ローリングストックにはじめて挑戦!4ステップで取り組み方を解説

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ローリングストックとは常に一定量の備蓄を備えておくための方法

「非常食を賞味期限切れにして買い直す」、そんな経験はないでしょうか?

わたしは何度かあるのですが、そのたびに罪悪感と焦りがうまれていました。それが、ローリングストックという方法を知り、やっと備蓄の一歩をふみだしたのです

ローリングストックとは、使った分を買い足して一定量を備えておく方法のことです。

コンビニエンスストアの飲み物コーナーを思い浮かべてみましょう。商品を手に取ると後ろの商品が前にきます。店員さんは減っている分を補充し、常に一定量が店頭にある状態にしています。

これと同じ考え方が、ローリングストックです。

では、食品を例にとりながら、ローリングストックのポイント、進め方をみていきましょう。

ローリングストックは日本で生まれた防災用語

ローリングストックは日本で作られた防災用語、つまりは和製英語です。「備蓄(stock)」を「ためて、使って、買い足す」のサイクルを「回転させること(rolling)」という意味で使われています。

ローリングストックのポイントは、備蓄・消費・補充のサイクルを回転させること。「いざというときのために、非常食を保管している」というのとは、ちょっと違う方法なのです。

ローリングストックは日常食を回転させる~4ステップで解説!

ローリングストックは、水や非常食だけでなく「ふだん食べているもの」も、災害時でも食べることができるようにするための方法、ともいえます。

災害時にふだん食べているものがあることは、安心感につながるでしょう。ローリングストックで備える食品は、主食やおかずだけではなく、お菓子といった嗜好品もあるとよいですね。

とくに小さいお子さんは、地震の揺れなど普段とは違う環境に大きな不安を抱えています。そのようなとき「いつもの好きなお菓子」があったら、安心感がうまれ笑顔になってくれるかもしれません。

この機会に、自分や家族にとって「これがあると安心!」という食べ物をみつけてみてはいかがでしょう。ここでは【ためる】・【食べる】・【買い足す】そして【サイクルを回転させる】時のポイントをそれぞれ解説していきます。

【ためる】ある程度の量を買っておこう

災害時には、水や電気をいったライフラインが止まること想定して、食品は最低3日分、できれば1週間分を備えておくといいとされています。

ローリングストックは、災害時だけに備える方法ではありません。台風で外に出るのも危ないときや、子どもの急な発熱で買い物に行けない、といった緊急事態にも対応できるのです。

何から備えればよいか迷ったときは

普段食べている食品のなかで、まず何から揃えていけばいいのでしょうか。

どの食品を選ぶか、なかなか決められないときは、「これはかかせないもの、あると安心するもの」だったり、「ほぼいつも自宅にある」ものを考えてみてください。

食品のなかに優先順位をつけたり調理がしやすいものなど、じぶんにとって見つけやすい方法で選んで大丈夫です。

また、ローリングストックには常温保存が可能な食品や、賞味期限が1年程度の食品が向いているといわれています。

それでもなかなか選べないときは、次のようなリストを参考にするやり方もあります。

ローリングストックで使える商品を扱っている企業リスト

農林水産省が作成した冊子『災害時に備えた食品ストックガイド あって良かった!家庭備蓄の実践アイデア』では、主菜、副菜と分けて、選び方をまとめてあります。

<掲載内容の一部>

・備蓄食品の選び方

・いろいろな非常食で、楽しく備蓄

・無理なく家庭備蓄ができる「備蓄食品の収納テクニック」

・災害時の簡単レシピ

インターネットでも見ることがきるので、ぜひ下記のサイトにアクセスしてみてください。

【参考情報】 

農林水産省『災害時に備えた食品ストックガイド あって良かった!家庭備蓄の実践アイデア』

https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html

さらに農林水産省では、ローリングストックについて商品を紹介している、企業の一覧をまとめています。ふだん食べている食品の会社があるかもしれませんね。ぜひチェックしてみてください。

農林水産省「ローリングストックについて知りたい方へ」

https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/network/rolling.html

【食べる】賞味期限を把握して、古いものから消費する

いざというとき「食品の賞味期限が切れていた!」ということがないように、消費するときは賞味期限が近いものからにします。

賞味期限を把握する方法として、スマホで管理する方法もありますね。商品のバーコードを読み取り登録しておくと、賞味期限が近づいたとき通知でお知らせてくれます。

アプリを使わなくても、期限が見えるように収納する、一番古い期限のものにだけ付箋を貼っておくなどの方法があります。

最初はすこし手間に感じるかもしれませんが、自分にとって管理しやすい方法を見つけられると、その後はスムーズに管理しやすくなるでしょう。

なお、災害時にはガスが止まり、ガスコンロが使えない可能性があります。

そのときに備えて「卓上カセットコンロ」も事前に用意しておきましょう。交換用のボンベも忘れずに。

【買い足す】定期的に商品が届くサービスも活用しよう

消費した分は、買い足しておきましょう。すぐに買い足しておくのがベストですが、小さいお子さんがいるなど、なかなか買い物にでかけるのが難しいこともあるでしょう。

そのようなときは、定期的に商品を配達してくれるサービスもあります。「ローリングストック 配達」などで検索してみてください。

お取り寄せ商品からはじめてみる

「長期保存食」と聞くと添加物が多そうで苦手、という方がいるかもしれませんね。そのような場合、備えるために買うのではなく、長期保存食を「お取り寄せ商品」として試してみてはどうでしょうか?

近所のスーパーでは売っていないけれど、インターネットからは買うことができる商品も数多くあります。

まずは「食べてみたいな」と思ったものを試してみることも、ローリングストックの一歩につながります。それが「そんなに意識していないけど、ほぼいつも自宅にあるモノ」になっているかもしれません。

【サイクルを回転させる】保管場所に気をつけて

せっかく買いそろえていても、いざというときに手に取れなければ意味がありません。

自宅のなかでも、一カ所に置くことは避けたほうがよいでしょう。地震によって保管場所に立ち入れなくなってしまう可能性もあります。 

また、車のなかには簡易トイレを忘れずに備えておきましょう。自宅の場合は、たとえ水が流れなくてもトイレ自体を使うことはできますが、車は違います。

ただでさえ不安な状況におかれてしまう非常時だからこそ、少しでも精神的ストレスは増やさないよう、保管場所にも気をつけましょう。

まとめ

ローリングストックとは、「ふだん消費しながら、少なくなった分を買い足して、常に一定量を備えていくこと」でした。

備蓄がなかなかできずに焦っている人は、「自分のお気に入りの商品」「あると安心するもの」から備えてみましょう。

だれでも「災害や非常事態には向き合いたくない」、というのが本音ではないでしょうか。

自然災害は避けられないものですが、それに備えておくことはできます。その備えてきたことこそが、いざというときの原動力になるかもしれません。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

東北出身&在住フリーライター。
広告代理店・NPO・行政で勤務後、在宅ワーカーに転身。
妊娠中に東日本大震災に遭い、津波から避難・仮設住宅で子育てをする。
本サイトでは「命を守るために知っておきたいこと」「日常に潜むリスクへの備え」などについて発信します。
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