備蓄電池を選ぶ際のポイントは?防災グッズには電池も忘れずに

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もしものときに備え、自宅にさまざまな防災グッズを用意している方が増えていますが、防災グッズには電池も忘れずに入れているでしょうか?災害時に備蓄電池があれば、色々な使い道ができて便利です。

今回は、備蓄電池がどれくらい必要か、どういった電池を選べばよいか、注意したい保管方法などについても解説します。

目次

防災グッズには備蓄用の電池を入れるべき?

食料品や日用品など、防災グッズとして挙げられるアイテムは多岐にわたります。身近すぎて忘れがちではありますが、電池も大切な防災グッズの1つです。

備蓄電池は災害時どのように活用できるのか、またどれくらい備えておくべきなのでしょうか。

備蓄電池の使い道

乾電池やボタン電池などは、私たちの日頃の生活のなかでも大量に使用されます。災害時にも、電池式のモバイルバッテリーをはじめ、懐中電灯やランタンのように暗い場所を照らしてくれるもの、ラジオや防犯ブザーなどの稼働に不可欠です。

また、小さなお子さまがいる家庭の場合、避難所生活の不安を少しでも解消するため、そしてお子さまが飽きないように音の出るおもちゃや電子ゲームを持って行くことがあるかもしれません。こうしたおもちゃ類にも電池は多く使用されているので、おもちゃ用の電池も余分に用意しておく必要があります。

備蓄電池はどれくらい必要?

非常時にもさまざまな場面で電池が必要なことがわかりましたが、防災グッズに入れておきたい備蓄電池の本数は具体的にどれくらいになるのでしょうか。

仮にスマホの充電と明かり、情報収集用のラジオを3日間使用するとして、1人に必要な備蓄電池の本数は単三電池およそ17本です。ラジオは各家庭に1台あればよいですが、モバイルバッテリーや懐中電灯などは1人1つ用意したいところですので、2人なら32本、3人なら47本の備蓄電池が必要だという計算になります。

1週間分の電池を用意するとなると、さらに多くの量の備蓄電池が必要です。また、お子さまがいる場合は、おもちゃに合わせた大きさの電池を、持ち出すおもちゃの分だけ用意することを忘れないようにしましょう。

備蓄電池を選ぶ際のポイント

大量の備蓄電池が必要となると、費用もかさむため「できるだけ安い電池を購入したい」と思う方もいるかもしれません。しかし、備蓄電池はもしものときにきちんと使用できることを第一に考えて用意するのがおすすめです。

備蓄電池を選ぶ際には、次の3点に注目してみてください。

おすすめはアルカリ電池

電池の種類は大きくアルカリ電池・マンガン電池・リチウム電池の3つがありますが、備蓄におすすめなのはアルカリ電池です。アルカリ電池は日常的に多くの方が使用している電池で、寿命の長い電池も比較的安価に購入することができます。

ちなみに、マンガン電池はアルカリ電池よりも安いですがパワーがあまりなく最近は使用が減っていること。リチウム電池はアルカリ電池よりもパワーがあり寿命も長いですが、価格がやや高めであり、機器によっては正常に動かないことがあるため、備蓄電池としてあまりおすすめはできません。

パワーがあり保存期間が長い

アルカリ電池のなかにもさまざまな価格、種類の電池がありますが、安価な電池を備蓄電池に採用すると、もしものときに使えなくなってしまっている、パワーが弱くてすぐに電池が切れてしまうということにもなりかねません。

多少値段が高くても、備蓄電池にはパワーがあり保存期間が長いものを選ぶようにしましょう。

災害時の備えに最適な工夫がされている

防災グッズはもしものときに使用するものですから、長期間使用されない場合も多いです。後述しますが、乾電池は保管方法をしっかりしないと液漏れや発火の恐れがあるため、備えに最適な工夫のなされたものを選ぶことをおすすめします。

たとえばパナソニックの乾電池「エボルタNEO」は液漏れ防止製法で液漏れしにくい仕様になっており、さらにパワーや保存期間にも優れているため備蓄電池に最適だといえるでしょう。

備蓄電池は保管方法にも注意!

備蓄電池を用意する場合、正しい保管方法で災害時にきちんと使えることが大切です。最後に、備蓄電池を保管する際に注意したいポイントをご紹介します。

ローリングストックで期限切れを防ぐ

乾電池の保管期間は通常でも5年ほどと長めですが、期限が切れてしまうと使えなくなってしまうこともあります。乾電池の期限切れを防ぐためにも、古いものを使用し、新しいものを備蓄とする「ローリングストック」を活用してください。

ローリングストックの方法は簡単で、新しい乾電池を購入したら防災グッズに入れ、使用期限が短くなっている古い電池を取り出して使用するだけです。電池は日常的に使う場面も多いので、ぜひローリングストックで常に期限の長い電池を備蓄用にしておきましょう。

電池の液漏れは非常に危険

電池は保管方法が悪いと液漏れをしてしまう可能性があります。液漏れした乾電池はもちろん使えませんし、漏れた液に触れると化学やけどをしてしまう恐れがあるため危険です。

備蓄電池を保管する際は絶縁できるものを挟む、パッケージを開けない状態で置いておくなどの工夫をしてみてください。

電池が発火する可能性

電池は液漏れだけでなく発火する恐れもあるので、保管方法には注意が必要です。なかでもボタン電池は消防庁から火災の原因として注意喚起をされているほどですので、もしボタン電池を備蓄する場合にはパッケージから出さないことをおすすめします。

もしパッケージから出した電池を備蓄する場合には、テープを貼って絶縁しておく、金属製品などと一緒に保管しないなどの工夫をしましょう。

子どもの誤飲にも注意

小さなお子さまがボタン電池を誤飲してしまう事故も多発しているので、お子さまがいる家庭では電池の保管・管理により気を配るようにしましょう。たとえば備蓄電池はお子さまの手の届かないところに保管しておく、パッケージから出さない状態で保管する、どの大きさのものをどれだけ保管しているか把握しておく、などです。

ボタン電池を誤飲してしまうと、内臓に悪影響を及ぼし、最悪の場合命にかかわることもありますので充分注意するようにしてください。

備蓄電池の安全な保管方法は

備蓄電池を安全に、そしてもしものときにしっかり使えるように保管するには、次のポイントを意識しましょう。

  • 高温多湿の場所を避ける
  • 絶縁状態で保管する
  • 金属類から遠ざけておく
  • 子どもの手の届かない場所に置く
  • 使用期限が一目でわかる工夫をする
  • 使用期限が古いものを手前、新しいものを前にするなどしてローリングストックをしやすくしておく

ちなみに、電池は涼しい場所に保管するとよいことから「冷蔵庫での保管がよい」と思われる方もいますが、冷蔵庫に入れておくとサビてしまうこともあるので入れないようにしてくださいね。

まとめ

備蓄電池は災害時、スマホの充電や明かりを保つなど、さまざまな用途で役立ちます。もしものときにしっかりと電池が使えるよう、備蓄電池に適した電池を選び、正しい方法で保管しておきましょう。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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