カンピロバクターの気になる症状は?原因や予防法も解説

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夏場は特に注意が必要な食中毒の原因となる菌は、さまざまです。菌の種類によって症状も異なりますが、食中毒になる代表的な菌の1つに「カンピロバクター」があります。カンピロバクターはどういった食べ物で起こりやすく、またどのような症状を引き起こすのかを知っておけば、日ごろの調理でも意識することができ、いざというときにも適切な対応ができます。

そこで今回は、カンピロバクターに関するさまざまな情報をまとめました。食中毒に注意したいこの季節、知らない方はもちろん、カンピロバクターについて知っている方も、今一度ご確認ください。

目次

カンピロバクター感染症とは胃腸系の食中毒

カンピロバクターは食中毒の原因となる病原菌です。酸素が少しだけある場所を好み、31~46度くらいの温度のときに増殖をします。大気中には酸素が十分にあるため存在せず、酸素がゼロの場所にもいません。

カンピロバクターが生息できるのは、牛や豚、羊、犬、猫、鶏、鳩といった動物の消化管内です。多少の酸素と程よい温度のこうした場所で増殖したカンピロバクター菌は、動物のフンから検出されることもあります。

カンピロバクターの潜伏期間や症状

胃腸系の食中毒、といっても症状はさまざまです。カンピロバクターの主な症状や、潜伏期間などを見ていきましょう。

潜伏期間は平均2~3日

食中毒というと、かかってから比較的短時間で症状が出るのが特徴ですが、カンピロバクターの潜伏期間は2日から7日、長い場合10日程度ともいわれています。平均的な潜伏期間は2,3日で、それでも食中毒のなかでは潜伏期間が長いといえるでしょう。

食中毒で見られる症状

主な症状は胃腸系で、腹痛と下痢がメインだといえます。また、発熱を伴う場合も多い傾向です。このほか、倦怠感や頭痛、めまい、筋肉痛など、風邪のような症状が起こる方も少なくありません。

実際、初期症状を風邪だと勘違いする方もいるようです。予後は比較的良好で、菌が体から出てしまえば症状が治まり、元の生活に戻れるのも比較的早いでしょう。

注意したい合併症

カンピロバクターで食中毒になっても、重症化したり死亡したりする可能性は極めて低いといわれています。しかし、最近は感染後1~3週間くらい経ってから、ギランバレー症候群を発症する可能性があることも報告されているので、注意が必要です。

ギランバレー症候群は末梢神経の障害で、四肢の脱力やしびれを引き起こします。発症してから1年後にも後遺症が確認される方もいますし、呼吸筋が麻痺すれば死亡の可能性も否めません。罹患率は年間10万人に1~2人といわれていますが、カンピロバクターが引き金となるケースもあるため、食中毒になったらその後の体調にも気を配りましょう。

食中毒を起こした場合の治療法は

下痢などの症状が起こる初期の段階では、その原因がカンピロバクターかどうかはわかりにくいものです。他の多くの食中毒と同様、これといった治療法はなく、症状が治まるまで脱水や重篤な症状を防ぎながら、体内の菌を出す必要があります。

ただし、カンピロバクターを体内に保菌している方や、カンピロバクターが体内に悪影響を及ぼしている方については、抗生物質などで治療を行うようです。

カンピロバクター食中毒の原因とかかりやすい人

カンピロバクターは動物の体内に多く生息すると前述しました。食中毒の原因となるのはどういったときなのでしょうか。食べ物が原因なので誰でも感染する可能性はありますが、高齢の方や小さな子どもは、特に感染に注意が必要です。

カンピロバクター食中毒の原因

家畜やペット、野生動物などの多くはカンピロバクターを保有しており、菌に汚染された生肉などが、食中毒の原因となります。レバ刺し鶏刺しのような生肉、たたきなど多少の過熱を加えた肉は、菌が死滅する温度に達していないため、感染のリスクが高いです。

保菌している動物はどれも原因となり得ますが、特に、鶏肉での感染が多いといわれています。

カンピロバクターにかかりやすいのは幼児と高齢者

食中毒は誰でもなる可能性がありますが、特にかかりやすいのは、抵抗力のあまり強くない幼児や高齢者です。9歳以下の子どもは、入院治療の例も多いといわれているため、特に注意をしましょう。

また、カンピロバクターの場合は15~25歳といった若年層にも感染者が多い傾向です。抵抗力のある年代がかかりやすい原因は、海外旅行やバーベキューなど、過熱や鮮度管理のあまり厳しくないともいえる肉などを口にする機会が多いからだといわれています。

重症化のリスクはある?

カンピロバクターは予後が比較的良好なのも特徴ですが、重症化のリスクはゼロではありません。小さな子どもや高齢者以外にも、抵抗力が弱っている方は重症化の可能性があるため注意が必要です。

特に、下痢や嘔吐が続く場合にはすぐに病院を受診し、必要な薬などを処方してもらうとよいでしょう。個人の判断で下痢止めなどを飲むと逆効果になる場合もあるので、気になる症状が出たら病院へ行くことも検討してください。

カンピロバクターの予防方法

カンピロバクターを予防するためにできることは、主に調理の過程や食べる段階における内容です。具体的には、以下のようなものがあります。

・加熱不十分な肉(特に鶏肉)は食べない
・生肉を食べない
・加熱調理は中心部を75度で1分以上行う
・調理器具などからの感染も考慮し、生肉と他の食品は容器や調理器具をわける
・生肉を触った箸や素手は、十分に洗ってからほかの食品の扱いなどに移る

生肉や加熱がしっかりとできていない肉を食べないことはもちろん、調理の段階でもさまざまな点に注意をしましょう。焼肉などで焼く箸と食べる箸を分けるのは、カンピロバクターを防ぐためでもあります。

屋外イベントや外食では、加熱や調理器具の管理について判断が難しい場合もあるため、より慎重な判断が必要です。

カンピロバクターにかかったら脱水症状にも注意!

カンピロバクターの症状のメインは下痢と腹痛だとお話しましたが、下痢が続くと脱水症状に陥ることもあるため危険です。脱水症状を防ぎながら、症状の改善を見込みましょう。

水分補給をしっかりと!

食中毒になると食欲が減退することも多く、数日間何も食べられないという方もいます。カンピロバクターは下痢だけでなく嘔吐を伴う場合もあり、「水を飲むだけで吐いてしまう」というときには、特に脱水症状に注意が必要です。

水分を意識的にとること、難しい場合には病院で水分や栄養を補給するために点滴をしてもらうことも、検討しましょう。

こんなときはすぐに医療機関へ

食事や水分が摂れないなか、以下のような症状が見られたらすぐに病院を受診してください。

・顔色があからさまに悪い
・ぐったりとしている
・唇が渇いている
・尿が止まる、ずっと出ていない

脱水症状にならないためには、水やお茶よりもスポーツドリンク、さらにいうならば経口補水液を飲むのが有効です。経口補水液はドラッグストアなどでも手軽に手に入るので、備蓄の意味も含めて自宅に何本か用意しておくと、いざというときに役立つのではないでしょうか。

ただしい調理方法で、食中毒を防ごう

食中毒の原因の多くは、誤った調理方法や、食品の保管によるものです。正しい保管や調理で、安全に食事を楽しみたいですね。

カンピロバクターをはじめ、さまざまな食中毒を防ぐためにも、食品の管理を怠らないようにしましょう。万一症状が出てしまった場合には安静を心掛け、脱水などに注意しながら療養してください。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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