自転車事故の防止にはメンテナンスが重要!日頃から安全点検を

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日頃から多くの人が乗っている自転車ですが、思いのほか事故が多いことをご存じでしょうか。自転車事故を防ぐためには、日頃からメンテナンス・点検することが大切です。

今回は、自転車事故を防ぐために必要な点検の内容や点検の重要性などを解説します。

目次

意外と多い?自転車事故の実態

自転車事故は年々増加しており、単独事故や自転車同士の事故、歩行者との事故などさまざまなパターンがあります。自動車事故と比べると大きなものではない、と捉えられがちですが、自転車事故も一歩間違えれば多額の賠償金を支払うような大きなものになりかねません。

事故の原因は運転技術や交通ルールだけではない

自転車事故の原因の多くは、自転車の運転技術が未熟であること、交通ルールを守らないことですが、ほかにも、自転車の整備不良などが挙げられます。自転車も自動車と同じ車両ですので、整備がしっかりとされていなければ安全性が損なわれることも。

安全に自転車に乗るには、日々の点検も大切です。

点検の種類は大きく2つ

自転車の点検、と一言でいっても、日常的な点検と定期的な点検の大きく2つにわけられます。それぞれどのような点検をするのか、詳しく見ていきましょう。

日常的な点検

日常的な点検とは、自転車に乗る人が日々行う点検です。自転車に乗る前には毎回必ず簡単なチェックをして、安全に乗れる状態かを確認します。

ブレーキ、タイヤ、反射材、車体、ベルなど各部位をじっくりと点検し、ワイヤーのほつれや錆び、汚れなどがあれば、必要に応じて整備をする、専門店で修理をしてもらうようにしてください。

また、日常的な点検に加え、車体を布で拭くなどのメンテナンスをすることで、安全面はもちろん見た目も美しく、長く自転車に乗ることができるでしょう。

定期的な点検

定期的な点検は、自転車屋などに自転車を持ち込み、より詳しくチェック・整備をしてもらうものです。日常的な点検とは異なり、1年に1回を目安にある程度期間をおいて行います。

自転車整備のプロが、部品の固定状態や各部位の劣化などを詳しくチェックし、必要に応じて修理などをしてくれるので、ベストな状態の自転車に乗ることが可能です。

定期メンテナンス、点検の重要性

定期的な点検やメンテナンスをすることで、整備不良が原因の事故を未然に防ぐことができます。また、日常的な点検では見つけられないような不備も、プロの目によって発見・整備することが可能です。

日頃から安全に自転車に乗ることを意識することは、事故を防ぐことにつながるだけでなく、自転車をベストな状態で維持することにもなります。

自転車の点検をする人は少ない

自転車の日常的・定期的な点検は非常に重要ですが、「大切だとわかっていてもなかなかしない」という人が多い傾向です。

点検を義務化する自治体もある

一人ひとりの少しの意識で自転車事故を防ぐことができるものの、点検についてはなかなか実践されていません。事実、自転車の点検をしていないという人は8割以上存在し、非常に多くの人が自転車そのものの安全性を意識しないまま自転車に乗っていることがわかります。そんななか、点検を義務化する自治体も出てきました。

東京都台東区では、2020年10月1日から、自転車の点検整備が義務化。日常的に安全を意識した点検をすることはもちろん、1年に1回の専門店での点検・整備も義務として定められました。

メンテナンスをしないと…

簡単な日頃からの点検、また定期的な点検を怠ると、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。

・突如ブレーキが効かなくなる
・タイヤの空気が抜けて思うように運転ができない
・反射材が機能せず接触事故を引き起こす
・ベルがならない
・ライトがつかない
・サビなどによる車体の劣化

定期メンテナンス・点検では何をする?

定期的なメンテナンス・点検の重要性を理解していても、どういった点検をするのか、費用がどれくらいかかるのかがわからずなかなか腰が上がらないという人もいるかもしれません。自転車店などで行う点検がどういったものなのかを、少し詳しくみていきましょう。

メンテナンス・点検の内容

定期点検でチェックされる項目には次のようなものがあります。

・ハンドルやグリップのチェック
・ペダルの損傷や固定状態のチェック
・チェーンのたるみや錆びのチェック
・変速レバーのチェック
・ブレーキワイヤーの劣化チェック
・タイヤの亀裂の有無や空気圧のチェック
・サドルやスタンドのチェック
・ライトの点灯具合チェック
・ベルの作動状態や固定のチェック

自転車の隅々までをしっかりとチェックし、必要に応じて交換や整備などのメンテナンスを行います。

費用の相場

メンテナンスや点検にかかる費用の相場は、点検の内容によって異なります。また、自転車の劣化具合により修理部分が増えれば、その分費用もかさむので注意が必要です。

一般的な点検にかかる費用は1,000~3,000円くらいだといわれています。自転車店によっては購入時に加入できる独自のパックなどにより、一定期間無料で定期点検が行えるということもあるので、自転車店で詳しく話を聞くとよいでしょう。

点検の頻度は?

自転車点検の頻度は1年に1回程度が目安です。ただし、購入してすぐはワイヤー類が伸びる、部品の固定状態が悪くなるといったことも起こりやすいため、乗り始めてから2か月・6か月後にもメンテナンスに行くことをおすすめします。

より安全に乗るには保険にも加入しよう

いくら定期的にメンテナンスを行いベストな状態の自転車に乗っていても、交通ルールをしっかりと守っていても、事故が絶対に起こらないわけではありません。万一事故を起こしてしまった場合のことを想定し、保険に加入しておくことも忘れないようにしましょう。

自転車保険は年間2,000~4,000円程度で加入でき、事故を起こしてしまった場合の賠償金などを補償してくれます。他者に怪我をさせてしまった場合はもちろん、自身の怪我にも適用されますので、特に日々自転車に乗る人はお守りとして、安いものにでも入っておくのがおすすめです。

まとめ

自転車事故は交通ルール違反や運転技術だけでなく、自転車の整備不良によっても起こります。日々の自身による点検はもちろん、プロによる定期的な点検によって、自転車をよりよい状態に保ち、安全に走行することが可能です。

自転車に日々乗るという方は、メンテナンスをどこでするか、どの会社の保険に加入するかを今一度確認してくださいね。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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