アニメで学ぶ防災!「東京マグニチュード8.0」6~8話のあらすじ・感想と防災情報まとめ

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東京を大震災が襲ったことを想定して作られたアニメ「東京マグニチュード8.0」。主人公、未来の成長が徐々に見えてきた第5話までが終了し、物語もいよいよ後半へと向かいます。クライマックスに向け、どのようなストーリーが展開されるのでしょうか。

今回は、6~8話のあらすじや感想、防災に関する教訓などをご紹介します。

※ネタバレを含む内容もありますので、ご注意ください!

目次

「東京マグニチュード8.0」6話あらすじと感想

まずは第6話、「見捨てる、選択」のあらすじなどをご紹介します。

あらすじ

真理の自宅がある三軒茶屋で大規模な火災が発生しているというニュースを耳にする3人。焦りを隠せない真理を見て、「私たちを置いて急いで帰れ」と促す未来。心配する未来と悠貴は、真理が一刻も早く帰宅できるよう、あるアイデアを実行する。

6話の学び

震災から2日経っても、まだ余震が続き、建物が倒壊するなどの被害が及んでいました。真理は職場の近くまで来たので、自宅に連絡をするために事務所の電話を使おうとしますが、電話はつながりません。大規模な地震の影響によるライフラインの停止は、数日続くということがわかります。

事務所に現れた真理の職場の後輩は、バットを持っていました。足音を聞きつけた未来も、ゴルフクラブを持って物陰に隠れていましたが、震災時には火事場泥棒や女性に乱暴をするような事件も起こることがあるそうです。女性が1人で行動する場合には、こうした護身のためのアイテムを持っていると多少心強いのではないかと思いました。

感想

今回は、真理がメインの回でした。今まで強い気持ちを持って2人を守ってきた真理ですが、三軒茶屋の火災のニュースを聞いて、不安と焦りから倒れてしまいます。悪夢を見たり、夫との思い出の夢を見たりしながら、1人で帰るべきか、未来と悠貴と帰るべきか悩む真理。

最終的には「置いていけない」と決意をするのですが、そんな真理のもとに未来たちがバイクを運んできます。2人のやさしさに感謝しつつも、「バイクじゃ3人で帰れないでしょう」と、手をつないで三軒茶屋に向かう様子は、暗い災害後の状況のなかに一筋の希望の光が見えるようでした。

「東京マグニチュード8.0」7話あらすじと感想

続いて第7話「夏の夕暮れ」のあらすじや感想をご紹介します。

あらすじ

三軒茶屋を目指す3人は、救助現場に遭遇し、そこでロボットの絵を描く少年、健斗と出会う。健斗は悠貴に、ハイパーレスキュー隊が救助に使用するロボットについて解説。未来はロボットオタクだとバカにしていたが、将来を真剣に考える言動を目の当たりにし、徐々に健斗に惹かれていく。

7話の学び

救助ロボが、現場で実際にどのような働きをするのかがよくわかる描写が多くありました。がれきを避けたりすることはもちろん、内蔵されたカメラで確認している人がいることは、悠貴が触ると「いたずらをしないように」と注意するシーンからもわかります。

感想

小学校の頃、ロボットに家族を助けられてから救助ロボットを作りたいという夢を持ったと語る健斗を見て、「やりたいことがはっきりしていていいな」と話す未来。これまでは退屈な日々を嘆き、理解のない大人に不満ばかりぶつけていましたが、震災という経験や人のやさしさに触れたことで、徐々に生き方を変えている様子がよく伝わりました。

弟の悠貴は頭痛や嘔吐といった、熱中症や風邪のような症状を訴えます。7話の最後には道端で倒れてしまいますが、悠貴は今後どうなってしまうのか、気になるところです。

「東京マグニチュード8.0」8話あらすじと感想

最後に、第8話「まっしろな朝」のあらすじや学びをご紹介します。

あらすじ

体調不良を訴えていた悠貴はついに倒れてしまう。病院へと運ばれるが、症状が思わしくなく、手術を受けることに。手術を待つことになった未来と真理。いつの間にか眠っていた未来が目を覚ますと、そこには元気な悠貴の姿があった。

8話の学び

倒れている悠貴を目の前に焦る未来に、真理は「動かさないで」と指示を出します。突如倒れてしまう原因はさまざまですが、頭を強くぶつけたような衝撃によるものの場合は、むやみに動かしてはいけません。基本的ですが忘れがちなことを思い出させてくれました。

悠貴が運ばれた病院には、多くのけが人が運ばれていました。一刻を争うような症状の方がが多くいるなか、ただならぬ雰囲気が漂っており、災害後の病院の空気が伝わってきます。

また、真理が病院から災害用伝言ダイヤルにメッセージを残す描写もありました。携帯や固定電話がつながりにくいなか、家族や大切な方と連絡を取る手段として有効です。災害用伝言ダイヤルの使い方は、家族で共有した方がよいな、と改めて感じる場面でした。

感想

暗い病院の廊下で、未来の前に白い布を被った悠貴の姿が現れたり、元気よく中庭でサッカーをする悠貴がいたりと、夢と現実が交じり合ったような回でした。悠貴は手術を受けたのか、それとも本人がいうように点滴を打っただけなのか、真実がよくわからない雰囲気もありましたが、真理の様子を見ていると、悠貴の現在がわかります。

未来に見えている世界と真理に見えている世界が同じになるのは、いつになるのでしょうか。

【注意!】ネタバレ

※ここからは第8話の重要なシーンのネタバレになります。白字で記述しておりますので、気になる方はドラッグしてお読みください。

生きているのか亡くなっているのか、よくわからない悠貴ですが、実は手術を受け亡くなっています。未来は現実を受け入れることができず、悠貴の幻影が見えている状態です。真理が災害用伝言ダイヤルに伝言を残した相手は、自分の家族ではなく未来の両親。「手続きはすみました」と病院の方と話しているのは、恐らく悠貴の死亡に関する内容のことでしょう。

真理の様子を見れば、悠貴が亡くなっていることはわかります。また、悠貴が亡くなったあと、真理と未来が会話をするシーンに、悠貴の姿は映り込みません。さらに、最後のシーンで未来には遠くを歩く悠貴が見えていますが、真理の視線の先に、悠貴の姿はありません。

未来がいつ悠貴の死を受け入れるのかも、今後の見どころだといえるでしょう。

いよいよクライマックスへ!未来は両親に会えるのか

物語もいよいよ終盤へ。真理は三軒茶屋へ、未来と悠貴は世田谷の自宅へ帰ることができるのか、そして家族と無事に再会できるのか、とても気になるところです。地震の被害を受けた町の様子や、登場人物たちの心情を思うと見ていて苦しくなる部分もありますが、最後まで展開を見守っていきたいと思います。

ここまで読んでくださったかたは、ぜひ最終回までお付き合いください。そして、できればご自身の目で、アニメを視聴していただければ幸いです。

備えておこう!おすすめの防災グッズ

これから用意しようと思っている方におすすめなのが「Defend Future」の防災士が監修した防災グッズ。自分でリュックに詰められるようになっていたり、簡単に手に入りやすい紙皿などは除いているなど、個人が防災にきちんと向き合えるようになっています。

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この記事を書いた人

大学・大学院にて日本語学を専攻。日本語教師を経て2018年よりライターに転身。子どもと学べる防災に関心を持ち、日々災害や備えについて勉強中。
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