子育て中のお母さん、自分とお子さんの防災グッズの準備はできていますか?
私自身、出産を機に自分のための防災グッズの他にも「子供の防災グッズには、一体何を準備したらいいんだろう?」と考えるようになりました。
私のように出産を機に、家の防災グッズを見直したいと思っている方は多いのではないでしょうか。
ここでは、子育て中の方のための「防災リュック」について解説していきます。防災グッズを準備している方はぜひ参考にしてみてください。
なぜ防災「リュック」なのか
いざ災害発生時に避難をする際、リュックだと両手があいて動きやすくなります。そのため防災用バッグの中では「リュック」がおすすめです。
子どもが小さい場合は抱き抱えて避難をする可能性が高いので、両手のあくリュックはぴったりです。
子育てをしていると、普段の外出時の荷物でさえバッグがパンパンになるほどの量の多さ。
子どもがいなくても、女性は泊まりがけの旅行となると荷物がいっぱいになりますよね。
そんな荷物の多い子育て中のお母さんにとっての、防災「リュック」の中身選びはどのようにしたら良いのでしょうか?ここではポイントをおさえつつ解説していきます。
防災リュックを準備するときに考えること
災害時に避難をする際、家族全員分の荷物を一つの大きなリュック詰め込んでしまうのは現実的ではありません。
同居家族でも、一人一つの防災リュックの準備が適切であるとされています。
ただし、自分でリュックを背負うことができない赤ちゃんや小さな子ども連れの方は自分の荷物と一緒に子どもの防災グッズも入れることになります。
防災リュックの中身を選ぶポイント
一般的に災害時には、7日は自力で生活できるような準備が必要であると言われています。しかし緊急時に7日分もの荷物を運ぶのはとても大変です。
一方で緊急時には最低でも2〜3日分の生活で必要な荷物を用意すると良いと言われています。
(災害発生後に、物資などの支援が届くと想定した日数です。)
必要な防災グッズリスト
まず女性に限らず、誰にでも当てはまる必要な防災リュックの中身をリストアップしてみました。防災リュックを用意する時の参考にしてみてくださいね。
・ライト(懐中電灯やランタン)
・携帯充電器
・ライトのための乾電池
・レスキューシート
・寝袋
・銀マット
・ホイッスル
・歯磨きセット
・タオル
・携帯トイレ
・救急セット
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・アルコールスプレー
・身体や手口拭き
・マスク
・ドライシャンプー
・レインコート
・軍手
・水
・非常食
・常備薬、サプリメント
・カラトリーセット
・折り畳みウォータータンク
・ホッカイロ
・靴下
実際にリストにして見てみると、これだけでもとても量が多く感じます。さらに女性となると、さらに荷物が増えます。
だからこそ、持っていくものは絞りたいですよね。次では女性が避難する際にどのようなものが必要になるのか解説していきます。
防災リュックの中身〜女性編〜
前項の防災リュックの中身に加えて、さらに女性にとってあると安心のものを紹介します。
災害発生時のため必要最低限のものになりますが、避難が長引くと精神的なストレスが出てくる可能性もあります。自分にとって、あると「安心できるもの」を用意しておきましょう。
生理用ナプキン
生理用に用意しておくことはもちろんなのですが、避難期間が長引いてしまった際の下着を洗濯できない場合の衛生面を保つためにも活用できます。
使用済みのものを入れる袋も合わせて用意しましょう。
下着
避難が長引く場合、下着の締め付けは身体にも精神的にもとても負担がかかります。締め付けが少ないタイプの下着がおすすめ。
季節によっては避難先が寒い場合が想定されるので、ヒートテックがあると尚安心です。
化粧品、髪留め(ヘアゴム、ヘアピン)
メイク落としは、水がなくても使用できるシートタイプがおすすめです。
ワセリン
リップクリームでも良いのですが、ワセリンは保湿クリームとして他の部分にも使用できるので便利。
子どもの肌に合う場合は、親子で使用できます。
防災リュックの中身〜赤ちゃん編〜
子どもがいる場合は、大人の分の荷物に加えて、子どもの分の防災グッズの準備が必要です。
特に子どもがまだオムツやミルクが必要な場合は、追加でその準備が必須。今回は1歳前後の小さな子ども向けの必要な防災グッズについて解説します!
赤ちゃんのための防災グッズリスト
赤ちゃんに必要な防災グッズをリストアップしてみました。
☆ミルク
☆哺乳瓶
☆離乳食
☆抱っこ紐
☆オムツ
・哺乳瓶洗い用洗剤、スポンジ
・お尻拭き
・手口拭き
・麦茶
・水
・スプーン
・保湿クリーム
・着替え
・歯磨きシート
・おもちゃ
・綿棒、爪切り
・体温計
・ブランケット
赤ちゃんにとって最低限必要なものをリストアップしました。
特に☆マークのものは必須になりますので、次で細かく選ぶポイントなどを解説していきます。
ミルク
赤ちゃんが普段から飲み慣れているものが良いのですが、すでにミルクができている缶タイプのものがおすすめ。
時間はかかりますが、缶タイプの場合は貼らないタイプのホッカイロをミルク缶に巻き、タオルと輪ゴムで留めて置くと、数時間後にミルクが温まっていて便利です!
商品によっては缶に、そのまま哺乳瓶の口を付けられるものもあるので、商品選びの参考にしてみてください。
哺乳瓶
哺乳瓶も普段から使い慣れているものでないと、なかなか飲んでくれない赤ちゃんもいます。できれば普段から使用している哺乳瓶と同じタイプのものが良いです。
最近では、まるまる使い捨てできる哺乳瓶や哺乳瓶の内側に使い捨ての袋をセットして、毎回哺乳瓶を洗わなくて済む便利なグッズがあります。
緊急時に備えて、普段の生活の中で一度でも使用してみて赤ちゃんに合うかどうか試してみると安心!
離乳食
離乳食もミルク同様、赤ちゃんが食べ慣れているものがおすすめ。事前に普段の離乳食時に市販のベビーフードを取り入れ、問題なく食べられるのか確認した上で準備しておくと安心です!
抱っこ紐
抱っこ紐はメーカーや商品にもよりますが、リュックに入るほどにコンパクトに丸められるタイプのものがおすすめです。
サイズが大きいものは、いつでもすぐに持ち出せる場所に出しておいても安心ですね。また、抱っこ紐も1度実際に赤ちゃんに合うかどうか確認しましょう!
オムツ
オムツも普段から使用しているものを用意したいところ。赤ちゃんの成長に合わせて普段使っているオムツがサイズアップした際は、忘れずに防災リュック内のオムツも入れ替えましょう!
また、使用済みのオムツを入れる袋も合わせて用意しておくと安心です。
防災リュックを準備して親子で安心!
いかがでしたか?私自身、初めて子どもの分も含めた防災リュックの中身について考えました。
改めてリストにしてみると「あれも必要だ、これも必要だ。」と、次々と必要なものが出てきて、全体的に量が多いと感じました。
事前に準備をしていると、いざ災害発生時の避難をした際に必要なものが手元にあるという安心感が出てくるので、準備は必須であると感じます。自分だけでなく、子どもを守るためにもぜひ防災リュックを準備してみてください。