スケート場での事故や怪我の対処法は?ルールを守って安全に楽しもう

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スケートは家族や友人、カップルで1年中楽しむことができますが、慣れない氷の上を滑る際には事故や怪我にも注意が必要です。

今回は、スケートの際に多い事故や怪我や怪我をした場合の対処法、トラブルを防ぐための対策をご紹介します。安全に滑ることができるよう、スケートに行く前にぜひチェックしてみてください。

目次

スケートで起こりやすい事故は…

スケートの際に起こりやすい事故は、転倒と衝突の大きく2つです。慣れないうえにツルツルした氷の上を大勢の人が滑るため、自身の怪我はもちろん、他の方に怪我をさせないよう配慮しながら滑る必要があります。

転倒

最も多いのが転倒です。初心者の方は、スケート靴を履いてバランスを取ることも難しく、立っているのもままならない場合も多くあります。氷の上を滑るのは容易なことではないので、スケートをはじめたばかりの頃は、転倒の連続ということもあるでしょう。

慣れてきても、スピードを出しすぎてコーナーでバランスを崩して転倒してしまう、滑るだけではなくやや高度な技を練習している最中に転倒するといったこともあるので注意が必要です。

衝突

スケート場には大勢のお客さんが集まるので、滑っている最中に衝突することも少なくありません。滑っている人同士がぶつかることもありますし、止まっている人、転んでしまった人と接触するケースもあるため、周囲には充分目を配りながら滑る必要があります。

スケートではこんな怪我に注意!

転倒・衝突の程度が軽ければ打撲や擦り傷などで済みますが、激しく転倒する、スピードを出して衝突してしまうといったことが起こると、大きなけがにつながる可能性も。

スケートの際には次のような怪我に注意しましょう。

捻挫

スケート靴の裏側にはエッジという細い金属がついており、バランスが取りにくい構造になっています。よって、転倒時に足首をひねり、捻挫をしてしまうこともあるため危険です。

骨折

転倒時にうまく受け身が取れないと、手をつく場所が悪く腕を骨折してしまうこともあります。また、硬い氷の上に激しく体の部位を打ちつけると、腕以外のさまざまな部分を骨折したり、ヒビが入ったりする可能性もあることを覚えておきましょう。

切創

切創(せっそう)とは切り傷のことです。スケート靴の鋭いエッジが転倒・衝突時に身体にあたり傷ついてしまうケースも、少なくありません。自身のエッジで怪我をするだけでなく、衝突した人のスケート靴で切創ができてしまうこともあります。

脳挫傷になる危険性も…

転ぶ際に後ろに倒れてしまうと、後頭部を氷やリンクサイドの壁に強打する可能性があります。頭部を硬いところに激しくぶつけてしまうと脳挫傷といって、脳に傷がつくこともあり大変危険です。

脳挫傷は手足の麻痺や失語などの症状を引き起こします。症状がひどい場合、日常生活に支障をきたすこともあるので、頭部へのダメージは避けたいところです。

怪我をした場合の対処法は…

事故が起こらないよう配慮していても、怪我をしてしまうことはあります。リンク上で怪我をしてしまった場合の対処法は、次の3ステップです。

安全な場所でセルフチェック

転倒や衝突をしたままその場に留まっていると、二次被害が起こってしまうこともあります。さらにひどい怪我を負ったり、負傷者を増やしたりしないためにも、自力で動ける場合はまずは安全な場所へ移動しましょう。

そして、どこを怪我したか、怪我の状態はどれくらいかをセルフチェックします。もし、動けないほどの怪我をしている場合には、周囲に助けを求め、移動を手伝ってもらうようにしてください。

気になる症状がある場合は係員を呼ぶ

セルフチェックをして問題がなければ、リンクに戻っても構いません。しかし、その場では大丈夫なように思えても、実は思いのほか状態がひどかったということもありますので、無理はしないようにしましょう。

もしひどい捻挫や出血などの気になる症状があれば係員を呼び、応急処置をしてもらうようにしてください。

医療機関にかかることも視野に入れて

傷の度合いがひどい、骨折の疑いがある、頭をぶつけてしまったという場合には、医療機関へ行くことも視野にいれましょう。特に、頭をぶつけた場合には前述の脳挫傷のようにその後の生活に支障をきたしたり、命に係わることもありますので、必ず受診をしてください。

平日は医療機関が開いていることも多いですが、土日休診の場合もあります。「平日にいけばいい」と思わず、救急外来を利用しましょう。

スケートで事故や怪我をしないための対策はある?

スケートでの事故や怪我を完全に防ぐことはできませんが、できるだけ怪我をしない、軽症ですませるための方法はあります。

最後に、スケート前に知っておきたい事故対策を見ていきましょう。

準備体操をしっかりと

スケートをする前には、準備体操をしっかりと行うことが大切です。何もしないままいきなり滑りだすと、転倒時に靭帯や足首に大きなダメージが加わることも。

スケートリンクは寒いので、体を温めて動きをよくする意味も込め、入念に準備体操をしましょう。

手すりなどを活用して安全に滑る

特に初心者の方は、慣れないスケート靴でバランスを取ることもままならない、ということが多々あり、その状態でいきなりリンクの真ん中へ行っても、立ち上がることすらできない可能性があります。

まずは手すりなどを活用し、転ばないようにすること、スケート靴に慣れること、安全に滑ることを第一に考えましょう。

上手な転倒方法を覚えておく

転んでひどい怪我をしたり、後ろに倒れて頭部をぶつけたりする人は、上手な転倒方法を知らないということが多いです。スキーなどでも同じですが、初心者向けのレッスンではより安全な転び方を学びます。

スムーズに滑ることももちろん大切ですが、それよりも先に、まずはどうしたら転んだときに軽症で済ませられるのか、上手な転び方や受け身の取り方を習得しましょう。

初心者はヘルメットやプロテクターをする

ローラースケートではヘルメットやプロテクターをつけて練習をする方も多いですが、アイススケートではつけない方のほうが多い傾向です。しかし、アイススケートもローラースケートも条件は同じ。むしろアイススケートのほうが鋭いエッジの靴、硬い氷など怪我の可能性が高い環境だといえます。

特に初心者の方は、転んだ際の衝撃を軽減させる、万一後ろに転んでも重症を防げるよう、ヘルメットやプロテクターをつけることをおすすめします。

セーターやニット帽も活用して

初心者以外の方も、高い安全性を確保するためにヘルメットやプロテクターをするのがベストですが、見た目がよくない、わざわざ購入するのは面倒などの理由から装着に抵抗があるという方もいるでしょう。

この場合おすすめなのが、セーターやニット帽の活用です。スケートリンクは寒いので、必然的に厚着をしていきます。厚手のセーターを着ていれば、転んだ時の衝撃を緩和できますし、ニット帽をかぶっていれば、こちらも生身よりは衝撃を和らげることが可能です。

最近は吸湿発熱素材を使用した、薄手でも暖かいアイテムが多く販売されていますが、上に着るものはできるだけ厚手のものを選ぶと、暖かいだけでなく、体を保護することもできるでしょう。

まとめ

スケート場での転倒・衝突は大怪我につながる可能性があるため注意が必要です。骨折や脳挫傷などの深刻な症状を防ぐためにも、ルールやマナーを守り、安全に滑走するようにしましょう。

また、事前にできる対策などもぜひ実践し、レベルに合わせた楽沁み方をしてくださいね。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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