現在の日本では、戦争の驚異を感じて暮らしている方は少数に限られています。しかし、日本に向けて北朝鮮がミサイルを発射しているのは現実であり、日本近郊では台湾有事への危機感も未だにくすぶっています。
また、ウクライナ情勢を受けて核シェルターへの関心が高まっているのも確かです。
そこで今回は、核シェルターの必要性とメリットについて解説すると共に、おすすめできる核シェルターを紹介します。
日本で核シェルターは必要なのか?
まずはじめに、日本に住んでいて核シェルターが必要なのか?との疑問についての答えは、二分されるはずです。
世界レベルで見た時に戦争の脅威は常に存在しており、核保有国が実在し「核兵器」を抑止力として配備しているのは現実です。
したがって、核兵器を使用した戦争に日本が巻き込まれる可能性は低いですが「ゼロ」ではありません。
さらに、核を使った戦争でなくとも東日本大震災のような、原子力発電所の事故が起きるケースも想定されます。
核シェルターのメリットは、災害時に効果的な保護手段のひとつ
つまり、核シェルターが必要だと思っている家庭なら必要であり、必要でないと言う家庭であれば核シェルターは不必要なものとなります。
ただし「核」と名前が付いていますが、核シェルターを設置しておけば地震や津波、大雨などの自然災害から命を守る効果的な保護が可能です。
また、核シェルターは普段の日常生活において「部屋」として利用することも可能で、防音効果に優れているため特別な部屋として利用できるのもメリットのひとつとなります。
そう言った意味では、核の脅威だけでなく自然災害に備える設備のひとつと捉えることもできますし、レクレーション部屋としての利用も可能となります。
そもそも核シェルターとはなに?
ここでそもそも核シェルターとは何なのか、について解説しておきましょう。
核シェルターは、核攻撃や放射能漏れなどの災害から、人々を保護するために設計された防護施設です。
一般的には地下に建設され、堅固な構造と放射線を防ぐ特殊な素材によって守られています。
その主な役割は、核爆発時の爆風、放射能、熱線からの避難所として機能し、人々の生命と安全を守ることを最優先としています。
核シェルターの保護効果
核シェルターは高度な設計と耐久性を備えており、核攻撃時に人々を守るための最も効果的な手段です。
特殊な素材により放射線を遮断し、堅牢な構造により爆風からの保護を約束します。また、十分な厚さの壁や扉は熱線を遮るため、内部の温度上昇を最小限に抑えます。
これらの要素により、核シェルターは人々を被害から隔離し、生命を守る役割を果たします。
これだけ高い保護効果があるため、さまざまな自然災害から命を守ることも可能です。
適切な場所の選定が重要
核シェルターを建設する際には、適切な場所の選定が不可欠です。地下が一般的な選択肢であり、深い位置に建設されたシェルターは、地上の爆風からより確実に命を守ることができます。
また、シェルターの近くには飲料水や食料の確保が容易な場所を選ぶことも重要です。地形や地質、近隣の建物や施設の配置なども考慮し、最も安全な場所を選ぶようにします。
実際には核シェルターを販売、建設する業者が最良な提案を行いますが、設置するための土地は必要となるので要注意です。
ただし、近年では日本の土地事情に考慮して、地下だけでなく地上型や部屋に設置できる核シェルターも登場しています。
備蓄と電源設備も必要
核シェルターでは、長期間の滞在を想定して十分な備蓄が必要です。保存食や水、医薬品、衛生用品など、必要な物資を備えておかなければ生活ができません。
また、空気清浄装置の緊急用電源などの設備も、シェルター内での生活をより快適にするために不可欠です。
空気清浄機は基本的に核シェルターに標準装備されていますが、起動させるための電源の確保は重要です。
核シェルターの準備と避難計画
核シェルターの建設だけでなく、適切な準備と避難計画も重要です。家族や地域の共同体と連携し、緊急時の対応策を事前に計画しておきましょう。
避難経路や集合場所の確定、緊急連絡手段の準備、必要な物資のリストアップなどを行います。
また、避難計画の定期的な演習や情報の共有も欠かせません。これにより、核攻撃や放射能漏れ、自然災害のような緊急事態においても、冷静な判断と行動が可能となります。
さらには、核シェルターを選ぶ際に有事だけでなく、普段の日常生活で利用可能な空間として設計することも、核シェルターを有効活用するためには重要です。
おすすめ核シェルターをご紹介!
それではここから、おすすめできる核シェルターを取り扱っている企業をご紹介します。
海外と異なり日本では土地が狭く、自宅を所有していても核シェルターを設置する土地がないのも現実です。
そのため「土地がないから核シェルターを設置できない」と思われる方も少なくありません。
しかし、そんな日本の事情に合わせて室内型の核シェルターも開発されています。
ワールドネットインターナショナル 株式会社
ワールドネットは核シェルターの日本唯一の専門メーカーであり、さまざまな場所に設置できる核シェルターを提供しています。
これら全ての場所に設置可能な核シェルターが提供されるので、核シェルターを検討されている方におすすめです。
耐震シェルター&核シェルターのシェアは、日本国内No1の実績を誇っているので安心して相談できます。
株式会社 空間デザインエイト
空間デザインエイトは京都市に本社を置き「住宅・マンション・店舗」などの各種リフォーム、リノベーション、新築までを手掛ける企業です。
営業エリアは京都をはじめ関西一円を対象に活躍しています。そして、一般家庭用の核シェルターの設置も取り扱っています。
このように空間デザインエイトでは、さまざまな場所への核シェルターの設置を可能としています。
核シェルターに避難する人数によって大きさも異なりますし、建設方法も変わります。
核シェルターを検討されているなら、空間デザインエイトに相談してみてはいかがでしょう。
東海地下シェルター
東海地下シェルターは愛知県に本社を置く、有限会社 芳賀土建が提供する核シェルターです。
「毎日使える安心空間」をコンセプトに、オリジナル地下シェルターを提供しています。
土地造成のプロだからこそ可能となる、地下室の特徴を活かした核シェルターです。
有事の際のみだけでなく、防音性に優れているので日常的な地下室として使うことが可能。もちろん有事の際には、しっかり命を守ってくれます。
直エンジニアリング CRISIS-01
「CRISIS-01」は、直エンジニアリング株式会社が提供する核シェルターです。
一般家庭用の省スペース型の核シェルターで、軽自動車1台分のスペースがあれば設置が可能。地上置き型で、室内は普段でも部屋として日常使いが可能な仕様となっています。
放射性物質をろ過する「特殊ろ過フィルター」は標準装備されており、4方向カメラなどがパッケージ化されて使いやすい核シェルターです。
まとめ
今回は「核シェルター」について、その必要性を解説してきました。現代の核シェルターは、核の脅威を防ぐだけでなく自然災害からも命を守れるアイテムとなっています。
地下に設置するだけでなく、部屋のなかやガレージなどに簡単に設置できるタイプも登場し、一昔前の印象はガラリと変わってきています。
有事の際にはもちろん効果的に命を守ることが可能ですし、平時の日常においても「部屋」としての快適性も加わり、使いやすくなっています。
記事内ではおすすめできる核シェルターを取り扱っている、4つの企業をご紹介していますので、興味のある方は公式サイトから問い合わせてみてはいかがでしょう。