テレワークが騒音問題の原因に?「おうち時間」を快適にする防音対策は

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2020年から急増した「テレワーク」や「おうち時間」。新型コロナウイルスが第五類に移行したこともあり、オフィスへの出社率も上がってきていますが、自宅で過ごす時間がまだまだ多いという方もいるでしょう。また、コロナを機に自宅の快適度を見直し、よりよい環境を整えるための家具やリラックスグッズの購入を検討する方も増えています。

自宅で過ごす時間が増えたなかで大きな問題となったのが、「騒音」です。特に仕事中や勉強中は、近隣の音が気になって集中できないという方も多く、その延長で騒音によりリラックスした時間が過ごせなくなったという声も挙げられています。騒音問題が、隣人などとトラブルに発展することも少なくありません。

今回は、騒音の原因になるものは何かを解説し、簡単にできる防音対策をご紹介します。外からの音をシャットアウトするための方法は持ちろん、自身が騒音を出さないためのアイデアもご提案していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

目次

コロナ禍で急増したテレワーク!騒音の原因は?

まずはテレワークや「おうち時間」に問題視される騒音の原因を見ていきましょう。

当たり前だった「生活音」が騒音になる

テレワーク中などに気になる騒音の多くは、実は生活音です。足音や家電の音、椅子を引く音などは、コロナ以前も普段から当たり前にありました。まったく気にならなかったはずの音が、「自宅で仕事をする」という特殊な環境においては、気が散る原因となってしまうようです。

近隣に小さな子どもがいる場合には、子どもの声や走る音なども騒音とされる場合が多くあります。

オンライン会議の声が「迷惑」との声も

テレワークといっても、業種や会社によって、黙々と作業をするようなものから長時間オンラインで打ち合わせをするようなものまで、働き方はさまざまです。仕事中に生活音が気になるという人がいる一方で、オンライン会議の声が周辺の住民への迷惑になっていることもあります。

オンライン会議で自身が発言している声はもちろん、イヤホンなどを使わない場合、パソコンから漏れる音も騒音の原因になりかねません。

「仕事中なのだから仕方がない」と開き直るのではなく、周囲の迷惑にならないような働き方を工夫することも大切だといえるでしょう。

周囲の騒音をシャットアウト!簡単にできる防音対策とは

日々仕事をしていたオフィスを離れ異なる環境で仕事をすることは、ただでさえストレスになります。ちょっとした生活音なども騒音として気になってしまいがちですが、そういった外からの音をシャットアウトし、快適に作業をする、自分の時間を満喫するにはどういった防音対策をすればよいのでしょうか。

耳栓・イヤホンを使う

最も簡単な防音方法は、耳栓やイヤホンを使うことです。耳栓で外からの音を遮断する、イヤホンで好きな音楽を聞いて集中・リラックスできれば、作業もはかどるでしょう。

特に、最近多くの人が利用しているノイズキャンセリング機能つきのイヤホンなら、外からの雑音を完全にシャットアウトし、イヤホンから流れる音をよりクリアにキャッチすることができます。通常のイヤホンよりもやや高価ではありますが、仕事に集中できる、通話も快適にできるので使い心地は満足できるのではないでしょうか。

テレワーク専用の部屋を作る

家族がいる方の場合は、テレワーク専用の部屋を設けることで、外からの騒音はもちろん、自宅内で生まれる生活音からも離れることができます。

テレワーク専用の部屋は、リビングや子供部屋から離れたところがベスト。部屋が余っていないときはご夫婦の寝室など、日中の人の出入りが激しくない部屋にパソコンとデスクを置くとよいでしょう。

防音ブースやパネルの設置でより静かな環境に

テレワーク専用の部屋は確保できない!というときには、防音ブースやパネルを設置し、外からの音を遮断することをおすすめします。防音ブースは置き型の小さな部屋で、お手洗いくらいの広さのものが多いです。

自分だけのスペースを確保でき、特別感も得られるでしょう。「秘密基地が好き」「狭い空間が落ち着く」という方には最適です。

狭いところが苦手な方は、部屋に防音パネルを設置することで、外からの音を遮断できます。隣の家に面している部分などにパネルを置けば、少しでも静かな環境を作ることが可能です。

カフェやワーキングスペースでの仕事は気分転換にも

自宅に籠って仕事をしていると、それだけでストレスが溜まってしまうという方もいるでしょう。イライラしていると、ちょっとした音にも敏感になりがちですので、気分を変えるためにカフェやワーキングスペースを利用するのも1つの方法です。

最近はWi-Fiやコンセントなどを完備し、作業を推進しているカフェも増えてきています。また、ワーキングスペースに行けば仕事をするのに快適な環境が整っており、同じくテレワークをしている人も多く集まるのでおすすめです。

利用料や移動時間がかかってしまうため常にワーキングスペースなどで作業をするというのは難しいかもしれませんが、環境を変えることでまた新たな気持ちで仕事と向き合えるのではないでしょうか。

自分が騒音を出さないためにできる対策は?

自宅にいる時間が増えた場合、外からの音への対策だけでなく、自身が騒音を出さない工夫をすることも求められます。周囲の方に迷惑をかけないようにするためできる対策を見ていきましょう。

カーペットやマットを敷く

マンションなどでは椅子を引く音なども騒音として階下に伝わります。家具や家電による音を軽減させるためには、カーペットやマットを敷くのが有効です。外部に伝わる生活音をおさえ、さらに部屋のなかでの音の反響を抑えてくれます。

大きな家具は壁際に設置

隣の部屋との間に大きな家具を設置すれば、壁越しに直接生活音が伝わるのを防ぐことができます。本棚や洋服ダンス、食器棚などは、音が気になる部屋側の壁に置き、分厚い壁としての役割も果たしてもらいましょう。

作業時間にも注意して

日中にテレワークやオンライン会議、ゲームなどをしていても、あまり苦情が来ることはありません。しかし、早朝や深夜などの静かな時間帯はちょっとした音でも響きやすく、騒音となってしまうことが多いです。

自宅にいる時間が長くなると生活リズムも乱れがちですが、規則正しい生活をすること、常識的な時間に行動をすることも忘れないようにしましょう。

防音グッズは本当に効果がある?クチコミを紹介

自宅での時間をより快適にするための防音グッズには、ブースやパネル、カーテン、イヤホンなどさまざまなものがあります。自宅の広さや賃貸か持ち家かなど、状況によって使用可能な防音グッズを使い分ける必要がありますが、それぞれの使用感について購入前に知りたい人は少なくありません。

最後に、こういった防音グッズの効果や使い心地について、実際に使用した方の声をご紹介します。

「防音ブース」に関するクチコミ

防音ブースは部屋の好きな場所に設置するだけで、簡単に自分だけの静かな空間を確保できるのが魅力です。そんな防音ブースもメーカーによってさまざまなものがありますが、実際に使用した方は次のようなクチコミを投稿しています。

・防音ブースで作業をしていると音漏れを気にしなくてよいのでとても快適です。組み立てが簡単な割に安定感もあり気に入っています。
・密を避けて窓を開けていると会議の音が外に聞こえてしまうため購入しました。雑音が入ってこないので、静かに作業ができて助かっています。
・思ったよりも簡素なつくりで値段に合わないなと思います。外の音が聞こえにくくはなりますが、完全にシャットアウトされるわけではないので微妙でした。

「防音カーテン」に関するクチコミ

防音カーテンは音を遮断するために層を厚くし、特殊な加工を施したものです。外からの音を遮断できることはもちろん、部屋の中の音が外に漏れるのも防げるのが魅力だといえます。防音カーテンに関するクチコミを見てみましょう。

・防音性はかなり高いと思います。しかし、すきまから音が漏れる、入ってくるのでしっかりと閉めなければなりません。
・線路に面しているため購入しましたが、とても静かに過ごせるので夜もぐっすり眠れます。全部の音をシャットアウトできるわけではないですが満足しています。
・遮光・断熱の効果はあるように思いますが、防音についてはあまり効果があるように感じられません。

「耳栓・イヤホン」に関するクチコミ

耳栓やイヤホンは最も簡単にできる防音の方法です。さまざまな種類のものがあるので、用途や好みに合わせて商品を選ぶとよいでしょう。ここでは、最近人気のノイズキャンセリング機能のついたイヤホンに寄せられたクチコミをご紹介します。

・遮音性がかなり高くてびっくりしました。音質はものすごくよい、というわけではありませんがそこそこきれいで問題ありません。
・音漏れしない、雑音がなくなる、クリアな音質で音楽を楽しめるので大満足です。本体が大きく若干重いのが気になります。
・とにかく外からの雑音がすべて消えるのがすごいなと思います。作業中だけでなく普段の通話にも重宝しています。

防音の工夫で騒音対策!快適な自宅をつくろう

テレワークは自宅で仕事ができる新しい働き方として人気を集めていますが、一方で騒音が気になる、騒音を生み出すといった問題も生じるため、音に対する対策が必要です。

自身が騒音に悩まされないための防音対策はもちろん、音を出して迷惑をかけないための工夫もしながら、快適なおうち時間を過ごしてくださいね。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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