最近では多くの車両にドライブレコーダーが装備され、事故の様子をニュースなどで流すことが多くなりました。
また、ドライブレコーダーの映像によって、これまで曖昧になっていた事故当時者の証言が明白なものとなり、虚偽の証言をしても無意味になってきています。
さらに「ドライブレコーダー搭載車」などの啓発ステッカーを貼ることで、危険運転やあおり運転の抑止にも役立つこともあるようです。
では視点を変えて、車両でなく体に小型防犯カメラを搭載させることができれば、犯罪への抑止力になるのではないでしょうか。
体に小型防犯カメラを搭載させることができれば、犯罪への抑止力になるのではないでしょう。
そこで今回は、小型防犯カメラの有効性とおすすめできる商品をご紹介しましょう。
小型防犯カメラの有効性について
小型防犯カメラは、犯罪抑止効果や犯罪捜査効果、安心感の向上、監視範囲の拡大、管理の効率化など、さまざまなメリットがあります。
事故や犯罪時の映像が犯人の検挙や、犯罪を止める抑止力になることは既に実証済みです。
そこでここでは、小型防犯カメラの有効性について考えてみましょう。
有効性1：犯罪への抑止効果
小型防犯カメラは、目に見える場所に設置されることが多く、犯罪者が犯行を行おうと思っても、監視されていることを認識させることができます。
そのため、犯罪の発生自体を防ぐことができ、犯罪抑止効果が期待できます。
有効性2：犯罪捜査への効果
小型防犯カメラには記録機能が備わっている場合が多く、犯罪が発生した場合には警察などの捜査機関にて、容疑者の特定や犯罪の解決に役立ちます。
有効性3：安心感の向上
小型防犯カメラが設置されている場所は、犯罪の発生率が低くなるだけでなく、周囲の人々が安心して生活することができます。
特に、女性や高齢者などの弱者層にとっては、安心感が大きく向上することが期待できます。
有効性4：監視範囲の拡大
小型防犯カメラは、一人で複数の場所を監視することができます。
また、夜間でも昼間と同様に監視することができるため、監視範囲が拡大することができます。
有効性5：管理の効率化
小型防犯カメラを設置することで、人的な管理を行う必要がなくなります。
たとえば、店舗であれば商品盗難の防止や、顧客の監視などが自動化され管理の効率化が図れます。
衣服に装着できる小型防犯カメラの3つのメリット
今度は小型防犯カメラを衣服に装着した場合に、犯罪への抑止力が生まれることに注目してみました。
先に解説したとおり、小型防犯カメラは犯罪への高い有効性があることがお分かり頂けたはずです。
アメリカでは警察官のベストにはボディカメラが搭載されており、犯罪検挙の妥当性などに利用されています。
ここでは、一般人である私たちが衣服に小型防犯カメラを装着することで、犯罪への抑止力になる3つのメリットを解説しましょう。
メリット1：犯罪をためらう意識を作れる
犯罪者が防犯カメラを認識することができるため、犯罪を躊躇（ちゅうちょ）する可能性があります。
たとえば、ストーカー被害を受けている女性が、衣服に取り付けた防犯カメラを装着していることが分かれば、ストーカーはその女性を監視することを止めるかも知れません。
メリット2：犯罪を立証できる
衣服に取り付けた防犯カメラは、犯罪が発生した場合に証拠となります。
被害者が防犯カメラを着用していれば、被害者の立場から犯罪を証明することができます。
たとえば、先のストーカーの事案でも衣服につけた小型カメラにて、ストーカーしていることが映像で確認できれば、警察の対応も確実なものとなるでしょう。
メリット3：犯罪の解決に役立つ
衣服に取り付けた防犯カメラは、警察などの捜査機関による容疑者の特定や犯罪の解決に役立ちます。
これは、車両のドライブレコーダーと同じであり、犯罪時の状況を正確に使えることが可能となるからです。
衣服に装着できる小型防犯カメラの2つのデメリット
小型防犯カメラを衣服に装着すれば、先に解説したメリットがありますが、逆にデメリットも存在します。
ここでは、2つのデメリットを解説しましょう。
デメリット1：犯罪者が認識しないと抑止力にならない
小型防犯カメラはその性質上、衣服に装着するとカメラがあるのか分からないケースが多いです。
また、車両のように体に「防犯カメラ装着中」などのステッカーを貼ることはありません。
したがって、犯罪者に小型防犯カメラがあることが分からないため、抑止になるかが危ういところはデメリットになるでしょう。
しかし、衣服から小型カメラを外して犯罪者に向けることで、犯罪を抑止できることは十分あり得ます。
デメリット2：プライバシーの侵害に当たるケースもある
小型防犯カメラを衣服に取り付けることで、プライバシーや人権侵害の問題が生じる場合があるため、法律や倫理的な観点からも適切な使用が求められます。
また、被害者が犯罪を予防するために衣服に防犯カメラを装着することは、根本的な解決策にはならないこともデメリットといえるでしょう。
おすすめできる小型防犯カメラ5選をご紹介
小型防犯カメラは犯罪をなくすことを目的とするのでなく、何か起きた時の証拠を残す際には有効な手段となります。
また、スマホのカメラを向けるよりも素早く、映像を記録することが可能です。衣服から外して手に持って相手に向けることで、犯罪を抑止できる可能性もあります。
そこでここでは、おすすめできる小型防犯カメラを5つご紹介しましょう。
超軽量小型カメラ クリップ式 隠しビデオカメラ
持つ運びに便利な41gの超軽量小型カメラです。バッククリップをポケットや襟に止めることができて、歩きながらの撮影が可能です。
32GBのSDカードなら、約5～6時間の録画が可能です。
小型ボタン型カメラ
ボタンの代わりに衣服に取り付けることが可能な、超小型カメラです。256GBのマイクロSDカードに対応していいて、約20時間の録画が可能です。
袖にも取り付けることが可能なので、背後のストーカーを撮影することもできます。
小型防犯カメラ みるかむ
ランドセルやバッグ等に付けて録画ができる、クリップ付き小型防犯カメラです。
服のポケットに入れて撮影も可能ですし、ズボンの後ろポケットに挟んで後方を撮影することも可能です。
8GBのマイクロSDに対応していて、約3時間の連続撮影が可能です。
RICOH THETA SC2 ピンク
この小型カメラは服に装着するのではなく、携帯に便利なカメラになります。
別売りの自動り棒を使えば、レジャーでも使用が可能。手ぶれ補正機能がついて画質は4Kと、高画質なのも魅力です。
メモリーは14GBの内蔵型で約60分の動画撮影が可能です。
防犯カメラ 小型ビデオカメラ キー型
手の平に収まる小型カメラですが、衣服への装着はできません。
ただ、ワンタッチで素早く録画を開始できるので、さまざまなシーンで利用できます。
手のなかにカメラを握って隠すことも可能で、相手に気づかれず撮影できます。また、わざとカメラを見せることで犯罪を未然に防ぐことも可能です。
256GBのマイクロSDカードに対応し、内臓電池は最大3.5時間の連続撮影が可能です。
