保冷剤ベストは熱中症＆停電時の応急対策に有効！おすすめ6選

「今年は暑い！」という言葉が毎年くりかえされるほど、近年は猛暑日がつづく日も多く熱中症リスクが高まっています。

その暑さは災害であるとも言われ、これまでの暑さ対策では不安に感じている人も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、暑さ対策に効果的な「保冷剤ベスト」をご紹介します。保冷剤ベストは商品に付属する保冷剤を凍らせベストに入れて着るだけ、と簡単です。屋外の作業時はもちろん、停電でエアコンがつかえないときの応急対策としても有効でしょう。

2023年から夏の全国高校野球に導入された“クーリングタイム”では、選手達が保冷剤ベスト（アイスベスト）を着て涼をとる姿が報じられました。

まだまだ続きそうな暑さのなか、新たな熱中症対策として保冷剤ベストをとりいれてみませんか？

保冷剤ベストの呼び方や特徴

はじめに保冷剤ベストとはどのようなものか簡単に説明したのち、おすすめ商品6選をご紹介します。

保冷剤ベストは、その名のとおり保冷剤を入れたベストのことですが、商品によって「アイスベスト」や「クールベスト」「冷感ベスト」など、その呼び方は変わってきます。保冷剤の個数や持続時間は異なるものの、基本的な仕様は同じです。

本記事では商品の特徴が伝わりやすいよう「保冷剤ベスト」をつかいます。

ファン付き作業着（空調服）とはどう違うの？　

熱中症対策としてのベストといえば、ファン付き作業着※本サイト内関連記事（空調服）をイメージする人も多いでしょう。

これはベストの中に風を取り込むことで涼しくさせる機能があるものですが、風が発生するため火気や粉塵等がある現場での使用には適していないとされています。また、バッテリーが内蔵された商品では、電気製品を体につけることに抵抗を感じる人もいるでしょう。

その点、保冷剤ベストは保冷剤だけをつかうので、ファン付き作業着がダメな現場や電気製品への抵抗がある人でも問題なくつかうことができます。

また、ファン付き作業着の下に着用できる保冷剤ベストをえらぶと、より涼しさを感じられるでしょう。

保冷剤の効果・持続時間

保冷剤ベストは一般的に「背中と脇の下」に保冷剤を入れて着用しますが、保冷剤の個数は商品ごとにさまざまです。また「首」部分にも保冷剤がそなえられる商品もあります。

もちろん数が多いほど涼しさを感じられますが、とくに背中に入れる保冷剤の数・縦横といった並べ方は商品によって異なるのです。そのため、背中をどの程度どう冷やしたいかといった好みをもとに商品を選ぶこともできます。

また、保冷効果の持続時間も気になるところでしょう。商品によっては目安が表示されていますが、持続時間は着用する場所の気温といった環境によっても異なるため、あくまでも参考とみるのがよいでしょう。

保冷剤ベストおすすめ6選～商品の特徴をひと言で説明♪

それでは実際に保冷剤ベストをご紹介します。

「どこを・どのくらいの保冷剤で冷やすことができるのか？」また「消臭加工」のある商品もお伝えするので、ぜひ商品選びの参考にしてください。

村上被服 ｜クーリングベスト 288

最初におすすめするのは「保冷剤を5個」使用する保冷剤ベストです。

背中には合計3個の保冷剤を縦と横に入れて冷やすので、暑い体を背中からしっかり冷やしてくれるでしょう。もちろん両脇の保冷剤からも涼しさを確保できます。

さらに、素材はハイクオリティメッシュで通気性が抜群な吸汗速乾なうえに、ストレッチが効いて動きやすさも確保するので「ベストは蒸れそうだなぁ･･･」という心配も解決です。空調服の下にも着用できます。

【商品情報】
保冷剤サイズ：約100×180×15(mm)
着用サイズ：フリー・XO

ミズノ｜コールドチャージベスト 32JECV10　

こちらは日本の総合スポーツ用品メーカー「ミズノ」が販売する保冷剤ベストです。

首から背中にかけて「Tの字」型に保冷剤が配置されるので、熱のこもった体が効率的に冷却されます。しかも、保冷剤は背中の縦ライン両サイドと両脇に2個ずつ入れられるので、暑いなかでもアクティブに動くアスリートにとっては心強い商品です。

伸縮性素材にあえて非伸縮性素材を組み合わせ体の動きにもフィットします。Sから3XLまで幅広いサイズ展開です。

【商品情報】
着用サイズ：S, M, L, XL, 2XL, 3XL

アルファ技研｜冷涼体感ベスト ECO COOL VEST

こちらの商品は保冷剤にも特徴があります。それは結露しにくく、従来品とくらべて凍らせても硬くなりすぎないこと。

また、重さも約130ｇと他商品よりも軽量なので快適な着用ができるでしょう。

こちらも首に保冷剤が入るタイプですが、背中には保冷剤を3個入れることができるので、広い範囲を冷やすことができます。

【商品情報】
保冷剤サイズ：背中用/80×180×15(mm) 約130g、首用/55×340×10(mm) 約80g 
持続時間：2時間　※使用環境による

アイトス｜タルテックス アイスベスト AZ-865948 　

こちらは作業服から医療用まで幅広いワークウエアを展開する「アイトス」が販売する保冷剤ベストです。

この商品の特徴は、一般的な保冷剤よりも「持続時間が長い」こと。気温30℃のなかでは6時間効果を持続します。※使用環境による

見た目もスッキリしているので、はじめて保冷剤ベストを着用する人でも抵抗感なく着られるでしょう。保冷剤ベストのなかでは購入しやすい価格帯で、かつSサイズから展開しているので、ご家族分を用意してもよいですね。

【商品情報】
保冷剤サイズ：10.5×17.5×2(cm)
着用サイズ（着丈）：S（30）・フリー（33）・XL（36）　

桑和SOWA｜保冷剤ベスト 80056　　

こちらは汗によるニオイが気になる方におすすめの商品です。消臭加工にくわえて脇部分にデオドラントテープが施されているので、ダブル機能でニオイ対策ができます。

さらに、サイズ調整アジャスターは胸のまえに2箇所あるので、体にしっくりくる着心地を得られるでしょう。余分なベルトをおさえるループ（輪）もついているので、ベルトがだらりとぶら下がらず、キチッと感を演出できます。

冷感＆ストレッチ素材で不快な暑さもやわらぐでしょう。

【商品情報】
着用サイズ：XL
胸囲:100 ~ 120 センチ、肩巾:30 センチ、着丈:44.5 センチ

ミドリ安全｜スーパークールベスト HO-890　

こちらの商品は「大きな保冷剤（約13×19㎝）」を体の前面にも入れられるので、前後2個+両脇の「合計6個の保冷剤」で体を冷やすことができます。ファスナータイプのため簡単に脱ぎ着ができ、面倒に感じることもないでしょう。

また、脇部分にもアジャスターがあるため、脇下の保冷剤が体に密着するよう調整できるのも嬉しいポイントです。

サイズは5Lまで展開しています。

【商品情報】
サイズ： 520×600mm（ウエスト/～120cm）

保冷剤ベストで“体内の温度”を下げよう！

保冷剤ベストおすすめ6選をご紹介しました。

熱中症は誰にでも起こりえる可能性がありますが、とくに小さいお子さんや体力の衰えた高齢者は熱中症になりやすい（※本サイト内関連記事）とされています。また、たとえ水分をとっていても、体内に熱がこもることによっても発症するとされているのです。

したがって、熱中症対策では「いかに体内の温度を下げるか」が重要なポイントと言えるでしょう。

保冷剤ベストは首や脇といった“冷やすと効果的”とされる部分を、ピンポイントで冷やすことができる商品です。

ぜひ室内外を問わず、熱中症対策としてとりいれてみてはいかがでしょう。

（以上）