ライターの永野です!
9月に、除菌ウェットティッシュやトイレに流せるウェットティッシュなどをおすすめしました!今回もウェットティッシュつながりで、デリケートゾーン専用のウェットティッシュをご紹介したいと思います。
デリケートゾーン、というと日常的な話題にするのは気が引けるという方もいるかもしれませんが…。必要性やメリット、防災の観点から考える使用法なども解説していますので、参考になれば幸いです!
なぜ必要?デリケートゾーン用ウェットティッシュの用途やメリット
早速、おすすめ商品をご紹介…する前に!そもそもデリケートゾーン用のウェットティッシュがなぜ必要なのかを確認しましょう。いま興味がない、必要ないと思っている方も、用途やメリットを知ると「1つ持っておこうかな」という気持ちになるかもしれません。
どんなときに使う?
デリケートゾーン用のウェットティッシュは、その名の通りデリケートゾーンを拭くためのものです。デリケートゾーンは「女性器とその周り」を指します。生理中はもちろん、おりものが多いときや汗でムレてしまったときなどに「サッ」っと拭けば、不快感を軽減できます。
使用によるメリットは?
デリケートゾーンは、生理用ナプキンやおりものシートなどに覆われる部分で、ムレやにおいが気になる場所です。そんなデリケートゾーンをウェットティッシュで拭くと、デリケートゾーンも気持ちもスッキリします。
また、デリケートゾーン専用のウェットティッシュは、通常のウェットティッシュよりも保湿力が優れているものが多く、刺激も少ないので肌に優しいのも魅力です。自宅ならシャワーを浴びることもできますが、外出時はそういうわけにはいきません。いつでもどこでもトイレで使用できるのも、商品のメリットだといえるでしょう。
デリケートゾーンは除菌シートで拭いてもいい?
「きれいにするなら除菌シートなどでもいいのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、除菌シートでデリケートゾーンを拭くのはおすすめできません。最大の理由は、アルコールを含んでいるからです。アルコールフリーの除菌シートもありますが、こちらも除菌のための成分が含まれており、デリケートゾーンには刺激が強すぎます。
また、除菌シートはデリケートゾーン専用のウェットティッシュよりも繊維が硬いことが多く、粘膜や肌を傷つけることも…。除菌シートで拭いてかぶれや肌荒れ、傷などを引き起こす、そこから雑菌が入り込みさらに深刻な症状に悩まされることもあるため、除菌シートの使用は避けましょう。
ダメ、絶対!
デリケートゾーン用ウェットティッシュ、おすすめ商品を30代女性が選んでみた
ここからは、デリケートゾーン用ウェットティッシュのおすすめ商品をご紹介します。防災の観点からだけでなく、女性として「使いたい!」と思うものを選びましたので、ぜひ参考にしてください。
商品選定の基準
商品選定の際に重視したポイントは、以下の3点です。
・いずれかのショッピングサイトで3.8以上の評価がついていること
・パッケージがかわいいこと
・トイレに流せること
実際に使用した方の評価が高いことはもちろん、外出時の持ち歩きも考慮し、パッケージがかわいいことも重視しました。また、使用後のシートの処理が簡単だとより使いやすいので、トイレに流せるかどうかもチェック。流せるものだけを厳選しました。
ソフィデリケートウェットシート
「ソフィデリケートウェットシート」は、女性の心をくすぐるかわいらしいパッケージ。1パッケージ6枚入りと、少量で持ち歩きに最適です。無香料やフレッシュフローラル、フレッシュグリーンなど、香りの有無や種類も選べるので、好みのものが見つかるでしょう。ソフトな肌触りで、デリケートゾーンをやさしく拭き取れるのも魅力です。
オールグリーン デイリーフェミニンワイプス
爽やかなグリーンが特徴的で、まるで通常のウェットティッシュのようなパッケージの「オールグリーン デイリーフェミニンワイプス」。韓国製でふた部分にハングル文字が書かれているので、化粧落としのようにも見えますね。パラベンやアルコール、香料などが含まれておらず、オリーブ由来など天然成分を多く使用。無添加のやさしさでデリケートゾーンの悩みを解消できるでしょう。
デリケートフレッシュシート
ロリエの「デリケートフレッシュシート」は、ピンクを基調とした大人っぽいデザイン。コンパクトながらも15枚いりとたっぷり入っているので、長く持ち歩けます。無香料のアルコールフリーで、天然保湿成分を配合。弱酸性なので、敏感肌の方も安心して使用できるでしょう。生理用品を多く開発している「ロリエ」ならではの工夫を凝らした商品です。
iroha インティメートシート
「iroha インティメートシート」は、シンプルながらも凝ったデザインで、落ち着いた印象のパッケージに入っています。拭き取ったあとのつっぱり感がないのが特徴で、天然オリエンタルハーブの爽やかな香りが、気分も爽快にしてくれるでしょう。ヒアルロン酸とリンゴ果実培養細胞エキス、大豆種子エキスという3つの美容成分で、デリケートゾーンもしっかりと保湿してくれます。
アンティーム ハイジーンシート
ラグジュアリーなパッケージが魅力の、「アンティーム ハイジーンシート」は、フィトテラピーという植物の恵みを最大限に生かすという考えのもと、作られています。さまざまな天然由来成分を使用しており、やさしい肌触りでデリケートゾーンの使用に安心。なかにはハトムギ種子エキスなど、化粧水にも用いられる成分があり、保湿力も抜群です。
【流せないけどおすすめ!】ピュビケア オーガニック フェミニン コットン シート
最後に、トイレに流せませんがおすすめしたい商品をご紹介します。
「ピュビケア オーガニック フェミニン コットン シート」は、使い捨て化粧水のような、シンプルで大人っぽいパッケージです。また、1枚ずつ個包装になっているので、常に清潔なシートを使えるのもおすすめ理由の1つ。オーガニックコットンに、天然植物成分を含んだウェットティッシュは弱酸性で、肌を労りながら清潔を保てます。使う枚数だけ持ち歩けるので、バッグを頻繁に替える人にもおすすめです。
いろいろ見たけど、私はソフィがいいかな!ピュビケアも魅力的だけど…やっぱりトイレに流せるのは大事。
デリケートゾーン用ウェットティッシュの選び方
ベストな商品を選ぶなら、実際に使ってみるのがいちばんです。しかし、種類が多すぎてあれもこれも試すのは現実的ではありません。ある程度希望に沿ったものに絞るためには、次のポイントに注目しましょう。
使用シーンに合わせた大きさのものを選ぶ
何枚も入った大きなパッケージはコスパがよく長期間使用できますが、持ち歩きには不向きです。反対に自宅で使うのに枚数が少ないコンパクトなものを選ぶと、頻繁に購入しなければなりません。使用シーンに合わせた大きさのものを選ぶと、快適に活用できます。
トイレに流せるかどうかで選ぶ
外出時はトイレに流せるものが便利ですので、本記事ではトイレに流せるものをご紹介しました。しかし、流せるタイプは配管に詰まらないように作られているので、やぶれやすく手が汚れる可能性もあるというデメリットがあります。手を汚さないためには、流せなくても厚手のものを選ぶのがおすすめです。
香りの有無で選ぶ
デリケートゾーン用ウェットティッシュは、無香料のものと香りつきのものがあります。デリケートゾーンのにおいが気になる場合は、好きな香りのもので拭くとよりスッキリできるでしょう。特ににおいが気にならない方や香りつきのアイテムが苦手という方には、無香料がおすすめです。人工的な香りがなく、純粋な爽快感を得られます。
成分で選ぶ
デリケートゾーン用ウェットティッシュは、通常のウェットティッシュにはあまり含まれていない保湿成分も特徴の1つです。体のなかでも特に敏感な部分ですので、その他の成分にも注目し、刺激に弱い方はアルコールやパラベンなどの成分が含まれていないものを選びましょう。弱酸性タイプも、肌への刺激を抑えながら清潔感やスッキリ感を与えてくれます。
デリケートゾーン用ウェットティッシュの使い方
デリケートゾーン用ウェットティッシュは、肌ができるだけ刺激を受けないように作られています。しかし、「汚れやにおいを落とすため」と誤った使い方をすると、いくら成分などに問題がなくても肌トラブルを引き起こすため注意が必要です。デリケートゾーン用ウェットティッシュを使う際は、次の2点を意識しましょう。
ゴシゴシ拭くのはNG
デリケートゾーンがムレている、経血で汚れているような気がする、汗のにおいが気になるといったことがあっても、それを軽減するためにゴシゴシこすってはいけません。どんなにやわらかでやさしい成分でも、ゴシゴシ拭けばデリケートゾーンを傷つけることがあります。
優しく押さえるように使おう
デリケートゾーンは、シートを動かさず押さえるように拭くのが基本です。大切な部分ですので、刺激を与えないよう丁寧に拭きましょう。
デリケートゾーン用ウェットティッシュは、デリケートゾーンを清潔にして雑菌の繁殖を防ぐのにも有効です。しかしあまり頻繁に使いすぎると、常在菌というよい菌も洗い流してしまうことになるので、拭き方だけでなく使用頻度にも注意してください。
トイレットペーパーでもやさしく拭かないとね…
デリケートゾーン用ウェットティッシュは防災グッズにも◎
生理中や汗やおりものでムレたときだけでなく、脱毛サロンに行く前などにも活躍するデリケートゾーン用のウェットティッシュは、コンパクトなタイプなら防災バッグに入れておいてもかさばりません。災害が起こった場合などの非常時に、デリケートゾーン用ウェットティッシュをどう活用できるのか、考えてみました。
ウォシュレットが使えなくても安心
避難所となる学校や公民館などは、ウォシュレットを完備していないことも少なくありません。もしウォシュレットがあっても断水時には使えないので、普段活用している方はお尻やデリケートゾーンが洗えないことに不安を感じるのではないでしょうか。
デリケートゾーン用のウェットティッシュがあれば、デリケートゾーン付近の不快感を軽減できます。デリケートゾーン用ウェットティッシュはやさしい成分でお尻も拭けますが、1枚でどちらも拭くのではなくデリケートゾーン用とお尻用で分けて使いましょう。
お風呂に入れなくても清潔を保ちやすい
発災後に何日もお風呂に入れない場合も、デリケートゾーン用ウェットティッシュがあれば膣周りを比較的清潔に保てます。このときも「お風呂で洗っていないから」とゴシゴシしないで、押し当てるように丁寧に拭くのがポイントです。
女性以外も使える
「デリケートゾーン用」というと女性しか使えないイメージですが、お尻を拭くこともできるので、非常時は男性もぜひ活用してください。また、赤ちゃんのおしりふきがない場合は代用できますし、小さな子どもがトイレでうまく拭けない場合なども、デリケートゾーン用ウェットティッシュで拭いてあげることができます。
いざというときは、老若男女問わず使えるね!
便利なデリケートゾーン用ウェットティッシュで、いつでもスッキリ!
女性特有の悩みを解消してくれる、デリケートゾーン用ウェットティッシュ。さまざまなタイプがありますが、筆者は「トイレに流せる」タイプをおすすめします。デリケートゾーンの不快感を取り除きたいのは、生理中に限りません。幅広く使えるデリケートゾーン用ウェットティッシュを、ぜひ普段使っているバッグや防災グッズのなかに携帯してくださいね。
編集後記
除菌ウェットティッシュの記事で、「ウェットティッシュを使っている」といいましたが、確かに手も口も机も拭けるウェットティッシュは便利なんですよね…。とはいえ、除菌シートのほうが机の汚れが落ちるのは実感していますし、除菌力も当然高いので、用途に合わせたシートを購入したほうがよいということは、常々思っています。
デリケートゾーン用ウェットティッシュは、恥ずかしながら今回記事にするまで存在を知りませんでした。私も多くの女性と同じく、デリケートゾーンの不快感に悩むこともあるので、いくつか使ってみて「これがイチオシ」というものを共有できたらな、と思っています。