怪我や急な体調不良に備え、救急箱・救急セットを用意している家庭は多くあります。改めて中身を見直したい方はもちろん、導入を検討している方も「必要なアイテムを1つひとつ集めるのは大変」「基本の中身がセットになっているとありがたい」と考えることがあるのではないでしょうか。
もちろん、自宅でよく使うものだけを集めて救急セットにするのもよいでしょう。しかし、救急箱は必要な応急処置用品や薬がセットになった商品を選ぶと、立派な入れ物もついてくるのでおすすめです。
今回は、人気の救急箱・救急セットをご紹介します。選び方のポイントやそろえておきたい救急箱・救急セットの中身も解説していますので、購入時の参考にされることはもちろん、ご家庭の救急箱の見直しの際にもぜひ役立ててください。
おすすめの救急箱、救急セットを紹介
早速、おすすめの救急箱・救急セットを見ていきましょう。用途や家族構成・人数などに合わせ、最適な商品があればぜひ詳細をチェックしてみてください。
【OHKEY】救急セット
OHKEYの救急セットは124点のアイテムが入った救急箱です。必要な救急用品を網羅しており、これ1つで災害時にも対応可能。海外製品ですが不明点についての問い合わせに日本人スタッフが対応してくれるのも、人気の理由だといえます。アルミブランケットやLEDライトなど、防災にうれしいグッズが入っており、内容が思っていたものと異なる場合、購入から30日間は返品も可能です。
応急手当用品14点セット
応急手当用品14点セットは、老舗の衛生材料メーカーが厳選したアイテム14点が入った救急セットです。前述の124点と比較すると点数は非常に少なくなりますが、本当に必要な商品を、良質なものでそろえているので安心感があります。プラスチックの透明なケースは中身が確認しやすく、軽量で持ち運びにも便利。大きめなので、その他必要なアイテムを入れることもできます。
応急手当用品9点セット
12点セットからさらに厳選したアイテムのみをまとめた救急箱が「応急手当用品9点セット」です。こちらも透明なケースに入ったもの、そして画像のようなおしゃれな救急箱に入ったものがあります。透明なものは中身が見やすいですが、こちらは救急用品を直射日光から守り、「中身を他の人に見られたくない」「せっかくならおしゃれな入れ物に入れたい」というニーズにも応えてくれるでしょう。
【hosum】救急セット
hosumの救急セットは、赤いナイロン製の入れ物が特徴的な商品です。軽量で防水の素材で、持ち運びにも便利。救急用のアイテムはもちろん、ホイッスルやナイフ、コンパスなど防災用のグッズも入っているので、アウトドアや災害時にも活躍します。1つひとつのアイテムがやや小さめですが、その分持ち歩きやすいので、ご家庭用、というより緊急の持ち出し用としておすすめです。
【防災士監修】救急セット13種54点
けがはもちろん、災害時などに役立つアイテムを多くそろえたのが、こちらの商品です。防災士が監修しているので、本当に必要なものがコンパクトにまとまっていることがわかります。メッシュのオレンジ色のポーチは軽量で色も目立つので、使用したいタイミングに一目で見つけられるでしょう。1人分の救急アイテムを持ち運びたいときにもおすすめです。
スポーツ専用 救急キット
特にけがの多いスポーツ時の使用に特化した救急キットです。バッグはアシックスで、見た目もスタイリッシュなだけでなく、保冷もできるなど機能性も抜群。アイシングなど、スポーツ時のトラブルに役立つ手当の方法が冊子になったハンドブックが8冊ついており、いざというときにも冷静に対処できます。スポーツに行くときに手軽に持ち歩けることはもちろん、救急セットに必要なアイテムを追加して自宅でも使用可能です。
地震対策30点避難セットplus+
家庭用の救急箱、というところからは少し離れてしまいますが「防災もかねていろいろ揃えたい」という方は、思い切って非常用の持ち出しバッグを購入するのも1つの方法です。こちらの「地震対策30点避難セットplus+」には必要な救急セットのほか、災害時に役立つ食料や雑貨などがそろっています。専用バッグもしっかりとした作りで、これ1つでけがのときに必要なものと災害時に必要なものがある程度網羅できるのが魅力です。
救急箱・救急セットの選び方
救急箱や救急セットは、セット商品を購入するほか、自分で中身を集めてセットを作る方法でも入手可能です。また、救急箱にはさまざまな形、材質があります。救急箱の選び方、セット商品の選び方、自身で救急セットを作る場合のポイントを確認しましょう。
救急箱を選ぶ際のポイント
救急箱の中身は必要なものを足す、不要なものは取り除けるので、まずは入れ物をどうするか考えます。材質やサイズ、仕切りの数などに注目すると、選びやすいでしょう。材質は直射日光が当たる透明な入れ物よりも、光や熱を遮断でき、壊れにくいプラスチック製や布製のものがおすすめです。木製や金属製は、丈夫ですが重くて持ち運びに不便、開閉音が気になるなどのデメリットがあります。
また、高さがある箱よりも縦横の幅がある方が、収納に便利です。仕切りがあるほうがきれいに収納できそうですが、仕切りは少なければ小物入れなどで代用できます。仕切りが少なく、スペースを大きく使えるほうが便利だといえるでしょう。
セット商品を選ぶ際のポイント
セット商品を購入する際は、入れ物の材質や大きさ、機能を確認すると同時に、必要なアイテムがより多く入っているかどうかにも注目しましょう。ボリュームがあるのに、実はあまり必要のないものばかりが入っていた、となると追加で購入するものも増えますし、コスパがよいとはいえません。
必要なアイテムがなるべく人数分入っているもの、追加したアイテムが入る余裕のある入れ物を選ぶと、失敗が少ないでしょう。
自身で救急セットを作る際のポイント
救急セットは救急箱や代わりになる入れ物を用意し、中身をドラッグストアなどで自分で購入し、セットにするパターンもあります。この場合は必要なアイテムを抜けのないよう購入するのがポイントです。
応急処置のアイテム、薬、子どもや高齢者・持病のある家族に必要なものなどカテゴリーごとに必要なものと個数をリストアップし、メモしておくとよいでしょう。
救急箱に必要なアイテムの一例
救急箱には、具体的にどんなものを入れておくとよいのでしょうか。必要なものを把握しておくと、自身で中身をそろえる際はもちろん、セット商品のなかに足りないものをチェックする際にも役立ちます。
最後に、救急箱・救急セットに入れておきたいアイテムをご紹介します。
応急処置用品
応急処置のために必要なアイテムは以下の通りです。絆創膏など、家族構成によって入れておきたい個数が異なるものもあるので、どれくらい必要なのかも忘れずメモしましょう。
・消毒液
・滅菌ガーゼ
・脱脂綿
・包帯
・絆創膏(サイズの異なるものを複数)
・包帯などを留めるテープ
・ピンセット
・はさみ
・体温計
・氷のう
・目薬
・軟膏
・湿布薬
・緊急用ホイッスル
・裁縫セット
・うがい薬
常備薬
急な体調不良に備え、常備薬の準備も忘れてはいけません。腹痛や頭痛、風邪などさまざまな症状に対応できる薬を揃えておきましょう。
・解熱・鎮痛剤
・総合風邪薬
・胃薬
・下痢止め
・吐き気止め
・消化薬
・下剤
・抗生物質
その他の必要なアイテム
けがや病気に備えたアイテムのほか、個々の持病の薬なども忘れずに入れましょう。また、衛生面やいざというときに困らないアイテムとして、以下のものも用意しておくと安心です。
・マスク
・除菌ジェル、シート
・コンタクトレンズの予備
・コンタクトレンズケース、洗浄液
災害時にも役立つ救急セットを一家に1つ用意しよう
救急箱は日常的なけがや体調不良はもちろん、災害時にも持ち出して活用できます。災害時は薬や応急処置のアイテムが手に入りにくいこともあるので、非常時のためにも救急箱は日頃から用意しておきましょう。
入れ物や中身の工夫で、自分だけ、ご家庭だけの救急箱・救急セットを実現してください!