道路上にある黄色に着色された四角い鉄製のフタは、ほとんどの方が見たことがあるはずです。
もしも「知らない」といわれる方は、道路を歩く時に注意していればすぐに分かります。
この黄色の四角いフタは、消火栓がある場所です。
消火栓と聞くと、消防士しか使えないイメージが強いですがそうではありません。実は消火栓は、誰もが使える消火装置なのです。
そうはいっても、使い方が分からないとイザという時に使うことができませんよね。
そこで今回は、誰が使ってもいい消火栓の使い方を動画で解説します。
消火栓は屋内用と屋外用の2種類ある
動画で使い方を勉強する前に、消火栓の種類について解説します。
消火栓の種類には、屋内用と屋外用の2種類があります。
屋内用はマンションや公共施設などの壁に設置されていて、ひとりでも利用が可能なタイプもあります。
屋外用は冒頭にお伝えしたとおり、道路上にある黄色に着色された四角い鉄製のフタの中にあります。
屋外用は、道路上にこんな感じで設置されているんだ!
四角じゃなく丸形の場合もあるよ!
屋内用の消火栓の特徴
屋内用の消火栓の特徴としては、消火用の水は消火用水槽に溜まっている水を利用することです。
当然消防法によって吐出量は決められていて、次のようになっています。
各階に屋内消火栓が1基のイメージ図
屋内消火栓と消化水槽との関係は言葉ではイメージしづらいので、画像で紹介しましょう。
各階に屋内消火栓が2基以上のイメージ図
先と同じように各階に屋内消火栓が2基以上も、画像で紹介します。
消火栓を使う時の人数は基本的に2人必要
消火栓を使う時には、基本的に2人で利用します。
ひとりがホースの筒先を持って火元を狙い、用意ができたら合図を送ってもうひとりが、消火栓のバルブを開けます。
そうしないと、水圧でホースが暴れてしまい逆に危険な状態になってしまいます。
ひとりで利用できる屋内消火栓もある
消火栓の利用は基本的に2人でおこないますが、屋内消火栓に限ってはひとりで利用できる消火栓もあるので知っておきましょう。
これらの屋内消火栓は、ひとりでも利用できるように設計されています。
特徴は次の画像のように、ホースがリールに収納されているので分かりやすくなっています。
主にホテルや病院などの、特定防火対象物に設置されています。
ひとりでの消火栓の使い方
先に紹介したひとりで利用できる、屋内消火栓の使い方を解説しておきましょう。
ポイントはいずれの弁も「ゆっくり開ける」ことで、急に開けると水圧でホースが暴れて危険です。
消火栓の使い方を動画で解説
ではここからは、消火栓の使い方を動画で解説します。
色んな自治体から動画が発信されているので、短くて分かりやすい動画を数本チョイスしました。