大手2社のホームセキュリティ料金を比較(戸建て・シニアの見守り)

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ホームセキュリティを導入するときは、事前に資料請求や見積もりをとって比較検討するのが望ましいですが「まだそこまでするのはちょっと・・」という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、ホームセキュリティサービスを展開する大手2社、「セコム」と「アルソック」の料金を調べてみました。

すると、ホームページの料金を比較するときには、ある点に注意が必要ということがわかりました。

ホームセキュリティを導入するまえの準備として、ぜひ本記事をご活用ください。

※ホームセキュリティの基本については、本サイト内「ホームセキュリティの必要性を犯罪データと基本サービスから考える」をご参照ください。

目次

ホームセキュリティ料金を比較するときの注意点

はじめに、ホームページでホームセキュリティ料金を比較するときの注意点をお伝えします。

それは、表示されている料金に含まれる「機器の種類」や「個数」は、各社で異なっているということです。

さらに、その料金は「あくまでも一例」であり、実際に設置する住宅ごとに変わってきます

もちろん、各社のホームページではこの点がしっかり明記されているのですが、どうしても料金がパっと目に入ってくるのです。

したがって、表示されている料金だけから「こっちのほうが高い(安い)」と早々に判断しないよう気をつけましょう

セコムとアルソックの「ホームセキュリティプラン」とは?

料金を比較する際の注意点を確認したところで、まずは両社のホームセキュリティプランをみてみましょう。

セコムは4種類、アルソックは5種類

セコムのホームセキュリティには、次の4つのプランがあります。

セコムのホームセキュリティ(4プラン)

・戸建てプラン
・マンション/集合住宅プラン
・住宅兼オフィス/店舗/医院プラン
・親の見守りプラン

セコムのホームセキュリティプランは、その名称からセキュリティ対象がイメージできるほど、わかりやすいものになっています。

一方、アルソックでは次の5つのプランです。

アルソックのホームセキュリティ(5プラン)

・ホームセキュリティBasic
・HOME ALSOK Premium
・HOME ALSOK みまもりサポート
・HOME ALSOK アパート/マンションプラン
・HOME ALSOK るすたくサービス

アルソックでは、二世帯住宅や長期不在の住宅にむけたプランなど、幅広い展開になっています。

「戸建ての一般住宅プラン」と「シニアを見守るプラン」

今回は、これらのプランの中から、まず戸建ての一般住宅を対象としている、セコム戸建てプラン」と、アルソックホームセキュリティBasic」の料金を比較したいと思います。

次に、主に在宅中のシニアを見守るセキュリティ対策である、セコム親の見守りプラン」と、アルソックHOME ALSOK みまもりサポート」を比較してみましょう。

「戸建て住宅」のホームセキュリティ料金比較(※一例)

では早速、セコム戸建てプラン」と、アルソックホームセキュリティBasic」の料金を比較しましょう。

冒頭でお伝えした注意点(=料金は一例であり、実際に設置する機器等によって変動する)がわかりやすくなるよう、「料金に含まれている機器」からみてみましょう。

料金に含まれている機器の種類(個数)

セコム「戸建てプラン」、アルソック「ホームセキュリティBasic(3LDKの場合)」について、ホームページに示されている料金には次の機器が含まれています

セコム「戸建てプラン」=9種類アルソック「ホームセキュリティBasic(3LDK)」=7種類
1. ホームコントローラー 
2. ホームコントロールユニット
3. セット解除ボックス
4. ブザーボックス
5. フラッシュライト 
6. 窓・扉周りの防犯センサー(6個)
7. 空間センサー(2個)
8. 火災センサー
9. 非常ボタン 
1.コントローラー
2. 開閉センサー
3. センサー送信機
4. 施錠確認センサー(3個)
5. 空間センサー(3個)
6. 遠隔非常ボタン
7. ALSOKライト
※筆者作成

ご覧のように、機器の種類も個数も異なっています。

たとえば、セコムでは7の空間センサーが「2個」ですが、アルソックでは「3個」です。

実際にホームセキュリティを導入する住宅によっても、必要となる機器の個数には増減が生じるでしょう。

各機器について簡単に説明しておきましょう。

セコムでは「1~5はセキュリティの設定・解除をおこなったり異常を知らせるための機器、6~8は異常を感知するセンサー、9が通報ボタン」になります。

アルソックでは「1が設定・解除、2~5が異常を感知・送信するセンサー、6が通報ボタン、7が異常を知らせるための機器」となります。

では、これらの機器をレンタル(または買い取り)した場合の料金をみていきましょう。

レンタルの場合

レンタルの場合、アルソックには1つの特徴があります。それは、初期費用ありのプラン(=レンタルプラン)と、初期費用なしのプラン(=ゼロスタートプラン)があるということです。

では、この点をふまえて、セコム「戸建てプラン」と、アルソック「ホームセキュリティBasic(3LDKの場合)」で、機器をレンタルした場合の料金をみてみます。※料金はいずれも税込

初期費用・月額料金(一例)セコム
「戸建てプラン」
アルソック
ホームセキュリティBasic(3LDK)」
初期費用:レンタル83,800円
※内訳:工事料63,800円 + 保証金20,000円(非課税・契約満了時返却)
初期費用あり:48,400円(工事費)
初期費用なし:0円
月額料金:レンタル7,590円初期費用ありの場合:6,853円
初期費用なしの場合:7,667円
※筆者作成

月額料金を比較してみると、アルソックの初期費用なしの場合では若干ですがセコムよりも高くなっています。 

買い取りの場合

では次に、セコム「戸建てプラン」、アルソック「ホームセキュリティBasic(3LDKの場合)」で、機器を買い取りした場合の料金です。※料金はいずれも税込

初期費用・月額料金(一例)セコム
「戸建てプラン」
アルソック
ホームセキュリティBasic(3LDK)」
初期費用:買い取り384,780円(買取システム料金)
※取付工事料は、買取システム料金に含む
228,250円
※内訳:工事費48,400円+機器費179,850円
月額料金:買い取り4,950円3,740円
※筆者作成

初期費用・月額料金ともに、セコムのほうが高くなりますが、先述のとおり機器の種類が多いことも関係しているでしょう。

「シニア向けホームセキュリティプラン」の料金比較(※一例)

では次に、主にシニアの方に向けたセキュリティ対策となるプランを比較してみましょう。

両社ともに、万が一のときに通報するとガードマンが駆けつけるサービスはあるのですが、基本の料金に含まれる機器に大きな違いがあります。

料金にふくまれる機器には大きな違いがある

セコムの「親の見守りプラン」には、6種類の機器が含まれた料金で示されています。

一方、アルソックの「HOME ALSOK みまもりサポート」では、『コントローラー(非常通報装置)のみの場合』として基本機器(コントローラー)だけの料金で示されています。(後述のとおり、オプションで機器の追加が可能)

セコム「親の見守りプラン」の機器=6種類アルソック「HOME ALSOK みまもりサポート」の機器=1種類
1. ホームコントローラー
2. フラッシュライト
3. 救急通報ボタン
4. 火災センサー
5. 扉・窓周りの防犯センサー
6. 空間センサー(2個)
1.コントローラ
   
※筆者作成

この両社の違いを念頭にいれつつ、料金を比較してみましょう。

レンタルの場合

セコム「親の見守りプラン」、アルソック「HOME ALSOK みまもりサポート」で、機器をレンタルした場合の料金は、次のようになっています(比較しやすいよう機器の種類数も記載)。※料金はいずれも税込

初期費用・月額料金(一例)セコム
「親の見守りプラン」
アルソック
HOME ALSOK みまもりサポート」
機器の種類数6種類1種類
初期費用:レンタル68,400円
※内訳:工事料48,400円 + 保証金20,000円(非課税・契約満了時返却)
初期費用あり:13,200円(工事費)
初期費用なし:0円
月額料金:レンタル4,840円初期費用ありの場合:2,750円
初期費用なしの場合:2,970円
※筆者作成

料金の前提となる機器の種類数が異なるため、とくに初期費用において大きな差が生じていますね。

買い取りの場合

では次に、セコム「親の見守りプラン」、アルソック「HOME ALSOK みまもりサポート」で、機器を買い取りした場合の料金を比較しましょう。※料金はいずれも税込

初期費用・月額料金(一例)セコム
「親の見守りプラン」
アルソック
HOME ALSOK みまもりサポート」
機器の種類6種類1種類
初期費用:買い取り211,640円(買取システム料金)
※取付工事料は買取システム料金に含む
66,000円
内訳:工事費13,200円+機器費52,800円
月額料金:買い取り3,300円1,870円
※筆者作成

アルソックでは、この基本機器(1種類)だけのホームセキュリティが申込可能ですが、次にみるとおり、オプションをつけることができます。

アルソックのオプションサービス・必要機器

アルソック「HOME ALSOK みまもりサポート」では、必要に応じて、次のオプションサービスとそれに応じた機器の追加が可能になっています。

オプションサービス必要機器
無線式のペンダント
(首にぶら下げで持ち歩きできる)
ペンダント型非常押しボタン
火災監視火災センサー(熱)
みまもり情報提供サービス・空間センサー
・安否確認ボタン
・みまもりタグ
ライフリズム監視サービス・開閉センサー
・センサー送信機
※筆者作成

各オプションサービスごとに、レンタルまたは買い取りに応じた「初期費用(ある/なし)」「月額料金」が必要になります。サービスの詳細や加算料金は、こちらからご確認できます。

ホームセキュリティ料金の比較をとおして必要なサービスを知ろう(まとめ)

各社ホームページでは、料金を簡単に調べることができます。しかし、そこに示されている料金は一例であり、実際にホームセキュリティを導入する住宅によって必要な機器・サービスは異なるため、料金は増減します。

また、シニアの方を見守るホームセキュリティでは、料金の違いだけでなく、操作のしやすさやご本人の希望なども検討材料になるかもしれません。

このように、ホームセキュリティ料金を比較することは、単に金額を知るだけでなく「どこに・どのようなセキュリティを導入したいの(必要なのか)」を考えることにつながります。

セコムでは、さまざまな種類の機器を含んだ料金が出されているので、総合的なセキュリティをいち早くスタートさせたい方に適しているでしょう

一方、アルソックでは、最低限必要な機器から料金が示されているので、まずは基本パターンで利用しながら付け足すサービスを決めたい方に向いているかもしれませんね

ぜひあらゆる点からホームセキュリティを比較検討して、安全で安心できる住宅で過ごしていきましょう。

(以上)

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

東北出身&在住フリーライター。
広告代理店・NPO・行政で勤務後、在宅ワーカーに転身。
妊娠中に東日本大震災に遭い、津波から避難・仮設住宅で子育てをする。
本サイトでは「命を守るために知っておきたいこと」「日常に潜むリスクへの備え」などについて発信します。
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