アンダーパスは超危険!少しの水たまりだから平気って思わないで

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みなさんは、アンダーパスってご存じでしょうか?よくあるのが、JRなど鉄道の下をくぐるように、立体交差しいている個所をそう呼んでいます。

そして、大雨時にはアンダーパスは、絶対に通行してはダメなのです!

大雨時にアンダーパスにて、水没事故にあってしまう方は後を絶ちません。「どうして事故に合ってしまうの?」と思われる方に、アンダーパスに潜む危険性について詳しく解説します。

目次

アンダーパスは大雨時には冠水する個所と考えてよし!

アンダーパスは立体交差になっているので、もっとも低い場所は道路面よりも約5m低くなっています。

雨水は高いところから低いところに流れていくので、アンダーパス周辺の道路に降った雨水は、当然アンダーパスの最深部に流れることとなります。

最深部には排水ポンプが設置されている

アンダーパスの最深部に流れていった雨水はどうなるのかというと、設置されている排水ポンプで汲み上げられて、浸水を防止するようになっています。

ですが対応能力は通常の雨なので、予想を超える大雨には排水が追いつかないのです。

最低30cmは浸水すると考えてよい

なので、大雨時には最深部では最低約30cm浸水すると考えてよいでしょう。しかし、たかが30cmと軽く考えてはダメですよ。

その30cmの水たまりが、命を落とす原因となってしまうのですから。

30cmがあっという間に1mなる!アンダーパスの恐怖

30cmの水たまりならなんとか走れそうですが、それは平地での話です。

アンダーパスはすり鉢状になっていて、必ず上り坂を超えないとなりません。

そんなすり鉢状の最深部ではどのような状況が展開されるのか、その状況を詳しく解説します。

30cm浸水するとタイヤが滑って登れなくなる

既にアンダーパスの最深部に約30cm浸水している状態で突入すると、水しぶきが車全体を覆います。

そして水の抵抗によって、スピードが落ちてしまいます。

その状態から今度は上り坂を登ることになるのですが、タイヤが滑って上手く登れない状況となってしまうのです。

100%ではありませんが、高い確率でこのような状況に陥ってしまいます。

もたもたしている内に、浸水が酷くなって車が水没する!

「あれっ!滑って登れない・・」と焦っている間に、浸水はどんどん酷くなっていき、最初は30cmだったのが60cm、80cm、1mと、あっという間に水深が増していくのです。

それは、アンダーパスはすり鉢状なのでどんどん雨水が侵入して、水没しやすい状況にあるからで、車種によっては60cm水没するとドアが開かなくなります。

水も車内に入ってくるので、半端ない恐怖感に襲われてしまうのはいう間でもありません。

  • 浸水30cmでアンダーパスに侵入する
  • 上り坂でタイヤが滑って登れない
  • もたもたしている内に浸水が酷くなる
  • あっという間に60cm以上になってしまう
  • ドアが開かなくなり、車内に水が入ってくる
  • パニックになって冷静な行動がとれない

アンダーパスで車が動かなくなったら、とにかく逃げる!

アンダーパスにうっかり侵入してしまい車が動かなくなったら、車を捨ててとにかく逃げましょう。

でないと、車といっしょに水没してしまいますよ。

トラックでも水没してドライバーが死亡するケースもある

平成19年9月に三重県いなべ市で、アンダーパスにてトラックが水没してドライバーが亡くなっています。

トラックのような運転席が高い車でも水没してしまうのが、アンダーパスの怖いところなのです。

このショッキングなニュースは、管理する行政側、利用するドライバー側双方に、アンダーパスの危険性を再認識させることとなりました。

大雨でアンダーパスが危険な状態になると通行止めになる

行政側としては大雨でアンダーパスが危険な状態になると、警報や電光掲示板での「通行止め」表示などで、アンダーパスの使用を禁止するように対策を行っています。

中には警察と連携して、有人にて通行止め処置をしている自治体もありますが、アンダーパスの個所数は自治体によってバラバラなので、必ずしも有人で通行止めをしている訳ではないのです。

したがって、無人で警告しているパターンが大多数だといってよいでしょう。

それでも後を絶たないアンダーバスの水没事故

トラックでも水没して命を亡くしてしまうアンダーパスなのですが、危険性がわかっているはずなのに水没事故は後を絶ちません。

中には行政側が通行禁止を呼びかけているにも関わらずアンダーパスに侵入した結果、車は水没し自身は窓から脱出する事態も起きています。

大雨時には絶対にアンダーパスを利用しない!

では、アンダーパスにて水没事故を起こさないためには、どうすればよいかというと「大雨時にはアンダーパスを絶対に利用しない」この一点しかありません。

「少しだから大丈夫だろう」とか「前の車が行ったから大丈夫だろう」など、自己判断でアンダーパスを利用するのは危険なのです。

大切な愛車と何よりも、ひとつしかない命を守るためなので、大雨時にはアンダーパスを使用しないで時間がかかっても遠回りしましょう。

サイト内にはアンダーパスで万一水没した際の、脱出方法を動画で解説した記事がありますので、ぜひご覧ください!

まとめ

・大雨時、アンダーパスは最低30cm浸水すると考えてよい
・トラックでも水没し命を亡くしている
・毎年のように水没事故が起きている
・大雨時にはアンダーパスは絶対に使用しないこと
・大切な愛車、ひとつしかない命は自分で守ろう!

参考サイト
毎日新聞ニュース 三重大雨 アンダーパスでトラック水没 男性死亡
朝日新聞デジタル アンダーパス水没注意 気づかずに進入、閉じ込め被害も
JAF 台風・大雨時のクルマに関する注意点

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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