災害時の備蓄品として「カセットコンロ」は必須アイテムだと、防災士である筆者もおススメするほどです。
その理由は、電気やガスが使えなくてもカセットコンロがあれば、お湯が沸かせる、食材を炒める、焼くなど、普段と同じ調理ができるからです。
では少し、角度を変えて見てみましょう。
カセットコンロを使う余裕がなかったり、疲労こんぱいしてお湯を沸かすのさえ面倒になったりした場合はどうしますか。
そんなときは、非常食をそのまま食べられれば便利ですよね!
本記事では、温め不要でお水でも、美味しく食べられる保存食・非常食を5つご紹介しましょう。
スプーンがあればお皿も不要でいつでも食べられるので超便利!
今回ご紹介する備蓄におすすめな非常食は、スプーンさえあればお皿も不要、コンロも不要な超便利な非常食ばかりです。
しかも、メニューのレパートリーが広いので、被災した際の食事に飽きることがなくなります。
栄養バランスも考えられているので、紹介する非常食を組み合わせることで、栄養が偏ることを防ぐ効果もあります。
それでは早速、超便利な非常食をご紹介しましょう。
永谷園が販売するフリーズドライご飯シリーズ 5種類
お茶漬けで有名な株式会社永谷園から、温めなくても美味しく食べることのできる「フリーズドライご飯シリーズ」が発売されています。
白米・ピラフ味・カレー味・梅しそ味・わかめ味の5種類。
この商品はお湯でなくお水でも食べることができるメリットがあることと、パッケージのまま食べることができるので、食器が不要なのです。
よくあるレトルトパックのご飯もいいですが、この商品なら種類も5種類あり、避難生活でもカンタンに食べることができて飽きがこないので、備蓄食品の中にストックしておいて欲しいですね。
エー・ラベル(A-Label)カレーは、温めなくても美味しいカレー
エー・ラベル(A-Label)カレーはそのまま食べても美味しいカレーで、先のフリーズドライ同様「永谷園」から発売されていて、賞味期限も5年と長いので長期保存に適しています。
しかもエー・ラベル(A-Label)シリーズは、食品表示法で表示が義務化されているアレルゲン(卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生)のうち、「卵・乳・小麦・そば・落花生および大豆と香料・着色料」そして化学調味料も使わない、アレルギー体質の方でも安心して食べることができる製品なのです。
したがって、エー・ラベル(A-Label)カレーは災害時にありがちな、アレルギー素材を心配しなくてもよい非常食となっています。
温めも不要、さらには水までも不要な石井食品の「リゾット3種セット」
さて次にご紹介する、温めなくても美味しい非常食は石井食品株式会社が販売する「リゾット3種セット」です。
なんとこの商品、温めが不要なだけでなくお水までも不要という災害時に”持って来い”の商品なのです!
しかもこの商品も、食物アレルギー特定原材料7品目「卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生」を使用していないので、アレルギー素材を気にしなくてよい商品となっていますので、安心して備蓄することが可能です。
温めも水も不要なので、非常食の備蓄品には必ず入れておいて欲しいと、強くおススメする商品です。
グリコが販売する「温めずに食べられるカレー職人」
非常食といわれて、真っ先にイメージするのはカレーではないでしょうか。
先にご紹介した永谷園のエー・ラベル(A-Label)カレーとは別に、グリコからもそのまま食べることのできるカレーが販売されています。
商品名は「温めずに食べられるカレー職人」と、読めば直ぐに内容が分かってしまうネーミングが素敵です。
カレーだけでない!温めずにおいしい野菜シチューもハウスから発売
温めなくても美味しいのは、カレーだけではありません。
避難所では意外にパンが多く配給されることがありますが、そんな時に「もう一品欲しいな!」と思うのは仕方のないことでしょう。
そのようなケースでは、ハウス食品が販売している「温めずにおいしい野菜シチュー」がおススメです!
先に紹介した商品のようにそのまま食べることも可能で、具だくさんなのでパンと一緒に食べればお腹が満たされるのは間違いありません。
お皿を不用にする方法!レトルトパウチのままスプーンで食べる
カレーはお皿に盛ったご飯にかけて食べるもの!と、インプットされていますが、あくまでもそれは平常時での食事法です。
被災した非常時の食事では、できるだけ食器類を使わないことが推奨されています。
たとえば、お皿にラップを巻いて洗わずに済ませる方法や、紙皿を使って食事後は洗うことなくゴミとして処分する方法が推奨されているのはご承知の通りです。
ならば、敢えてお皿を使うことなくレトルトパウチのままスプーンで食べれば、ラップや紙皿さえも不要となりますよね。
温める必要がないからこそ可能な食べ方
ただし、レトルトパウチのままスプーンで食べられるのは、温めを必要としないからです。
もしも、湯せんして食べるのであれば、パウチ自体が熱くて持つことができません。
パウチのまま食べられる方法は、今回ご紹介した「温める必要がない非常食」だからこそ可能な食べ方となります。
まとめ
・温めずにそのまま食べられる非常食はとても便利
・水さえいらない石井食品のリゾットはぜひ備えておきたい一品
・アレルギー素材を気にしなくてもよい商品は災害時も安心できる
・カレーやシチューは好きな人が多い食品なので、記事を参考にして準備して欲しいです