ライターの永野です!
ゴールデンウィーク明けに5類に移行した新型コロナウイルス感染症。数年ぶりの規制のない夏休みを満喫する方も多く、三重県にある「長島スパーランド」のジャンボ海水プールは、流れるプールが人でごった返している様子をニュースで目にしました。また、地元のお祭りも3年ぶりぐらいの開催で、出店の並ぶ通りに行った友人によると、「子どもがいたら圧死しそうなぐらい人がいた」とのこと…。
コロナ前の生活に戻りつつある部分も多いものの、ノーマスク、人混みの影響で感染症もちょこちょこと流行っているようです。が、一生引きこもっているわけにもいかないので、我が家も「自衛」しながらいろいろな場所へ足を運んでいます。
規制緩和されたアクティビティはもちろん、コロナ流行中も人気だったアウトドア系のレジャーは相変わらず需要が高く、キャンプなどに出かける方は多いようです。我が家はアウトドアな夫とインドアな私、息子たちも公園に連れて行けば喜びますが、特に屋外にこだわっているわけでもないので、キャンプなどとは無縁な日々を送っていましたが…。
長男が「バーベキューしたい」「キャンプに行きたい」と言い出したので、「ママは外でご飯食べるの嫌いだから」と言い訳しましたが、来年の夏にはちょっとキャンプ的なものを実施しようかと考えています。
キャンプといっても最近はいろいろな設備が整っていることも多いので、あまり用品を揃える必要もなさそうですよね。しかし、以前に小型クーラーボックスの商品紹介をさせていただいた際にも触れましたが、クーラーボックスはさまざまな用途があり、持っていると便利です。
今回は、ご家族でのアウトドアにクーラーボックスを活用したい!という方向けに、大型クーラーボックスのおすすめ商品をご紹介します。改めて、災害時の活用法なども解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
大型クーラーボックス、「大型」の定義
大型クーラーボックス、小型クーラーボックスのように、クーラーボックスを大きさで分類することも多くありますが、「大型」というのはどれくらいの大きさのものを指すのでしょうか。クーラーボックスのサイズ段階とともに確認しましょう。
4人家族の1泊キャンプなら「40リットル」が目安
クーラーボックスのサイズは、用途や使用人数、使用日数を明確にすると、最適なものが選べます。たとえば日帰りキャンプや1人での1泊キャンプなどは、25リットルくらいの小さめなものでじゅうぶんでしょう。
両親と子どもの4人家族が1泊のキャンプに行くなら、40リットルくらいが目安だといわれています。4人で2泊するなら、もう少し大きめの50~60リットルが最適です。
大型クーラーボックスのサイズは大きく4段階
大型クーラーボックスといっても、サイズは大きく4段階あります。大型のなかでは比較的コンパクトな40リットル、少し大きく余裕を持って使える50リットル、大人数でのキャンプや連泊、大型魚の釣りなどにおすすめの60リットル、頑丈で収納スペースも広々の70リットル以上のものです。
70リットル以上あるクーラーボックスはさまざまなものを入れることができて便利ですが、人数や用途によっては「重くてかさばるだけ」になってしまいます。反対に、たっぷり入れたいのに40リットル程度のクーラーボックスしかないと、複数のクーラーボックスを持参しなければならず、不便なことも。
クーラーボックスの用途は1つに限りませんし、使用人数や日数も都度変わります。しかし、「メインで使う人数や目的」を明らかにすると、ベストなサイズを選ぶことができるでしょう。
さまざまな用途に活用!おすすめ大型クーラーボックス8選
クーラーボックスのサイズや目安がわかったところで、おすすめ商品を見ていきましょう。サイズごとにおすすめの商品を2つピックアップしたので、気になるものがあったらぜひ詳細もチェックしてみてください。
40~50L|FIELDOOR ノーザンクーラーボックス
FIELDOORのノーザンクーラーボックスは、容量42.5リットル。おしゃれな見た目でアウトドアが楽しくなるクーラーボックスです。つなぎ目ができないよう製造されているので、衝撃に強く保冷力も抜群。水抜き用の栓もついているので、排水も簡単です。
40~50L|コールマン エクストリームホイールクーラー 50QT
47リットル入るコールマンのクーラーボックスです。シンプルな見た目で、さまざまなシーンに活用できます。こちらの製品の魅力はなんといっても保冷力。5日間冷たさを保てるほどなので、災害時にも活用できるでしょう。カップホルダーや車輪、ハンドルつきで、機能性も抜群です。
50~60L|コールマン 54QT ステンレススチールベルト
アウトドアブランドでお馴染みのコールマンが販売しているスチール製のクーラーボックスは、51リットルの大容量です。2リットルのペットボトルを縦に収納でき、効率よく食料品を入れられます。断熱材は3センチの発泡ウレタンで、スリムな見た目ながらも安心の保冷力を発揮してくれるのもポイントでしょう。
50~60L|IGLOO ラティチュード
IGLOO ラティチュードは、56リットル入るクーラーボックスです。メーカー独自開発の断熱材を使用しており、6kgと比較的軽量ながらも、高い保冷力を維持してくれます。キューブ型で縦に長く、コンパクトな見た目なのも特徴。置き場所を取らないので、荷物が多くなりがちなキャンプでも、車に楽に載せることができるでしょう。
60~70L|エスアイエスクーラーボックス
シンプルな見た目で60リットルの大容量を実現してくれる、エスアイエスのクーラーボックス。ホイールとハンドルがついているので、持ち上げずに引いていけるのがポイントです。2リットルのペットボトルが14本も入る大きさで、大人数でのキャンプなどにも最適。排水も簡単なので、女性でも難なく取り扱えます。
60~70L|VENTURE ハードクーラー
61.5リットル入るVENTURE ハードクーラーは、シンプルかつおしゃれな見た目が特徴です。保冷日数はなんと16日!大きくふたが開くので、たっぷりものを入れても欲しいものがすぐに見つかるでしょう。ふたのうら部分のデザインもおしゃれで、持って行くのが楽しみになるクーラーボックスです。
70L~|伸和 ホリデーランドクーラー76H
大容量の76リットルを実現してくれる、伸和のホリデーランドクーラー76H。横長でさまざまなものを入れられるので、キャンプや釣りなど幅広い用途で活用できます。密度の高い発泡スチロールを採用しており、冷気をしっかりと保ってくれます。持ち手やキャリーがついているのもうれしいですね。
70L~|リブウェル ホリデーワールド
サイズ展開豊富なリブウェルのホリデーワールドには、76リットル入るものもあります。シンプルな白に赤色のロゴと取っ手で、おしゃれにアウトドアを楽しめるでしょう。大きなクーラーボックスはふたの開閉で冷気が逃げるのが心配ですが、こちらの商品は小窓付きで冷気を逃がしにくいのもポイントです。
大型クーラーボックスの選び方
大型クーラーボックスを選ぶ際のポイントは、小型クーラーボックスと同じです。今一度、どこに注目するとよいのかを確認しましょう。
大きさ
前述の通り、大型クーラーボックスといってもさまざまなサイズがあります。比較的コンパクトなものから、子どもが隠れられそうな超大型のものまで幅広いので、まずは用途や使用人数をイメージして、どの大きさのものを購入するか決めると商品を絞りやすくなるのでおすすめです。
保冷力の高さ
保冷力は、クーラーボックスに使用されている素材によって異なります。保冷効果が高いのは、真空断熱パネルです。価格は高めですが、断熱性に優れ、食材などをしっかりと長時間冷やせます。
コスパのよいものを選びたい場合は、発泡ウレタンがおすすめです。保冷力はまあまああるので、夏場でも不便ないでしょう。クーラーボックスの素材としてもっとも多いのは、発泡ウレタンです。
使いやすさ
最近のクーラーボックスは、ただ保冷するだけでなくさまざまな機能が備わっているケースが多い傾向です。キャスターやハンドルつきで持ち運びやすいもの、左右両開きのふたがついているものやふたが取り外せるもの、排水が簡単な水栓つきのものなど、機能はクーラーボックスにより異なります。
便利そうだと思っても、実際に使ってみると「この機能いらなかったな」と感じるものもありますので、できればホームセンターやアウトドア用品を販売している店舗などで実物を確認し、納得してから購入すると失敗が少ないでしょう。
デザインにも注目しよう
クーラーボックスはさまざまな色、デザインのものがあります。頻繁に使用することは少ないでしょうがその分長く使うので、デザインが気に入ったものを選ぶのも1つの方法です。機能性が優れていることはもちろん重要ですが、人気メーカーのロゴ入りのもの、カラーや模様が好みのものなど「見た目」にもある程度注目し、お出かけが楽しくなるものをチョイスしてみてください。
大型クーラーボックスは災害時にも活躍可能
大型クーラーボックスは、大容量でさまざまなものを入れられることから、アウトドアだけでなく災害時にも活用できます。最後に、災害時に大型クーラーボックスを活用する3つの方法を見てみましょう。
食品の保冷・保存
大きな災害が起こると、電気や水道、ガスなどが止まってしまうことも少なくありません。電気が止まれば当然、冷蔵庫の中身も冷やすことができなくなります。
大型クーラーボックスがあれば、冷蔵庫の中身を移して保冷・保存期間を長引かせることが可能です。冷凍庫に常に保冷剤などを入れておくと、保冷時間をより長くすることができるでしょう。
避難グッズの持ち運び
キャスターなどがついているクーラーボックスは、重くてもキャリーケースのように引きずって持ち運べます。クーラーボックスに避難グッズをまとめて入れれば、持ち運びが楽になるのでおすすめです。子どもや高齢の方は自分の避難グッズを持ち運ぶのが大変なときもあるので、クーラーボックスに入れてあげるとよいでしょう。避難所では中身を取り出しクーラーボックスとして使えるので、一石二鳥です。
椅子としても使える
大型クーラーボックスは、ボックス型で頑丈なものが多くあります。耐荷重性にも優れているクーラーボックスは、椅子としても活用可能です。クーラーボックスとして冷やしたいものを入れつつ、床などに座りっぱなしで膝や腰に負担がある場合には椅子としても使うとよいでしょう。
「食べ物の入ったものの上に座るのは…」と抵抗がある方もいるかもしれませんが(私も弱若干ありますが…)、硬い床に座りっぱなしでいると、体はもちろんメンタルにも影響することがあるようです。緊急時は「そんなこと言ってられない」という状況も少なくないので、自分の体を優先しましょう。気になる場合はクーラーボックスを空にして、椅子としての用途のみで使用するのも1つの方法です。
活用の幅が広い大型クーラーボックスを購入しよう!
大型クーラーボックスは大人数でのアウトドア、泊まりのキャンプなどに重宝する優れものです。災害時にも活躍してくれるので、ご家庭に1つあると便利でしょう。商品が多くて迷った場合は、今回ご紹介した商品も、ぜひチェックしてみてください!
編集後記
クーラーボックスというと、毎年運動会には大きくて重たいクーラーボックスに、お茶やらジュースやらを入れて持ってきてくれていました。運動会というと自分が頑張ってきた姿を見せるのはもちろんですが、お昼にたくさんのお弁当を広げて家族で食べるのが何より楽しみで、毎年母と祖母が朝早くからお弁当を作ってくれている姿を見て、ワクワクしながら家を出たことを思い出します。
最近は少子化や忙しい保護者への配慮もあってか、はたまたコロナがあったからなのか、午前中で運動会が終了します。子どもたちとお弁当が食べられないのは残念ですが、自分が「作る立場」になると、「なくてよかった」とちょっとホッとしているのも事実です。
というわけで、昔は年に1度は必ず出番のあったクーラーボックスも、今は個人的な予定がなければ1年じゅうしまいっぱなしになりかねません。我が家は小型で折り畳めるクーラーボックス(バッグですね)しかありませんが、やっぱりお出かけ用に大型クーラーボックスが1個あってもいいんじゃないかなぁと思いつつあります。