまったく異なる意味を持っており、犯罪に巻き込まれてしまうという可能性もあるのです。

マーキングの意味を自身で解釈し、「大丈夫だろう」と放置するのは危険ですので止めましょう。

実際のマーキングは複雑

「ドアに「M」などと書かれていたら一目でわかるだろう」と思うかもしれませんが、実際のマーキングは非常に小さかったり、読み取れるかどうかギリギリの状態だったりと複雑です。素人には判断できないことも少なくありませんので、少しでもおかしな傷を見つけたら、防犯対策の強化を検討をおすすめします。

マーキングをされたらどうする?

明らかなマーキングを見つけてしまった、マーキングらしき傷や記号がある場合には、どのように対処したらよいのでしょうか。

マーキングを消す

まずは不審なマークを消す、シールならば剥がすことが大切です。1度マーキングをしてもそれが消されているとわかれば、空き巣も「防犯意識が高い人」という認識をし、侵入は危険だと判断するでしょう。年月が経てばまたマーキングをされる可能性はありますが、しばらくは空き巣の対象から外れやすくなります。

シールやテープははがせばよいでしょう。油性ペンでマーキングされている場合には、除光液などを使用すると、落ちやすくなります。傷が最も厄介ですが、材質によって傷消し用のクレヨンで塗る、マーキング部分をやすりで削るなどすると、マークが見えなくなりますし、空き巣にもマーキングが見つかったことが伝わるでしょう。

防犯対策を強化する

マーキングされているということは、空き巣に入られる可能性があるということです。マーキングのなかには「この家は侵入に向いていない」ことを表すものも存在しますが、前述の通り、マーキングの意味は空き巣にしかわかりません。たとえば在宅ワークをしている1人暮らしの女性がマーキングを見つけて「ずっと自宅にいるから大丈夫だろう」と思っても、空き巣側は「力の弱い女性の1人暮らしは侵入しやすい」と考えているかもしれません。

マーキングを見つけたら、防犯対策の強化で空き巣が侵入しにくい環境を作ることも重要です。具体的な防犯対策は、のちほどご紹介します。

防犯カメラの映像などでマーキングの証拠を集める

防犯カメラの設置は、防犯対策の強化の一環としてはもちろん、マーキングをした犯人を特定する証拠を残すことにも貢献します。日本では、マーキングをする行為そのものが法律違反にあたるため、防犯カメラに怪しい人物が写っており、マーキングを確認する、新たなマーキングをつけるといった様子が収められれば、証拠として警察に提出できるのです。

空き巣対策としてはもちろん、誰がマーキングをしたのかという証明をするためにも、玄関付近への防犯カメラの設置をおすすめします。

【注意】マーキングだけでは警察は対処してくれない!

マーキングをされたら「警察に通報しよう」と思うかもしれませんが、現状、マーキングのみでは警察が対処してくれないケースが多いといえます。マーキングだけで犯人を特定するのは難しいですし、実際に空き巣に入られたなどの被害がない状態では、「事件性なし」とみなされるからです。

空き巣に入られたなど実際の被害があって初めて警察は動いてくれます。しかし、さまざまなものをとられてしまう、犯人と鉢合わせて命に関わる危険にさらされるといったことがあってからでは遅いのはわかりますよね。

やはり、マーキングを見つけたら自身で身を守るための対策を、しっかりと取ることが重要です。

空き巣から我が家を守るための防犯対策は

マーキングをされず、空き巣が「侵入は困難」だと判断するような家にするためには、さまざまな防犯対策をする必要があります。最後に、自宅を守るためにおすすめの防犯対策を見ていきましょう。

防犯カメラやセンサーライトを設置する

玄関先に防犯カメラやセンサーライトを設置するのは、第三者にもわかりやすい防犯対策として有効です。玄関にカメラがある家にわざわざ何かをしようとする人は少ないですし、人目につかないように侵入しようとした瞬間にセンサーライトがつけば、空き巣も驚くでしょう。

空き巣は死角を狙って侵入することも多いので、玄関はもちろん、見通しの悪い場所にもこうしたアイテムを設置しておくと、犯罪抑止はもちろん、いざというときの証拠としても有効です。

ポストには郵便物をため込まない

ポストにチラシや郵便物がいっぱいに入っている家は、留守の期間が長い、防犯意識が低いと判断されがちです。空き巣や泥棒に狙われやすいので、毎日こまめにチェックして、ポストの中身を処分するようにしましょう。

音の出る砂利なども有効

一軒家にお住まいの方で庭がある、家の側面や裏側などに侵入できそうな通路がある場合は、防犯用の音の出る砂利を敷くとよいでしょう。空き巣は足音を殺して侵入するので、大きな音のでる砂利を敷いておくと、侵入を諦めることが多いようです。

近隣住民との交流も、防犯の「カギ」に!

家ごとの防犯対策はもちろんのこと、地域ぐるみで防犯に取り組むことも重要です。空き巣人に見られると侵入を止めることが多いので、近隣住民の人が不審な人物を見つけ、注意深く見ていると、犯行に及ばない可能性が高まります。

自宅を留守にする時間が長くても、地域の方が見守ってくれれば安心な部分もありますが、そのためには日頃から近隣の方々と交流することが大切です。挨拶やちょっとした立ち話など、コミュニケーションを積極的に取り、街全体で多くの家を空き巣から守れる環境を作りましょう。

マーキングされる前にも!正しい防犯対策を実践しよう

空き巣がその家の状況を伝えるためにするマーキングはわかりにくい場所にされていることが多いですが、見つけたらすぐに消すことが大切です。マーキングをされた家も、される前の家も、正しい防犯対策で大切な家を空き巣から守りましょう。

また、マーキング以外に、SNSによる空き巣被害の例も少なくありません。SNSに旅行中の様子や、外出に関する投稿をしたことで留守の時間帯が多くの人に知れ渡り、空き巣に入られてしまうという事件も深刻視されています。有名人のなかにも、こうした投稿で空き巣被害に遭った方がいるようです。

犯罪者はさまざまな方法で、犯行に及びやすい環境を探します。防犯対策はもちろん、ご自身の防犯意識についても、今一度見つめ直しましょう。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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