災害時になくて困ったものは?避難時の持ち物をリストで確認!

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災害に備えた防災グッズにはさまざまなアイテムがあります。ご自身で必要なものを集める方、セット商品を購入する方など、準備の方法は各々異なりますが、実際に災害が起こった際に準備していた防災グッズを使用して、「これがなくて困った」と思うことは多いようです。

災害時になくて困ったものを事前に知っておけば、避難時にも正しい持ち物で避難所生活を少しでもよいものにできるのではないでしょうか。

そこで今回は、災害時になくて困ったものをリストでご紹介します!不要だった防災グッズについても解説していますので、改めて防災グッズを見直す際の参考になれば幸いです。

目次

被災時、本当に困ることは「電気系統のトラブル」

災害が起こり、避難所での生活を余儀なくされた場合や自宅での不便な生活を強いられた場合、本当に困ることは何でしょうか。

実際に被災した方の話によると、災害時に困ったことは「冷蔵庫が使えない」「電気がつかない」「スマホやラジオの充電が切れてしまう」といった、電気系統のトラブルが多い傾向です。

食料や日用品、衛生用品などももちろん必要ですが、冷蔵庫が使えなくても保存できる食料を多く用意しておく、電気が止まっても明かりを確保したり充電したりできる状態にしておくことが大切だといえます。

災害時、なくて困ったものは?リストで紹介

災害時に備えたグッズにはさまざまなものがありますが、災害を経験された方の声をもとに、本当になくて困ったものを調べました!災害時に必ず用意しておきたいものは、以下の通りです。

・水
・食料
・バッテリー
・乾電池
・小銭(現金)
・メガネ
・防寒具
・消火器
・照明器具
・衛生用品
・救急セット

災害が起こるとライフラインが止まってしまうことも多く、水がなくて困るケースは少なくありません。水は飲むことはもちろん、洗い物や洗濯など、幅広い用途に必要なので最低限の備蓄はしておきたいところです。

1日あたり1人に必要な水は、3リットルだといわれています。これを最低3日分、可能であれば7日分用意することが推奨されているので、1人暮らしの場合は2リットルのペットボトル5~11本、ご家族で生活している場合はこれを人数分用意するようにしましょう。

食料

食料も災害時に欠かせません。缶詰やレトルト食品など、賞味期限が長くすぐに食べられるものをこちらも3~7日分用意しましょう。食料が足りない場合やちょっとした気分転換のためにも、飴や小分けのお菓子も入れておくことをおすすめします。

バッテリー

スマートフォンを持っていても、充電がなくなったら使えません。災害時は電気が止まり、コンセントが使えないことも多いので、モバイルバッテリーなども忘れずに用意しましょう。

スマートフォン専用のバッテリーもよいですが、おすすめはラジオや懐中電灯にもなる多機能ラジオです。複数の電源を確保できますし、手回しやソーラーで充電・給電ができるのでバッテリーそのものの電池切れも防げます。

乾電池

乾電池はさまざまな用途に役立ちます。ラジオやカセットコンロ、小さな子どもがいる場合は遊びのためのおもちゃにも、電池が必要な場合が多いです。乾電池もさまざまな大きさのものを備蓄しておくと、いざというときに役立つでしょう。

ただし、乾電池には使用期限がありますので、ずっと備蓄しておくといざというときに使えない場合があります。ローリングストックを活用しながら、新しい電池を備蓄するのがおすすめです。

小銭(現金)

最近は電子マネーやクレジットカードを日常的に使う方も多く、財布に現金をあまり入れていないという方もいます。しかし、電気が止まれば電子決済ができず、現金しか使えません。

日常的に使わなくても万一のときに備え、ある程度の現金を用意しておきましょう。1万円ではおつりがもらえない、という可能性はゼロではありませんので1000円札や小銭を多めに入れておくのがおすすめです。防災バッグに小銭を多く入れておくのもよいのではないでしょうか。

メガネ

コンタクトレンズを使用している方は、メガネを持っていないとコンタクトレンズを何日も外せないまま生活しなければならなくなります。衛生的にもよくありませんし、視界が悪くなる可能性も。

メガネとコンタクトケース、コンタクトレンズの保存液などをセットにして防災バッグや持ち歩くバッグに入れておくと、いざというときに便利です。メガネが1つしかないという方は、災害用はもちろん、急にメガネが破損したときにも役立つので予備を作っておくとよいでしょう。

防寒具

寒い季節はもちろん、朝晩が冷え込む微妙な時期にも、防寒具を忘れてしまうと寒さで体調を崩してしまいかねません。ブランケットやウインドブレーカーなど、かさばりにくくしっかりと防寒対策ができるアイテムを1つ持っておくと、いざというときも安心です。

消火器

地震が起こった場合、二次災害として火災が起こることも多くあります。阪神・淡路大震災のときには大火災が被害を拡大させました。

火災の被害が広がらないようにするためにも、初期消火ができるアイテムも忘れてはいけません。家庭用の消火器を1つ持っていれば、もしキッチンなどから火災が発生しても安心です。

照明器具

自宅待機でも避難所の生活でも、「照明がなくて困った」という方は少なくありません。スマートフォンにもライトがついていますが、懐中電灯やランタン、ヘッドライトなどしっかりと明るさのある照明器具を持っていると、より安心です。

懐中電灯は自由に好きな場所を照らせる、ランタンは安定した床置きが可能、ヘッドライトは両手があくなどそれぞれにメリットがありますので、ベストなものを用意しましょう。

衛生用品

簡易トイレや赤ちゃんのおむつ、女性の生理用品をはじめ、各種衛生用品も清潔に避難生活を送るために用意しておきたいところです。このほか、歯ブラシやウエットティッシュ、ドライシャンプー、使い捨ての下着などもあるとお風呂に入れないといった状況でも比較的快適な生活を送れるでしょう。

救急セット

災害時にケガをしてしまうことも想定し、救急セットも忘れないようにしましょう。バンドエイドや包帯、ガーゼ、消毒薬などの消耗品をはじめ、整腸剤や鎮痛剤など急な体調不良の際に役立つ薬、常備薬や持病の薬などもセットのなかに入れておくと、避難所でも薬がないといった状況を防げます。

※入手困難!こんなものも事前に準備を

災害の直後はさまざまなものが手に入りにくい状況になりますが、特に入手困難なのはやはり食料や飲料水です。コンビニやスーパーが開かないこともありますし、開いていてもものが入ってこなければ買うことはできません。

食料がない、といった状況を避けるためにも、やはり最低限の備蓄は必要です。

また、ガソリンがなかなか入れられないことも多いようです。ガソリンがなくなれば遠方への避難も困難になるので、ガソリンは常に満タンにしておくことを日頃から意識しましょう。

「実は不要だった」避難時の持ち物を見直そう

防災グッズとして挙げられているアイテムのなかには、実際あまり必要なかったというものもあります。防災グッズをそろえる際に優先度が低いといえるものは、次の通りです。

テント

避難所となるのは体育館など雨風がしのげる場所ですが、プライバシー保護のためにテントが必要だといわれています。しかし、避難所によってはテントの持ち込みを禁止しているところもあるので、せっかく持って行っても使えないということにもなりかねません。

屋外にテントを張るのは性被害や盗難の危険がありますし、結果持っていても使い道がなかったということもあるので、防災グッズとしてしか使わない方は無理に用意する必要はないでしょう。

発電機

小型発電機は電気が止まった際に役立ちますが、音がうるさい、置き場所に困る、そもそも価格が高いなどの問題があります。電気が使えないと不便ですが、ライフラインのなかでもっとも復旧が早いのは電力です。

大きな被害をもたらした東日本大震災でも、80%ほどの地域が3日ほどで電力が復旧しました。別の用途で使用するならば持っていてもよいですが、小型発電機もあまり必要ない部類に入ります。

防災頭巾

戦時中なども使用されていた防災頭巾は、現代でも保育園や幼稚園などの災害用アイテムとして用意されています。しかし、防炎性が低い、洗濯をすると衝撃吸収力が低下するなどの問題があるため、最近は安全面での評価が下がっている状態です。

自宅での防災グッズを用意する際には防災頭巾は不要だといえます。頭を保護するなら子どもも大人もヘルメットがおすすめです。

毛布

防寒グッズとして毛布が思い浮かぶ方も多いでしょうが、毛布はかさばりますし重みもあるので、避難所に持って行くのは困難です。雨などが降っていれば途中で濡れてしまうこともあり、避難グッズとしては不向きだといえます。

毛布は避難所で貸し出されることもあるので、無理に用意する必要はありません。前述した薄手の上着やブランケットのように、持ち運びやすい防寒具を選びましょう。

ティッシュペーパー

ティッシュは用途が多く役に立つアイテムですが、防災グッズとしては水に溶けるトイレットペーパーのほうが向いています。トイレットペーパーは芯を取ってつぶすと、思いのほかコンパクトになるので便利です。

ティッシュペーパーは不要、というわけではありませんが、せっかく用意するならトイレットペーパーをおすすめします。

ロープ

高所からの避難や瓦礫の除去などに役立つといわれているロープですが、実際に災害が起こった場合に一般の方が1人でロープを使いこなしてこうした作業をするのはほぼ不可能です。最悪の場合命を落とすこともあるので、救助を待ったり瓦礫の除去などは消防士に任せることになります。

ロープの使い道はほとんどありませんので、あえて購入したり、場所を取るのに避難グッズに入れる必要はありません。

災害時に必要な持ち物はリストで正しく準備!

災害時に本当に必要なものはわかりましたでしょうか。改めて防災グッズを見直し、欠けているものがあれば早めに追加してください。また、不要なものを避難用のリュックなどに入れることで、大切なものを入れられなくては意味がありません。

取捨選択をしながら、ベストな防災グッズにしていきましょう。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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