ペットを飼っている皆さん、ペットのための防災対策をしていますか?
私自身、過去に大きな台風があった際に、ペットと一緒に避難をしたことがあります。
それ以来自分の防災対策だけでなく、ペットのための防災対策の必要性を感じるようになりました。
いざ災害が起こり避難をするとなった際、全く準備をしていないとすごく不安になり焦りますよね。
大切なペットのためにも、ぜひ飼い主の皆さん!参考にしてみてください。
ペットと避難所へ同行避難できるのか、確認しよう!
皆さんは災害が起こった際に、自分がどこに避難をすればいいのかご存知ですか?
実は、ペット同伴可の避難所を設けている自治体もあれば、ペット同伴不可の避難所のみ開設している自治体もあり、必ずペットと避難所へ一緒に入れるわけではありません。
そのため、事前に自分の住んでいる地域の役所へ確認をし、災害発生時にペットと一緒にどのように避難をすることができるのか、把握をしておく必要があります。
【実体験】近くにペット同伴不可の避難所しかなかった時のお話
私が実際にペットと避難所へ避難した時は、避難所がペット不可だったため、避難所の駐車場で過ごしました。
当時は、自分の住んでいる地域の避難所がペット可なのかどうかを全く把握していませんでした。
避難する直前に「そもそもペットは一緒に連れて行けるのか・・」と心配になったことを今でも思い出します。
いざ避難をするほどの災害が起こってしまった時、恐怖と不安な気持ちが一気に押し寄せてきて、冷静な判断ができなくなってしまう可能性があります。
そのためにも、ペットを飼っている方には事前に避難所について把握をしていてほしいと思います。
ペットと避難するときに必要な防災グッズは?
いざ災害が起こった時に、
・ペットと一緒に避難所へ避難するパターン
・ペットと避難所へ行けないので車の中で過ごすパターン
など、それぞれ行動パターンによって、準備する防災グッズも変わってくるので、自分のペットとの避難行動を確認した上で、準備をしましょう!
今回は「ペットと一緒に避難所へ避難する」際に、最低限必要なものとして挙げられるものをご紹介します。
(今回の記事では、ペットを犬と想定しています。)
飲み水
通常の水だけでなく、避難する季節が暑い場合には熱中症になってしまう心配があるので、ペット用の経口補水も常備しておくことをお勧めします。
ペットフード
防災グッズにおける、人間の必要な食料は最低3日分〜5日分と言われています。
ペットの食材も同様に、最低3日分〜5日分用意しておきましょう。
その他日常生活の中で出来る準備として、ペットフードを購入する際に、余分に1袋購入しておくこともオススメです。
新しいものを購入したら、古い日付のものと入れ替えてストックすることを忘れないように注意してください!
ペットフードや水をあげるための食器
重くならないようプラスチック製のものや、折り畳み式のものがコンパクトでおすすめです。
ペットシーツ
普段家で使用しているものと同じものを持っていると、環境が変わってもペットが混乱せずに対応できます。
避難所内では特に周りの方へのマナーとして、ペットシーツは必須アイテムです。
マナー袋
災害時にはゴミをすぐに捨てられる環境ではないことも想定されるので、普段の散歩と同様にマナー袋も忘れずに持ち歩きましょう!
タオル
ペットが雨などで濡れてしまった場合、そのままにしていると風邪をひいてしまいます。
環境が変わるだけでストレスを感じるペットの体調管理のため、タオルも用意しておくと安心です。
毛布(ブランケット)
空調設備のない避難所もあるということと、寒さが苦手なペットもいます。
人間用だけでなく、ペットのためのブランケットなどの毛布を用意してあげましょう。
普段飲んでいる薬やサプリメント
持病を抱えているペットには必須の、薬やサプリメント。
薬を病院でもらったら、防災グッズにも入れておく習慣をつけておきましょう。
狂犬病や予防接種証明書
避難所で確認をされる場合があるかもしれません。
その他、場所移動する可能性があることを想定し、ペットと移動するときは必ず持ち歩きましょう。
首輪、リード
避難所など大勢の方がいらっしゃる場所のマナーとして、首輪とリードは必ず必要となります。
ペットがいつもと違う環境に慣れずに脱走してしまう可能性もあるので、必ずペットはリードへ繋いでおきましょう。
折り畳みゲージ・キャリーバッグ
どんなに狭いスペースでも、ペットは自分の居場所があると安心します。
コンパクトな折り畳みゲージやキャリーバッグは、あらゆる場所で活躍するアイテムです!
普段から慣れさせておくと、避難する際もすんなり中に入ってくれるのでおすすめです。
おもちゃ
避難が長引く場合を想定し、ペットのストレス発散となるアイテムを用意しておきましょう。
散歩に行けない場合も、おもちゃでストレスが軽減できる場合があります。
おやつ
ペットが慣れない環境下で、吠えて鳴き止まない場合もあるかもしれません。
そんな時のためにも、ペットが喜ぶおやつを用意しておきましょう。
ペットと避難所へ行けない場合の選択肢として、テント避難生活もあり!
ペットと避難所へ同行できない場合は、災害発生時にはどのように行動するのかを家族で決めておくと安心です。
車を持っている場合には、安全な場所に移動し車の中で過ごすこともできますが、車が無い場合や車が小さい場合のおすすめの選択肢があります!
安全な場所に移動し「テントを張る」ということです。
普段からキャンプに慣れている方は良いですが、慣れていない方はテントを張る練習をしておくとまた安心です。
テントもたくさんの種類があり、大きさも形も様々です。
家族の人数や飼っているペットの大きさを考えながら、安心して過ごせるテントをイメージして準備してみてください。
ペットも飼い主も事前の防災対策で安心な生活を。
いかがでしたか?
いつ起こるかわからない災害。
大切なペットを守ることができるのは、飼い主さんしかいません!
自分たちの防災対策だけでなく、ペットの防災対策もすることで、避難先での過ごし方も精神面も大きく変わってくると思いませんか?
事前に防災対策をして、大切なペットを災害から守りましょう!