防災介助士のスキル!災害時の高齢者や障がい者への対処法を把握

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みなさんは、防災介助士の資格をご存じでしょうか?

公益財団法人 日本ケアフィット共育機構が認定する資格で、災害時に置き去りにされがちな、要配慮者や避難行動要支援者への対応に特化したスキルを持つ人材が、防災介護士なのです。

目次

防災士と同じく国家資格ではない

防災介助士とは冒頭にお伝えしているとおり、公益財団法人 日本ケアフィット共育機構が認定する資格で、国家資格ではありません。

防災士も国家資格ではなく、認定特定非営利活動法人 日本防災士機構が認定する資格です。

ですが、どちらも専門の学習を経て取得する資格なので、平時・災害時ともに役立つ資格となっています。

人の力になりたいと思う人は防災介護士に向いている

防災介助士は防災の知識はもちろん、高齢者や障がい者に対する具体的な介助方法を身につけています。

なので、災害弱者と呼ばれる方達だけでなく、全ての人の力になりたいと考えている方は、防災介助士に向いているといえるでしょう。

防災介助士の学習で身につく4つのスキル

それでは、防災介助士の資格を取得するにあたり学習することで身につく4つのスキルをご紹介しましょう。

スキル1:防災についての正しい知識
災害とは何か、脆弱性とは何か、防災についての基礎知識、避難のポイントを学びます。

スキル2:安心・安全な介助技術が身につく
高齢者や障害者に対する、具体的な介助方法を学びます。

スキル3:日常で役立つ応急手当が身につく
止血や応急手当の方法を学びます。

スキル4:あらゆる場面でのチーム作りの基本が身につく
チームビルディングの手法の一つであるICSからチーム作りの基本を学びます。

防災介助士を取得するためのフローをご紹介

ここでは、防災介助士を取得するためのフローをご紹介しておきます。

まずは、公益財団法人 日本ケアフィット共育機構に、防災介助士講座への受講を申し込みます。

受講期間は申し込みから12か月以内と時間的な猶予は長く、一般的には平均で2~3か月で資格取得されています。

テキストを使って自宅で受講できる

防災介助士の講座は、通信講座をイメージすると分かりやすいです。

テキストを使って自宅で学習し課題を提出し、課題が合格となれば、今度は実技教習を受講して筆記試験を受験します。

筆記試験に合格すれば、防災介護士の取得となります。

受講の内容

スクロールできます
対象どなたでも
受講料27,500円(消費税10%込)
教材テキスト1部、提出課題1部
提出課題あり(1回)100問 100点満点70点以上で合格 / 不合格の場合再提出
実技教習あり(1日)
検定試験あり(筆記試験50問 100点満点で70点以上で合格 / 不合格の場合、再試験制度あり) ※試験料 3,300円(消費税10%込)で再試験を受験できます。
受講期間お申し込みから12ヶ月
合否連絡2~3週間
認定証認定状・顔写真入りの認定証の発行
資格更新制度あり(資格の有効期限は3年間) ※期限までに更新手続きを済ませ、更新料 3,300円(消費税10%込)をお支払いください
対象どなたでも

資格取得までのフロー

防災介助士

防災介助士を取得するための詳細情報

以上、防災介助士を取得するための詳細情報をお伝えしました。

防災介助士に興味のある方は、ぜひ受講してみてはいかがでしょう。

実技教習の会場と救急救命講習の事前受講は要注意

要注意個所は2点あり、1点目は実技教習の会場が東京・大阪・福岡の3地域に限られていることで、2点目は実技教習までに、救急救命講習を受講していないと認定証の授与がスムーズでなくなってしまうことです。

防災介助士を取得するなら、この2点に注意しておけば大丈夫でしょう。

参考サイト
防災介助士
https://www.carefit.org/bousai/

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

1963年生まれ、兵庫県在住の防災士&フリーライター 
2014年から本格的にライターを開始!これまで多数の記事を執筆
2017年にひょうご防災リーダー講座を受講し防災士を取得。ハザードマップなど防災業務に長年従事し、防災関連の講演も行っています。
経験を活かして防災に関する情報をできるだけわかりやすく、みなさんへ届けたいとの想いを持って執筆しています。詳しいプロフィールはこちら

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