降水量1mmとはコップ1杯ほどの雨の量!そのほかの雨の降り方も解説

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天気予報で雨の予報を聞くときに、雨の降る単位を「降水量○○mm」として説明しています。

降水量が1mmとか10mmとかいわれてもピンときません。

そこで今回は、降水量1mmがどのような雨なのかを分かりやすく解説します。

また、気象庁で使われる雨の降り方についても解説します。

目次

降水量1mmとは平らな地面に1mmの深さに雨がたまること

ワン子

天気予報で「1時間に1mmの雨が降りました」っていうけれど、1mmの雨ってどれくらいなのかな? 

シゲネコ

そうだね、確かに分かりにくいよね!

シゲネコ

たとえば、1㎡の地面に1mmの雨が降ると、たまる雨の量は1リットルにもなるよ。

e-気象台 降水量

降水量1mmは10分間でコップ1杯の水が目安

ワン子

へぇ~そうなんだ・・じゃあ、1mmの雨が降るとびしょ濡れになっちゃうね。

シゲネコ

イメージするとそうなるよね。でも実際には、びしょ濡れにはならないんだよ。

ワン子

どうして?だって1リットルの雨を被るんだよ!

シゲネコ

降水量は1時間当たりの雨の量を示しているから、1リットルの水が1時間かけて降ることになるんだ。

シゲネコ

だから、実際には降水量1mmの雨なら少量になるから、傘をささないでも平気なくらいの雨なんだよ!

ワン子

へぇ~、そうなんだね。なんだか不思議だね!!

シゲネコ

降水量1mmなら10分間で約170mmになるから、目安はコップ1杯程度の雨になるよ。1分なら約17mmなので、親指の先くらいの雨だね。

1時間に1mmの降水量なら傘をささなくても平気
1時間に3~5mmの降水量で、道路に水溜まりができる
1時間に10mmの降水量は、傘がないとびしょ濡れになる

シゲネコ

因みに降水量別に状況を見てみると、こんな感じになるよ!

10mm以上の雨の降り方を解説

シゲネコ

ここからは、10mm以上の雨の降り方を解説するよ!

ワン子

10mmっていうと、傘をささないとびしょ濡れになるんだよね・・

シゲネコ

そうそう!ここでは気象庁が公開している「雨の強さと降り方」を見てみよう!

気象庁による「雨の強さと降り方」

気象庁 雨の強さと降り方
ワン子

なんだか難しそうだねぇ・・

シゲネコ

そうでもないよ。これはハザードマップによく記載される「雨の降り方」のもとになっている表なんだ!

ワン子

そうなんだ!「ザーザー」とか、そういえば見たようなきがするよ。

10~20mm未満の雨の降り方は「やや強い雨」

気象庁 リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」

・雨の強さは「やや強い雨」
・人の受けるイメージは「ザーザーと降る」
・人への影響は「地面からの跳ね返りで足元が濡れる
・屋内では「雨の音で話声がよく聞こえない」
・屋外では「地面一面に水たまりができる」

20~30mm未満の雨の降り方は「強い雨」

気象庁 リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」

・雨の強さは「強い雨」
・人の受けるイメージは「どしゃ降り」
・人への影響は「傘をさしていても濡れる」
・屋内では「寝ている人の半数くらいが雨に気が付く」
・屋外では「地面一面に水たまりができる」
・車に乗っていると「ワイパーを早くしても見づらい」

30~50mm未満の雨の降り方は「激しい雨」

気象庁 リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」

・雨の強さは「激しい雨」
・人の受けるイメージは「バケツをひっくり返したように降る」
・人への影響は「傘をさしていても濡れる」
・屋内では「寝ている人の半数くらいが雨に気が付く」
・屋外では「道路が川のようになる」
・車に乗っていると「高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる」(ハイドロプレーニング現象が起きる)

50~80mm未満の雨の降り方は「非常に激しい雨」

気象庁 リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」

・雨の強さは「非常に激しい雨」
・人の受けるイメージは「滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)」
・人への影響は「傘は全く役に立たなくなる」
・屋内では「寝ている人の半数くらいが雨に気が付く」
・屋外では「水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる」
・車に乗っていると「車の運転は危険!」

シゲネコ

50~80mm未満では、不要な外出は止めることをおすすめします!

80mm以上の雨の降り方は「猛烈な雨」

気象庁 リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」

・雨の強さは「猛烈な雨」
・人の受けるイメージは「息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる」
・人への影響は「傘は全く役に立たなくなる」
・屋内では「寝ている人の半数くらいが雨に気が付く」
・屋外では「水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる」
・車に乗っていると「車の運転は危険!」

ワン子

うわぁ~!怖いねぇ・・

シゲネコ

80mm以上の雨なら完全に外出はダメです!

降水量30mm以上の雨が降ると外出は控えた方が無難

今回は、降水量について解説してきました。

降水量1mmなら、傘をささなくても大丈夫な雨の量です。

降水量10mm以上になると傘がないとびしょ濡れになりますし、降水量が30mmを超えるなら外出は控えた方が無難です。

記事内では気象庁が公開しているイラストも使って、雨の降り方を分かりやすく解説したのでイメージがしやすいと思います。

いずれにしても雨の降り方を把握して、大雨時には外出を控えるようにしてくださいね。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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